【初心者向け】T-SQL != と <> の使い分け

2024-04-02

T-SQLで!=と<> どっちを使う?

歴史

  • <>: 1980年代から存在する、歴史のある演算子
  • !=: SQL Server 2008で導入された比較的新しい演算子

読みやすさ

  • <>: 見た目的に分かりにくく、初心者には誤解を招きやすい
  • !=: プログラミング言語でよく使われる記号で、読みやすい

パフォーマンス

  • !=: わずかに高速
  • <>: ほとんどの場合、パフォーマンスの違いは無視できる

互換性

  • <>: すべてのデータベースで動作
  • !=: 古いデータベースでは動作しない可能性がある

その他

  • !=: 一部のツールでは、<>よりも優先的に解釈される
  • 可読性と互換性を重視する場合は <>
  • パフォーマンスを重視する場合は !=
  • コードの統一性を重視する場合は、プロジェクト内で統一する

補足

  • どちらの演算子も、NULL値と比較する際には注意が必要です。詳細は以下の記事を参照してください。

Access SQL と SQL Server TSQL の比較 - Microsoft Support: https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/access-sql-%E3%81%A8-sql-server-tsql-%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83-f09f180f-c005-4ff3-812f-14a5eb7902c8

  • その他、T-SQLの演算子について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参照してください。



-- != を使用
SELECT *
FROM Employees
WHERE Salary != 100000;

-- <> を使用
SELECT *
FROM Employees
WHERE Salary <> 100000;

このコードは、Salary列が100000と等しくないすべての従業員のレコードを返します。

  • 上記の例では、!=<>は同じ結果を返します。
  • しかし、NULL値との比較など、状況によっては異なる結果を返す場合もあります。



他の方法

CASE式

SELECT *
FROM Employees
CASE Salary
    WHEN 100000 THEN 'Equal'
    ELSE 'Not Equal'
END AS SalaryStatus;

このコードは、Salary列が100000と等しい場合はEqual等しくない場合はNot Equalを返します。

IS NOT NULL

SELECT *
FROM Employees
WHERE Salary IS NOT NULL
AND Salary != 100000;

NOT EXISTS

SELECT *
FROM Employees
WHERE NOT EXISTS (
    SELECT *
    FROM Salaries
    WHERE Salary = 100000
);

これらの方法は、それぞれ異なる状況で役立ちます。

  • 上記の例は、!=<>の代替方法としていくつかの例を示しています。
  • それぞれの方法のメリットとデメリットを理解した上で、最適な方法を選択してください。

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