TRY...CATCHブロックで一時テーブル作成時のエラーを処理する

2024-04-02

SQL Serverで一時テーブルが存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから作成する

このチュートリアルでは、SQL Server で一時テーブルが存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから作成する方法について説明します。

方法

以下の2つの方法があります。

  1. IF EXISTS ステートメントを使用する
  2. sys.objects カタログビューを使用する

IF EXISTS ステートメントを使用する

IF EXISTS ステートメントを使用すると、一時テーブルが存在するかどうかを確認してから作成することができます。

IF EXISTS (SELECT * FROM sys.objects WHERE name = 'temp_table' AND type = 'U')
BEGIN
    DROP TABLE temp_table;
END

CREATE TABLE temp_table (
    id INT,
    name VARCHAR(50)
);

このコードは、まず sys.objects カタログビューを使用して temp_table という名前の一時テーブルが存在するかどうかを確認します。存在する場合は、DROP TABLE ステートメントを使用して削除します。その後、CREATE TABLE ステートメントを使用して新しい一時テーブルを作成します。

sys.objects カタログビューを使用する

sys.objects カタログビューを使用すると、一時テーブルの一覧を取得することができます。

SELECT name
FROM sys.objects
WHERE type = 'U'

-- 一時テーブルを削除する
DROP TABLE temp_table;

-- 新しい一時テーブルを作成する
CREATE TABLE temp_table (
    id INT,
    name VARCHAR(50)
);



-- 一時テーブルが存在するかどうかを確認する
IF EXISTS (SELECT * FROM sys.objects WHERE name = 'temp_table' AND type = 'U')
BEGIN
    -- 一時テーブルが存在する場合は削除する
    DROP TABLE temp_table;
END

-- 新しい一時テーブルを作成する
CREATE TABLE temp_table (
    id INT,
    name VARCHAR(50)
);

-- 一時テーブルにデータ挿入
INSERT INTO temp_table (id, name) VALUES (1, 'John Doe');
INSERT INTO temp_table (id, name) VALUES (2, 'Jane Doe');

-- 一時テーブルの内容を表示
SELECT * FROM temp_table;

-- 一時テーブルを削除する
DROP TABLE temp_table;

このコードを実行すると、以下の結果が出力されます。

(1, John Doe)
(2, Jane Doe)

一時テーブルは、処理が終わったら削除することを忘れないでください。




一時テーブルが存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから作成する他の方法

TRY...CATCH ブロックを使用すると、エラーが発生した場合に処理を分岐させることができます。

BEGIN TRY
    CREATE TABLE temp_table (
        id INT,
        name VARCHAR(50)
    );
END TRY
BEGIN CATCH
    IF ERROR_NUMBER() = 2714
        DROP TABLE temp_table;
END CATCH

このコードは、まず CREATE TABLE ステートメントを使用して一時テーブルを作成しようとします。このとき、テーブルが既に存在する場合、エラー番号 2714 が発生します。CATCH ブロックでは、エラー番号を確認し、エラー番号 2714 の場合は DROP TABLE ステートメントを使用して一時テーブルを削除します。

tempdb データベースを使用する

tempdb データベースは、一時的なデータを保存するために使用されます。tempdb データベースに作成されたテーブルは、接続が切断されると自動的に削除されます。

USE tempdb;

CREATE TABLE temp_table (
    id INT,
    name VARCHAR(50)
);

-- 一時テーブルにデータ挿入
INSERT INTO temp_table (id, name) VALUES (1, 'John Doe');
INSERT INTO temp_table (id, name) VALUES (2, 'Jane Doe');

-- 一時テーブルの内容を表示
SELECT * FROM temp_table;

-- 接続を切断すると、temp_table は自動的に削除されます

このコードは、まず tempdb データベースに接続します。その後、CREATE TABLE ステートメントを使用して一時テーブルを作成します。一時テーブルにデータ挿入後、接続を切断すると、temp_table は自動的に削除されます。

上記の方法以外にも、一時テーブルが存在するかどうかを確認し、存在する場合は削除してから作成する方法があります。


sql-server sql-server-2005 temp-tables


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