SQLite の設定を変更してパフォーマンスを向上させる

2024-04-02

SQLite のデフォルト設定を変更する方法

設定ファイル

SQLite の設定は、sqlite3.conf というファイルで管理されます。このファイルは、通常、SQLite のインストールディレクトリにあります。

設定項目

変更可能な設定項目はたくさんありますが、ここでは最も重要な項目をいくつか紹介します。

  • sYNC: データベースの変更をディスクに書き込むタイミングを制御します。デフォルトは NORMAL ですが、パフォーマンスを向上させるために FULL に変更することができます。
  • PRAGMA journal_mode: ジャーナリングモードを設定します。デフォルトは WAL ですが、安全性とパフォーマンスのバランスを考慮して DELETE に変更することができます。
  • PRAGMA cache_size: キャッシュサイズを設定します。デフォルトは 2000 ページですが、メモリ使用量とパフォーマンスのバランスを考慮して調整することができます。
  • PRAGMA foreign_keys: 外部キー制約を有効または無効にします。デフォルトは OFF ですが、データ整合性を保つために ON に変更することができます。

設定方法

設定を変更するには、sqlite3.conf ファイルを編集する必要があります。

  1. テキストエディタで sqlite3.conf ファイルを開きます。
  2. 変更したい設定項目を探します。
  3. 設定値を変更します。
  4. ファイルを保存します。

設定の確認

設定が正しく反映されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。

sqlite3> .show settings

このコマンドを実行すると、すべての設定項目とその値が表示されます。

SQLite の設定について詳しくは、次のリソースを参照してください。

変更例

以下に、いくつかの設定変更例を示します。

パフォーマンスの向上

# 同期モードを "FULL" に変更
sYNC = FULL

# ジャーナリングモードを "DELETE" に変更
PRAGMA journal_mode = DELETE

# キャッシュサイズを 4000 ページに増やす
PRAGMA cache_size = 4000

データ整合性の確保

# 外部キー制約を有効にする
PRAGMA foreign_keys = ON

SQLite のデフォルト設定を変更することで、パフォーマンスや使いやすさを向上させることができます。設定を変更する前に、変更内容がデータベースにどのような影響を与えるかを理解することが重要です。




設定ファイルの読み込み

import sqlite3

# 設定ファイルを読み込む
with open("sqlite3.conf", "r") as f:
    config = f.read()

# 設定内容を解析する
# ...

# 設定を適用する
# ...

設定の変更

# 接続を作成する
conn = sqlite3.connect("database.sqlite")

# 設定値を取得する
pragma_foreign_keys = conn.execute("PRAGMA foreign_keys").fetchone()[0]

# 設定値を変更する
conn.execute("PRAGMA foreign_keys = ON")

# 変更をコミットする
conn.commit()

# 接続を閉じる
conn.close()

設定の確認

# 接続を作成する
conn = sqlite3.connect("database.sqlite")

# 設定値を取得する
settings = conn.execute(".show settings").fetchall()

# 設定値を表示する
for setting in settings:
    print(f"{setting[0]}: {setting[1]}")

# 接続を閉じる
conn.close()

注意事項

  • 設定を変更する前に、必ずデータベースのバックアップを取るようにしてください。
  • 設定によっては、データベースの互換性が失われる可能性があります。
  • 設定を変更する前に、変更内容がデータベースにどのような影響を与えるかを理解することが重要です。



コマンドラインツール

設定の表示

sqlite3> .show settings

設定の変更

sqlite3> PRAGMA foreign_keys = ON

GUI ツール

SQLite の設定を変更するために使用できる GUI ツールもいくつかあります。これらのツールは、設定の変更をより簡単にすることができます。

SQLite の設定を変更するには、さまざまな方法があります。自分に合った方法を選択してください。


sqlite


SQLiteテーブルの最大行数を制限する方法

デフォルトでは、SQLiteテーブルの最大行数は約21億4748万行です。これは非常に大きな数ですが、場合によってはアプリケーションのニーズを満たさないことがあります。テーブルの最大行数を制限する方法はいくつかあります。以下では、2つの一般的な方法をご紹介します。...


SQLite: ROWID疑似列を使用して最後の自動増加IDを取得する方法

last_insert_rowid() 関数は、最後に挿入されたレコードの自動増加IDを取得します。この関数は、挿入ステートメントが実行された後、同じ接続内で呼び出す必要があります。SELECT ステートメントを使用して、rowid 列から最後のIDを取得することもできます。...


SQLiteOpenHelperで作るスレッドセーフなAndroidアプリ開発:排他ロックと読み取りロック

Androidアプリ開発において、SQLiteデータベースはデータを永続的に保存するために広く使用されています。しかし、複数スレッドから同時にデータベースにアクセスする場合、スレッド競合と呼ばれる問題が発生する可能性があります。この問題を防ぐために、SQLiteデータベースはデフォルトでスレッドセーフではありません。そのため、複数のスレッドからデータベースにアクセスする場合は、適切なロック機構を用いて同期処理を行う必要があります。...


SQLite: UPDATEコマンドを使ってデータベースを更新する

このチュートリアルでは、SQLite コマンドをすべてのテーブルに適用する方法を説明します。これは、データベース全体に対して一括操作を実行する必要がある場合に役立ちます。接続を確立するまず、SQLite データベースへの接続を確立する必要があります。これを行うには、次のコードを使用します。...


HibernateとSQLiteでCRUDアプリケーションを作成する

Hibernateは、Javaアプリケーションにおけるオブジェクト/リレーショナルマッピング(ORM)フレームワークとして広く使用されています。一方、SQLiteは、軽量で高速なオープンソースのデータベースエンジンです。この2つの技術を組み合わせることで、開発者は、複雑なデータベース操作を簡潔なJavaコードで処理することができます。...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



ビューでデフォルト値を含む新しいテーブルを作成

SQLiteでデフォルト値を追加するには、以下の2つの方法があります。テーブルを作成する際に、DEFAULTキーワードを使用してデフォルト値を指定します。この例では、usersというテーブルを作成し、3つの列を定義しています。id列は、主キーであり、自動的にインクリメントされる整数です。


【初心者向け】SQLiteでPRAGMA設定を自在に操る!変更方法と便利コマンド集

PRAGMA設定を変更する基本構文例:ジャーナリングモードをWALに変更注意事項PRAGMAコマンドは、データベース接続に対して実行する必要があります。設定によっては、データベースを再起動する必要がある場合があります。変更を行う前に、現在の設定値を確認することをお勧めします。