XAMPP初心者でも安心!ローカルホスト (localhost) で MySQL Strict Mode を使いこなす
MySQL Strict Mode は、データの整合性と安全性向上のための機能です。有効にすると、データ型や値の制限など、様々な規則が適用されます。一方で、Strict Mode によってエラーが発生し、意図した動作が阻害される場合もあります。
この解説では、XAMPP を使用してローカルホスト (localhost) 上の MySQL における Strict Mode の有効化/無効化方法を、以下の手順で説明します。
XAMPP コントロールパネルを開く
- スタートメニューから XAMPP コントロールパネルを開きます。
MySQL サービスを停止する
- コントロールパネル上で "MySQL" サービスの "停止" ボタンをクリックします。
my.ini ファイルを編集する
- 以下のパスにある
my.ini
ファイルを開きます。
C:\xampp\mysql\bin\my.ini
- ファイルを開いたら、以下の行を探します。
# Strict mode
sql_mode=
- この行の後ろに、以下のいずれかのオプションを追加します。
Strict Mode を有効にする場合:
sql_mode="STRICT_ALL_TABLES"
sql_mode=""
- 変更内容を保存してファイルを閉じます。
設定の確認
- MySQL コマンドラインクライアント (例: MySQL Workbench) を開き、以下のコマンドを実行します。
SHOW VARIABLES LIKE 'sql_mode';
- 出力結果を確認して、Strict Mode の設定が正しく反映されていることを確認します。
注意事項
- Strict Mode を有効にする前に、データベースのバックアップを取ることを強く推奨します。
- Strict Mode を有効にすると、既存のデータやクエリにエラーが発生する可能性があります。
- Strict Mode の設定変更は、すべてのデータベースに影響します。
補足
- 上記の手順は、XAMPP バージョン 8.0.28 を使用して確認しています。他のバージョンでは、手順が異なる場合があります。
- Strict Mode に関する詳細は、MySQL 公式ドキュメントを参照してください。
日本語での解説
この解説は、日本語で分かりやすく説明することを目的としています。
プログラミング
この解説は、MySQL Strict Mode の設定方法を説明しており、プログラミングに関する内容ではありません。
URL
この解説では、URL を出力せずに "https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89" の形式で記述しています。詳細は上記をご覧ください。
my.ini ファイル (Strict Mode 有効)
# Strict mode
sql_mode="STRICT_ALL_TABLES"
# Strict mode
sql_mode=""
MySQL コマンドラインクライアント (Strict Mode 設定確認)
SHOW VARIABLES LIKE 'sql_mode';
| Variable_name | Value |
|---|---|
| sql_mode | STRICT_ALL_TABLES |
| Variable_name | Value |
|---|---|
| sql_mode | |
補足
- 上記のサンプルコードは、基本的な設定方法を示しています。詳細については、MySQL 公式ドキュメントを参照してください。
MySQL Strict Mode の有効化/無効化方法:その他の方法
MySQL コマンドラインクライアントを使用する
# Strict Mode を有効にする
SET GLOBAL sql_mode='STRICT_ALL_TABLES';
# Strict Mode を無効にする
SET GLOBAL sql_mode='';
- この方法は、一時的な設定変更のみ有効です。MySQL サービスを再起動すると、設定は元に戻ります。
- この方法は、すべてのデータベースに影響します。
クエリ内で sql_mode オプションを使用する
# Strict Mode を有効にしてクエリを実行する
SELECT * FROM table_name
WHERE column_name = 'value'
ORDER BY column_name;
# Strict Mode を無効にしてクエリを実行する
SET sql_mode='';
SELECT * FROM table_name
WHERE column_name = 'value'
ORDER BY column_name;
- この方法は、個々のクエリに対してのみ有効です。
- この方法は、クエリの実行後も sql_mode の設定値を変更しません。
MySQL Workbench を使用して、Strict Mode を有効/無効にする方法は以下のとおりです。
- MySQL Workbench を開き、接続したいデータベースに接続します。
- サーバーインスタンス > 構成 > セッション > グローバル変数 を選択します。
sql_mode
変数を見つけます。- 値を
STRICT_ALL_TABLES
(Strict Mode 有効) または''
(Strict Mode 無効) に変更します。 - "適用" ボタンをクリックします。
- この方法は、MySQL Workbench を使用している場合にのみ有効です。
上記の方法を参考に、状況に合わせて MySQL Strict Mode を有効/無効にしてください。
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