Amazon RDS for MySQL で「Access denied; you need (at least one of) the SUPER privilege(s) for this operation」エラーを解決するサンプルコード

2024-04-14

Amazon RDS for MySQL で発生する "Access denied; you need (at least one of) the SUPER privilege(s) for this operation" エラーの解決策

SUPER 権限は、MySQL インスタンスに対して最も強力な権限であり、以下の操作を含む、ほぼすべての操作を実行できます。

  • ユーザーの作成と削除
  • テーブルの作成、変更、削除
  • データの挿入、更新、削除
  • 権限の付与と取り消し
  • インスタンスの設定変更

SUPER 権限は、セキュリティ上の理由から、極めて慎重に付与する必要があります。通常、この権限は、データベース管理者のみが付与されます。

このエラーメッセージが表示される主な原因は以下の2つです。

  1. ユーザーに十分な権限がない: このエラーメッセージが表示される最も一般的な理由は、ユーザーに実行しようとしている操作に必要な権限がないことです。例えば、ユーザーが新しいデータベースを作成しようとしている場合、CREATE DATABASE 権限を持っている必要があります。
  2. 誤ったクレデンシャルを使用している: 正しいユーザー名とパスワードでログインしていても、このエラーメッセージが表示される場合があります。これは、ユーザー名が誤っているか、パスワードが間違っている可能性があります。

このエラーメッセージを解決するには、以下の手順を実行します。




Amazon RDS for MySQL で "Access denied; you need (at least one of) the SUPER privilege(s) for this operation" エラーを解決するサンプルコード

注意: このコードはあくまでも例であり、実際の環境に合わせて変更する必要があります。

前提条件:

  • Amazon RDS for MySQL インスタンスに接続できる
  • ユーザー名とパスワードを持っている

コード:

-- ユーザーに SUPER 権限を付与する
GRANT SUPER ON *.* TO 'username'@'hostname';

-- 権限をフラッシュする
FLUSH PRIVILEGES;

説明:

このコードは、以下の操作を実行します。

  1. GRANT SUPER ON *.* TO 'username'@'hostname'; コマンドは、username という名前のユーザーに、すべてのデータベース ( * ) とすべての権限 ( * ) に対する SUPER 権限を付与します。
  2. FLUSH PRIVILEGES; コマンドは、権限キャッシュをフラッシュし、新しい権限を有効にします。

コードの実行方法:

  1. MySQL クライアントに接続します。
  2. 上記のコードを貼り付けます。
  3. Enter キーを押して実行します。

成功した場合:

このコードが成功すると、ユーザーは SUPER 権限を持ち、Access denied; you need (at least one of) the SUPER privilege(s) for this operation エラーが発生しなくなります。

このコードが失敗した場合、以下の原因が考えられます。

  • ユーザーに SUPER 権限を付与する権限を持っていない

警告:

このコードを実行する前に、データベースのバックアップを取ることをお勧めします。




Amazon RDS for MySQL で "Access denied; you need (at least one of) the SUPER privilege(s) for this operation" エラーを解決するその他の方法

IAM ポリシーを使用して、ユーザーに RDS インスタンスに対する必要な権限を付与することができます。これにより、SUPER 権限を付与する必要がなくなり、セキュリティを強化することができます。

IAM ポリシーを使用して権限を付与する手順:

  1. ナビゲーション ペインで ポリシー を選択します。
  2. ポリシーの作成 をクリックします。
  3. ポリシージェネレーター タブを選択します。
  4. AWS サービスAmazon RDS を選択します。
  5. 操作RDS へのアクセス を選択します。
  6. リソース で、RDS インスタンスを選択します。
  7. アクション で、必要なアクションを選択します。
  8. 次へ: タグ をクリックします。
  9. (オプション) タグをポリシーに付けます。
  10. ポリシーの名前と説明を入力します。
  11. ユーザーまたはグループにポリシーをアタッチします。

マスターユーザーを使用して操作を実行する

マスターユーザーは、RDS インスタンスに対してすべての権限を持つデフォルトのユーザーです。SUPER 権限を持つユーザーがいない場合は、マスターユーザーを使用して操作を実行することができます。

  1. マスターユーザーのユーザー名とパスワードでログインします。
  2. 操作を実行します。

RDS 管理コンソールを使用して、多くの操作を実行することができます。これにより、SQL コードを記述する必要がなくなり、より簡単に操作を実行することができます。

  1. データベース タブを選択します。
  2. 操作 ペインで、必要な操作を選択します。

注意事項:

  • IAM ポリシーを使用して権限を付与する方法は、最も安全な方法です。
  • マスターユーザーを使用して操作を実行する場合は、強力なパスワードを設定し、安全に保管してください。
  • RDS 管理コンソールを使用して操作を実行する場合は、必要な権限を持つユーザーでログインしていることを確認してください。

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