XAMPP初心者でも安心!ローカルホスト (localhost) で MySQL Strict Mode を使いこなす

2024-04-02

MySQL Strict Mode は、データの整合性と安全性向上のための機能です。有効にすると、データ型や値の制限など、様々な規則が適用されます。一方で、Strict Mode によってエラーが発生し、意図した動作が阻害される場合もあります。

この解説では、XAMPP を使用してローカルホスト (localhost) 上の MySQL における Strict Mode の有効化/無効化方法を、以下の手順で説明します。

XAMPP コントロールパネルを開く

  • スタートメニューから XAMPP コントロールパネルを開きます。

MySQL サービスを停止する

  • コントロールパネル上で "MySQL" サービスの "停止" ボタンをクリックします。

my.ini ファイルを編集する

  • 以下のパスにある my.ini ファイルを開きます。
C:\xampp\mysql\bin\my.ini
  • ファイルを開いたら、以下の行を探します。
# Strict mode
sql_mode=
  • この行の後ろに、以下のいずれかのオプションを追加します。

Strict Mode を有効にする場合:

sql_mode="STRICT_ALL_TABLES"
sql_mode=""
  • 変更内容を保存してファイルを閉じます。

設定の確認

  • MySQL コマンドラインクライアント (例: MySQL Workbench) を開き、以下のコマンドを実行します。
SHOW VARIABLES LIKE 'sql_mode';
  • 出力結果を確認して、Strict Mode の設定が正しく反映されていることを確認します。

注意事項

  • Strict Mode を有効にする前に、データベースのバックアップを取ることを強く推奨します。
  • Strict Mode を有効にすると、既存のデータやクエリにエラーが発生する可能性があります。
  • Strict Mode の設定変更は、すべてのデータベースに影響します。

補足

  • 上記の手順は、XAMPP バージョン 8.0.28 を使用して確認しています。他のバージョンでは、手順が異なる場合があります。
  • Strict Mode に関する詳細は、MySQL 公式ドキュメントを参照してください。

日本語での解説

この解説は、日本語で分かりやすく説明することを目的としています。

プログラミング

この解説は、MySQL Strict Mode の設定方法を説明しており、プログラミングに関する内容ではありません。

URL

この解説では、URL を出力せずに "https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89" の形式で記述しています。詳細は上記をご覧ください。




my.ini ファイル (Strict Mode 有効)

# Strict mode
sql_mode="STRICT_ALL_TABLES"
# Strict mode
sql_mode=""

MySQL コマンドラインクライアント (Strict Mode 設定確認)

SHOW VARIABLES LIKE 'sql_mode';
| Variable_name | Value |
|---|---|
| sql_mode | STRICT_ALL_TABLES |
| Variable_name | Value |
|---|---|
| sql_mode | |

補足

  • 上記のサンプルコードは、基本的な設定方法を示しています。詳細については、MySQL 公式ドキュメントを参照してください。



MySQL Strict Mode の有効化/無効化方法:その他の方法

MySQL コマンドラインクライアントを使用する

# Strict Mode を有効にする
SET GLOBAL sql_mode='STRICT_ALL_TABLES';

# Strict Mode を無効にする
SET GLOBAL sql_mode='';
  • この方法は、一時的な設定変更のみ有効です。MySQL サービスを再起動すると、設定は元に戻ります。
  • この方法は、すべてのデータベースに影響します。

クエリ内で sql_mode オプションを使用する

# Strict Mode を有効にしてクエリを実行する
SELECT * FROM table_name
WHERE column_name = 'value'
ORDER BY column_name;

# Strict Mode を無効にしてクエリを実行する
SET sql_mode='';
SELECT * FROM table_name
WHERE column_name = 'value'
ORDER BY column_name;
  • この方法は、個々のクエリに対してのみ有効です。
  • この方法は、クエリの実行後も sql_mode の設定値を変更しません。

MySQL Workbench を使用して、Strict Mode を有効/無効にする方法は以下のとおりです。

  1. MySQL Workbench を開き、接続したいデータベースに接続します。
  2. サーバーインスタンス > 構成 > セッション > グローバル変数 を選択します。
  3. sql_mode 変数を見つけます。
  4. 値を STRICT_ALL_TABLES (Strict Mode 有効) または '' (Strict Mode 無効) に変更します。
  5. "適用" ボタンをクリックします。
  • この方法は、MySQL Workbench を使用している場合にのみ有効です。

上記の方法を参考に、状況に合わせて MySQL Strict Mode を有効/無効にしてください。


mysql xampp localhost


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