pgloaderを使ってPostgreSQLからMySQLへデータベースを移行する:ステップバイステップガイド
PostgreSQLからMySQLへデータベースを移行する方法
方法1:pgloaderを使う
pgloaderは、PostgreSQLとMySQL間のデータ移行を専門としたオープンソースツールです。設定ファイルで移行対象のデータベースやテーブルを指定するだけで、自動的にデータの移行を行うことができます。
pgloaderを使う手順
pgloaderをインストールする:
設定ファイルを作成する:
pgloaderを実行する:
方法2:mysqldumpとmysqlを使って移行する
mysqldumpとmysqlは、MySQL標準で提供されているツールです。mysqldumpを使ってPostgreSQLからデータをダンプし、mysqlを使ってMySQLにインポートすることで、データを移行することができます。
mysqldumpとmysqlを使う手順
PostgreSQLからデータをダンプする:
ダンプファイルを加工する:
MySQLにデータをインポートする:
どちらの方法が良いですか?
pgloaderとmysqldumpとmysql、どちらの方法が良いかは、移行するデータ量や複雑さによって異なります。
- mysqldumpとmysql:
- 設定ファイルが不要で、シンプルな操作で移行できる。
- 軽量なツールなので、インストールや設定が簡単。
- 小規模なデータ移行に向いている。
- pgloader:
- データ移行を専門としたツールなので、設定ファイルを作成するだけで簡単に移行できる。
- 複雑なデータ型やスキーマの変換にも対応している。
上記以外にも、さまざまな方法でPostgreSQLからMySQLへデータベースを移行することができます。移行対象の環境や要件に合わせて、最適な方法を選択してください。
- テーブル名: users, items
- データベース名: mydb
移行手順:
# Ubuntuの場合 sudo apt install pgloader
[source database] host = localhost port = 5432 database = mydb user = postgres password = password [destination database] host = localhost port = 3306 database = mydb user = root password = password [tables] * = *
上記の設定ファイルは、
mydb
という名前のPostgreSQLデータベースから、mydb
という名前のMySQLデータベースへ、すべてのテーブルを移行する設定になっています。pgloader config.txt
注意事項
- データベース移行は、データ損失のリスクを伴う作業です。移行前に必ずバックアップを取るようにしてください。
ETL(Extract, Transform, Load)ツールは、データを様々なソースから抽出し、変換し、別の場所にロードするためのツールです。多くのETLツールは、PostgreSQLとMySQLを含む様々なデータベースをサポートしており、GUI上で簡単にデータ移行作業を設定することができます。
代表的なETLツール
クラウドサービスを使う
Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどのクラウドサービスでは、データベース移行を容易にする様々なサービスを提供しています。これらのサービスを利用することで、複雑な設定や操作を行うことなく、簡単にデータを移行することができます。
代表的なクラウドサービス
手動で移行する
pgloaderやmysqldump & mysqlなどのツールを使わずに、手動でSQLスクリプトを作成してデータを移行することも可能です。この方法は、移行対象のデータが比較的小規模で、複雑なスキーマを持っていない場合に有効です。
- 移行対象のデータ量が多い場合や、複雑なスキーマを持っている場合は、手動で移行するのは困難な場合が多いです。
- 手動で移行する場合は、SQLに関する十分な知識が必要です。
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