あの面倒な権限付与もラクラク!SQL Server 2000でシステムビューを活用したストアドプロシージャアクセス許可設定

2024-06-09

SQL Server 2000 でデータベース内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与する方法

このチュートリアルでは、SQL Server 2000 データベース内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与する方法について説明します。

要件

  • SQL Server 2000 がインストールおよび構成されていること
  • データベースへのアクセス権を持つユーザー アカウント

方法

以下の 2 つの方法で、データベース内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与することができます。

方法 1: SQL Server Management Studio を使用する

  1. SQL Server Management Studio を開き、データベースに接続します。
  2. オブジェクト エクスプローラーで、権限を付与するデータベースを展開します。
  3. プログラミング フォルダを展開します。
  4. ストアド プロシージャ フォルダを展開します。
  5. 権限を付与するすべてのストアド プロシージャを選択します。
  6. 右クリックして プロパティ を選択します。
  7. ストアド プロシージャのプロパティ ダイアログ ボックスで、 権限 ページを選択します。
  8. ユーザー または ロール ボックスで、権限を付与するユーザーまたはロールを選択します。
  9. 明示的な権限 グリッドで、 EXECUTE 権限を選択します。
  10. OK をクリックします。

方法 2: T-SQL を使用する

  1. 標準バーの 新しいクエリ ボタンをクリックします。
  2. 以下の T-SQL スクリプトをクエリ エディタに貼り付けます。
GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO [ユーザー名];
  1. [ユーザー名] を、権限を付与するユーザーの名前に置き換えます。

追加のヒント

  • 特定のスキーマ内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与するには、次のスクリプトを使用します。
GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO [ユーザー名];
    GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO PUBLIC;
    

    注意事項

    • ユーザーに EXECUTE 権限を付与すると、そのユーザーはストアド プロシージャを実行できますが、ストアド プロシージャを変更することはできません。
    • ストアド プロシージャを変更する権限をユーザーに付与するには、ALTER 権限も付与する必要があります。



      サンプルコード:SQL Server 2000 でデータベース内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与する

      -- 特定のユーザーにすべてのストアド プロシージャへの実行権限を付与する
      
      GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO [ユーザー名];
      
      -- データベース内のすべてのストアド プロシージャに対してすべてのユーザーに実行権限を付与する
      
      GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO PUBLIC;
      

      説明

      • GRANT EXECUTE:この句は、EXECUTE 権限を付与することを指定します。
      • ON SCHEMA::PROCEDURE:この句は、権限を付与するオブジェクトの種類とスキーマを指定します。この場合、SCHEMA は既定のスキーマを指し、PROCEDURE はストアド プロシージャを指します。
      • TO [ユーザー名]:この句は、権限を付与するユーザーを指定します。

      以下の例は、myuser というユーザーにデータベース mydb 内のすべてのストアド プロシージャに対して実行権限を付与します。

      GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO myuser;
      
      GRANT EXECUTE ON SCHEMA::PROCEDURE TO PUBLIC;
      
      • 上記のスクリプトを実行する前に、SQL Server Management Studio でデータベースに接続していることを確認してください。



      SQL Server 2000 でデータベース内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与するその他の方法

      方法 3: システム ビューを使用する

        DECLARE @sql NVARCHAR(4000);
        
        SELECT @sql = N'GRANT EXECUTE ON ' + OBJECT_SCHEMA(o.object_id) + '.' +
                          OBJECT_NAME(o.object_id) + ' TO ' + N'[' + @user + ']';
        
        FROM sys.procedures o
        WHERE o.is_ms_shipped = 0;
        
        EXEC sp_executesql @sql;
        

          方法 4: PowerShell を使用する

          1. PowerShell を開きます。
          2. 以下の PowerShell コマンドレットを実行します。
          $user = "ユーザー名"
          $database = "データベース名"
          
          $procedures = Get-SqlDatabaseStoredProcedure -DatabaseName $database
          
          foreach ($procedure in $procedures) {
              GRANT-SqlDatabaseStoredProcedurePermission -DatabaseName $database -StoredProcedureName $procedure.ProcedureName -User $user -PermissionType Execute
          }
          
          1. $database 変数に、データベースの名前を置き換えます。
          2. Enter キーを押します。

          方法 5: SSIS パッケージを使用する

          1. SQL Server Integration Services (SSIS) を使用して、パッケージを作成します。
          2. パッケージで、以下のタスクを実行します。
            • ForEach Loop コンテナー: このコンテナーは、データベース内のすべてのストアド プロシージャを反復します。
            • Execute SQL Task: このタスクは、GRANT EXECUTE ステートメントを実行して、現在のストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与します。
          3. パッケージを実行します。
          • 方法 3 と方法 4 は、PowerShell を使用してスクリプトを実行するため、ある程度の PowerShell スクリプティングの知識が必要です。
          • 方法 5 は、SSIS パッケージを作成および実行するため、SSIS の知識が必要です。

          SQL Server 2000 でデータベース内のすべてのストアド プロシージャに対してユーザーに実行権限を付与するには、さまざまな方法があります。ニーズに合った方法を選択してください。


          sql sql-server sql-server-2000


          Bツリーインデックス、ハッシュインデックス、ビットマップインデックス: それぞれの役割と違い

          主なインデックスの種類Bツリーインデックス: 最も一般的なインデックス。データの階層構造を管理し、効率的な検索とデータ範囲の取得を実現します。ハッシュインデックス: 特定の値に基づいてデータを直接参照できるインデックス。等価検索に非常に高速ですが、範囲検索には不向きです。...


          ID列の命名規則:MySQL、PostgreSQL、SQL Server、Oracle Database

          データベーステーブルのID列の名前は、データベース全体の一貫性と理解性を向上するために、明確な命名規則に従うことが重要です。このガイドでは、ID列の命名規則に関する一般的なベストプラクティスと、さまざまなデータベース管理システム (DBMS) で推奨される命名規則について説明します。...


          データベースを守る!SSMSでトランザクションログをバックアップする方法

          MS SQL Server Management Studio (SSMS) は、Microsoft SQL Server データベースを管理するための強力なツールです。トランザクションは、データベース内のデータの一貫性を保つために不可欠な機能です。SSMS は、トランザクションを管理するためのさまざまな機能を提供しています。...


          「ERROR: permission denied for sequence cities_id_seq using Postgres」を解決する

          このエラーは、PostgreSQLでシーケンス cities_id_seq を使用しようとした際に、必要な権限がない場合に発生します。原因このエラーが発生する主な原因は次の2つです。シーケンス cities_id_seq に対する使用権限 (USAGE) がない。...


          SQL SQL SQL Amazon で見る



          SQL Serverの権限管理:GRANT EXECUTEでストアドプロシージャを安全に制御

          SQL Server では、GRANT EXECUTE ステートメントを使用して、ユーザーまたはロールに特定のストアド プロシージャ、またはすべてのストアド プロシージャに対する EXECUTE 権限を付与することができます。この権限があると、ユーザーまたはロールは、そのプロシージャを実行することができます。