SQL Server: DEFAULT 句、CONSTRAINT 句、トリガー、ビュー、ストアドプロシージャを使用したタイムスタンプフィールドのデフォルト値設定
SQL Server のタイムスタンプに datetime フィールドのデフォルト値を追加する方法
このチュートリアルでは、SQL Server のタイムスタンプフィールドにデフォルト値として datetime
フィールドを追加する方法について解説します。
方法
以下の方法で、datetime
フィールドのデフォルト値をタイムスタンプフィールドに追加できます。
DEFAULT 句を使用する
ALTER TABLE テーブル名
ADD 列名 DATETIME DEFAULT GETDATE();
例:
ALTER TABLE 顧客
ADD 作成日時 DATETIME DEFAULT GETDATE();
CONSTRAINT 句を使用する
ALTER TABLE テーブル名
ADD 列名 DATETIME CONSTRAINT デフォルト_制約名 DEFAULT GETDATE();
ALTER TABLE 顧客
ADD 作成日時 DATETIME CONSTRAINT 作成日時_デフォルト DEFAULT GETDATE();
新しい列を作成する
ALTER TABLE テーブル名
ADD 列名 DATETIME;
UPDATE テーブル名
SET 列名 = GETDATE();
ALTER TABLE 顧客
ADD 作成日時 DATETIME;
UPDATE 顧客
SET 作成日時 = GETDATE();
ALTER TABLE テーブル名
ALTER COLUMN 列名
SET DEFAULT GETDATE();
ALTER TABLE 顧客
ALTER COLUMN 作成日時
SET DEFAULT GETDATE();
補足
GETDATE()
関数は、現在の時刻と日付を取得します。- 上記の例では、
作成日時
という名前の列を作成していますが、必要に応じて別の名前を使用できます。 - DEFAULT 値を設定すると、新しい行が挿入されたときに、その列に値が自動的に挿入されます。
テーブル作成
CREATE TABLE 顧客 (
顧客ID INT PRIMARY KEY,
名前 VARCHAR(50) NOT NULL,
メールアドレス VARCHAR(100) NOT NULL,
作成日時 DATETIME DEFAULT GETDATE()
);
データ挿入
INSERT INTO 顧客 (名前, メールアドレス)
VALUES ('山田太郎', '[email protected]'),
('佐藤花子', '[email protected]');
データ確認
SELECT * FROM 顧客;
結果
顧客ID | 名前 | メールアドレス | 作成日時
------- | -------- | ---------------------- | --------------------
1 | 山田太郎 | [email protected] | 2024-03-27 22:19:42.123
2 | 佐藤花子 | [email protected] | 2024-03-27 22:19:42.123
デフォルト値の変更
ALTER TABLE 顧客
ALTER COLUMN 作成日時
SET DEFAULT '2024-01-01';
SELECT * FROM 顧客;
顧客ID | 名前 | メールアドレス | 作成日時
------- | -------- | ---------------------- | --------------------
1 | 山田太郎 | [email protected] | 2024-01-01 00:00:00.000
2 | 佐藤花子 | [email protected] | 2024-01-01 00:00:00.000
上記のサンプルコード以外にも、DEFAULT
句や CONSTRAINT
句を使用してデフォルト値を設定することができます。 詳細については、上記の解説を参照してください。
他の方法
トリガーを使用する
トリガーを作成して、新しい行が挿入されるたびに datetime
フィールドに現在の時刻と日付を挿入することができます。
CREATE TRIGGER 作成日時_トリガー
ON 顧客
AFTER INSERT
AS
BEGIN
UPDATE 顧客
SET 作成日時 = GETDATE()
WHERE 作成日時 IS NULL;
END;
CREATE VIEW 顧客_ビュー
AS
SELECT 顧客ID,
名前,
メールアドレス,
GETDATE() AS 作成日時
FROM 顧客;
CREATE PROCEDURE 顧客_挿入
@名前 VARCHAR(50),
@メールアドレス VARCHAR(100)
AS
BEGIN
INSERT INTO 顧客 (名前, メールアドレス, 作成日時)
VALUES (@名前, @メールアドレス, GETDATE());
END;
各方法の比較
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
DEFAULT 句 | シンプル | デフォルト値を変更するには ALTER TABLE ステートメントを使用する必要がある |
CONSTRAINT 句 | DEFAULT 値に制約を設けることができる | DEFAULT 値を変更するには ALTER TABLE ステートメントを使用する必要がある |
トリガー | 新しい行が挿入されるたびに自動的に実行される | トリガーの管理が必要 |
ビュー | 現在の時刻と日付を常に表示できる | ビューの更新が必要 |
ストアドプロシージャ | 複雑な処理をカプセル化できる | ストアドプロシージャの開発が必要 |
sql-server datetime