【超便利!】Show Procedures/Functions MySQL Command Lineでできること
MySQLコマンドラインでストアドプロシージャや関数を表示するには、SHOW
コマンドを使用します。このコマンドは、データベース内のストアドプロシージャや関数のリストを表示したり、特定のプロシージャや関数の詳細情報を表示したりすることができます。
コマンド
SHOW [PROCEDURE | FUNCTION] [db_name.routine_name]
PROCEDURE
: ストアドプロシージャを表示します。FUNCTION
: 関数を表示します。db_name
: ストアドプロシージャや関数が存在するデータベースの名前です。省略すると、現在のデータベースが使用されます。routine_name
: 表示したいストアドプロシージャや関数の名前です。省略すると、すべてのストアドプロシージャや関数が表示されます。
オプション
LIKE
: 名前の一部を指定して、一致するストアドプロシージャや関数を検索できます。WHERE
: 条件を指定して、ストアドプロシージャや関数をフィルタリングできます。\G
: 縦並びで表示します。
例
- 現在のデータベースにあるすべてのストアドプロシージャを表示する
SHOW PROCEDURE
test_db
データベースにあるすべての関数を表示する
SHOW FUNCTION test_db.*
- 名前が
get_user
で始まるストアドプロシージャを表示する
SHOW PROCEDURE LIKE 'get_user%'
created_at
が2024-03-31
以降のストアドプロシージャを表示する
SHOW PROCEDURE WHERE created_at >= '2024-03-31'
SHOW PROCEDURE CODE get_user_info
補足
SHOW
コマンドは、MySQL WorkbenchなどのGUIツールでも使用できます。- ストアドプロシージャや関数は、データベーススキーマの一部として保存されます。
- ストアドプロシージャや関数は、SQLクエリをまとめることで、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。
ストアドプロシージャ
DELIMITER //
CREATE PROCEDURE get_user_info(
IN user_id INT,
OUT user_name VARCHAR(255),
OUT email VARCHAR(255)
)
BEGIN
SELECT user_name, email
FROM users
WHERE user_id = user_id;
END //
DELIMITER ;
関数
DELIMITER //
CREATE FUNCTION get_user_count()
RETURNS INT
BEGIN
RETURN (SELECT COUNT(*) FROM users);
END //
DELIMITER ;
使用例
# すべてのストアドプロシージャを表示する
SHOW PROCEDURE;
# `test_db`データベースにあるすべての関数を表示する
SHOW FUNCTION test_db.*;
# 名前が`get_user`で始まるストアドプロシージャを表示する
SHOW PROCEDURE LIKE 'get_user%';
# `created_at`が`2024-03-31`以降のストアドプロシージャを表示する
SHOW PROCEDURE WHERE created_at >= '2024-03-31';
# `get_user_info`ストアドプロシージャの詳細情報を表示する
SHOW PROCEDURE CODE get_user_info;
# `get_user_info`ストアドプロシージャを実行する
CALL get_user_info(1, @user_name, @email);
# `get_user_count`関数を呼び出す
SELECT get_user_count();
補足
- 上記のサンプルコードは、MySQL 8.0で使用できます。
MySQLコマンドラインでストアドプロシージャ/関数を表示する他の方法
INFORMATION_SCHEMA
データベースには、ROUTINES
テーブルというテーブルがあり、ストアドプロシージャや関数の情報が格納されています。このテーブルを使用して、ストアドプロシージャや関数を表示することができます。
SELECT *
FROM INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES
WHERE ROUTINE_TYPE IN ('PROCEDURE', 'FUNCTION');
mysqldump
コマンドを使用して、データベースをダンプすると、ストアドプロシージャや関数の定義も含まれます。
mysqldump -u root -p test_db > test_db.sql
生成されたtest_db.sql
ファイルを開くと、ストアドプロシージャや関数の定義を確認することができます。
GUIツールを使用する
MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使用すると、ストアドプロシージャや関数を簡単に表示することができます。
直接ソースコードを見る
ストアドプロシージャや関数は、データベースサーバー上のファイルに保存されています。これらのファイルを直接開くことで、ストアドプロシージャや関数のソースコードを確認することができます。
情報取得ツールを使う
Navicat for MySQLなどの情報取得ツールを使うと、ストアドプロシージャや関数の情報をわかりやすく表示することができます。
それぞれの方法のメリットとデメリット
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
SHOW コマンド | 簡単 | 詳細情報が少ない |
INFORMATION_SCHEMA テーブル | 詳細情報が多い | 複雑 |
mysqldump コマンド | ファイル出力 | 全体の情報も出力される |
GUIツール | 簡単 | GUIツールのインストールが必要 |
直接ソースコードを見る | 詳細情報 | 専門知識が必要 |
情報取得ツール | わかりやすい | ツールの購入が必要 |
- 簡単な方法でストアドプロシージャや関数のリストを表示したい場合は、
SHOW
コマンドを使用します。 - 詳細情報を表示したい場合は、
INFORMATION_SCHEMA
テーブルを使用するか、GUIツールを使用します。 - ストアドプロシージャや関数のソースコードを確認したい場合は、直接ソースコードを見るか、
mysqldump
コマンドを使用します。
mysql database stored-procedures