T-SQLで実現!SQL Serverで現在実行中のプロシージャ名を詳細に取得する方法

2024-06-28

SQL Server で現在実行中のプロシージャ名を取得する方法

OBJECT_ID関数を使用する

SELECT OBJECT_NAME(OBJECT_ID(@@PROCID)) AS CurrentProcedureName;

このクエリは、現在のプロシージャのオブジェクト ID を取得し、OBJECT_NAME関数を使用してその ID に対応するプロシージャ名を返します。

sys.dm_exec_requests動的管理ビューを使用する

SELECT TOP 1 p.name AS CurrentProcedureName
FROM sys.dm_exec_requests req
CROSS APPLY sys.dm_exec_sql_text(req.sql_handle) AS sqlText
WHERE req.status = 'RUNNING'
AND req.text = 'sp_name_here';

このクエリは、sys.dm_exec_requests動的管理ビューを使用して、現在実行中のすべての要求を取得します。 次に、sys.dm_exec_sql_text動的管理関数を使用して、各要求のクエリ テキストを取得します。 最後に、WHERE 句を使用して、現在実行中のプロシージャ名と一致する要求のみをフィルター処理します。

@@PROCIDシステム変数を使用する

DECLARE @ProcName VARCHAR(128);
SET @ProcName = OBJECT_NAME(OBJECT_ID(@@PROCID));
PRINT 'Current Procedure Name: ' + @ProcName;

このコード スニペットは、@@PROCIDシステム変数を使用して現在のプロシージャのオブジェクト ID を取得し、OBJECT_NAME関数を使用してその ID に対応するプロシージャ名を返します。 次に、PRINTステートメントを使用してプロシージャ名をコンソールに出力します。

sp_current_procedureストアド プロシージャを使用する

EXEC sp_current_procedure;

このストアド プロシージャは、現在実行中のプロシージャ名を返します。

  • OBJECT_ID関数 は、最もシンプルで使いやすい方法です。
  • sys.dm_exec_requests動的管理ビュー は、より詳細な情報を取得する必要がある場合に使用します。
  • @@PROCIDシステム変数 は、T-SQLコード内で現在の実行中のプロシージャ名を取得する必要がある場合に使用します。
  • sp_current_procedureストアド プロシージャ は、ストアド プロシージャから現在の実行中のプロシージャ名を取得する必要がある場合に使用します。

次の例は、OBJECT_ID関数を使用して現在実行中のプロシージャ名を取得する方法を示しています。

SELECT OBJECT_NAME(OBJECT_ID(@@PROCID)) AS CurrentProcedureName;

このクエリを実行すると、次の出力が得られます。

CurrentProcedureName
MyStoredProcedure

この例では、MyStoredProcedureという名前のプロシージャが現在実行されています。

補足

  • 上記の方法は、SQL Server 2008以降で使用できます。
  • プロシージャがトリガー内で実行されている場合は、これらの方法を使用してプロシージャ名を取得できない場合があります。



SELECT OBJECT_NAME(OBJECT_ID(@@PROCID)) AS CurrentProcedureName;
SELECT TOP 1 p.name AS CurrentProcedureName
FROM sys.dm_exec_requests req
CROSS APPLY sys.dm_exec_sql_text(req.sql_handle) AS sqlText
WHERE req.status = 'RUNNING'
AND req.text = 'sp_name_here';
DECLARE @ProcName VARCHAR(128);
SET @ProcName = OBJECT_NAME(OBJECT_ID(@@PROCID));
PRINT 'Current Procedure Name: ' + @ProcName;
EXEC sp_current_procedure;

説明

  • 各例は、現在実行中のプロシージャ名を異なる方法で取得します。



    SQL Server で現在実行中のプロシージャ名を取得するその他の方法

    sys.trace_eventsストアド プロシージャを使用する

    EXEC sys.trace_events
    @provider_name = N'SQL Server',
    @event_name = N'SP_STMT_START',
    @action = 2,
    @target_worker_id = @@SPID;
    

    このストアド プロシージャは、現在の SPID で開始されたすべてのストアド プロシージャのイベントをトレースします。 出力は、現在実行中のプロシージャ名を含むいくつかの列を持つテーブルになります。

    CLRを使用してSQL Server Profilerをフックする

    この方法では、C# などの CLR (Common Language Runtime) 言語を使用して、SQL Server Profiler をフックし、現在実行中のプロシージャに関する情報を取得できます。 これは、より複雑な方法ですが、より多くの制御と柔軟性を提供します。

    カスタム トレース イベントを作成する

    この方法では、T-SQL を使用してカスタム トレース イベントを作成し、現在実行中のプロシージャに関する情報を記録できます。 これは、複雑な方法ですが、特定のニーズに合わせたイベントを記録する必要がある場合に役立ちます。

    注意事項

    • 上記の方法は、上級ユーザー向けであり、SQL Server の内部知識が必要です。
    • これらの方法を使用する前に、SQL Server のドキュメントを参照してください。
    • パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、本番環境でこれらの方法を使用する場合は注意が必要です。

    SQL Server で現在実行中のプロシージャ名を取得するには、いくつかの方法があります。 最適な方法は、状況によって異なります。 シンプルで使いやすい方法が必要な場合は、OBJECT_ID関数 または @@PROCIDシステム変数 を使用します。 より詳細な情報を取得する必要がある場合は、sys.dm_exec_requests動的管理ビュー を使用します。 複雑な方法を使用する必要がある場合は、sys.trace_eventsストアド プロシージャCLRを使用したSQL Server Profilerのフックカスタム トレース イベントの作成 を検討してください。


    sql-server sql-server-2008 t-sql


    SQL Server 関数・ストアドプロシージャ・ビュー: 使い分けとサンプルコード

    関数は、数学演算や文字列操作など、単純なタスクを実行するために使用されます。 引数を渡して値を返すことができ、SELECT ステートメントの中で呼び出すことができます。一方、ストアドプロシージャは、複数のSQL ステートメントをまとめて実行するプログラムです。 データベースへのアクセス、複雑な処理の実行、トランザクション制御など、幅広い用途に使用できます。 パラメータを受け取ることができ、出力値を返すこともできます。...


    SQL Serverで再帰セルフ結合をマスターする: 最もシンプルな方法から高度なテクニックまで

    最もシンプルな方法は、WITH句 を使用するものです。このクエリは、以下の処理を行います。WITH recursive cte AS で始まる部分で、CTE(Common Table Expression)を作成します。最初の SELECT ステートメントは、ParentID が NULL である行を選択します。つまり、最上位のノードを取得します。...


    IIS 7 アプリケーションプールの ID を SQL Server ログインとして追加する方法

    メリット:権限の向上: アプリケーションプールがデータベースに直接アクセスできるようになり、データベース操作に必要な権限を付与できます。セキュリティの強化: 個別のログインアカウントを作成することで、セキュリティリスクを軽減できます。トラブルシューティングの簡略化: 問題が発生した場合、原因を特定しやすくなります。...


    システム動的管理ビュー (DMV) を使用してクエリ履歴を表示する:詳細な情報を取得する方法

    SQL Server Management Studio (SSMS) は、SQL Server データベースを管理するためのツールです。SSMS を使用して過去に実行したクエリ履歴を表示するには、いくつかの方法があります。方法クエリエディターの履歴ペインを使用する...


    SQL Server エラー 5: 5(アクセスが拒否されました) の原因と解決方法

    原因サービスアカウントに十分な権限がないファイルまたはレジストリ キーのアクセス許可が正しくないSQL Server サービスが正しくインストールされていないアンチウイルスソフトウェアが SQL Server を妨害している解決方法サービスアカウントの権限を確認する SQL Server サービスは、ローカル システム アカウントまたはドメイン ユーザー アカウントで実行できます。 どちらの場合も、サービスアカウントには、SQL Server が動作するために必要な権限が必要です。 ローカル システム アカウントを使用している場合は、そのアカウントに以下の権限が必要です。 Administrators グループのメンバーであること Log on as a service 権限 必要なファイルやレジストリ キーへのアクセス許可 SQL Server サービス アカウント グループのメンバーであること...


    SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



    SQL Server Management Studio でストアド プロシージャを検索

    SQL Server Management Studio (SSMS) は、SQL Server とやり取りするためのグラフィカル ツールです。SSMS を使用して、データベース内のすべてのストアド プロシージャを一覧表示し、名前でフィルタリングできます。