SUBSTRING関数、DATEPART関数、DATEDIFF関数でDateTime型をVarChar型に変換する方法
SQL ServerでDateTime型をVarChar型に変換するには、いくつかの方法があります。 それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。
方法
CAST関数は、あるデータ型を別のデータ型に変換するために使用されます。 DateTime型をVarChar型に変換するには、以下のように記述します。
SELECT CAST(column_name AS VARCHAR(n))
FROM table_name;
column_name
: 変換したいDateTime型の列名n
: 変換後のVarChar型の長さ
例
SELECT CAST(created_at AS VARCHAR(20))
FROM orders;
この例では、orders
テーブルのcreated_at
列を、長さ20のVarChar型に変換します。
CONVERT関数は、CAST関数と似ていますが、より多くのオプションを提供しています。 DateTime型をVarChar型に変換するには、以下のように記述します。
SELECT CONVERT(VARCHAR(n), column_name, style)
FROM table_name;
style
: 変換後の形式を指定するオプション
SELECT CONVERT(VARCHAR(20), created_at, 120)
FROM orders;
TO_CHAR関数は、Oracle Databaseで使用される関数ですが、SQL Serverでも使用できます。 DateTime型をVarChar型に変換するには、以下のように記述します。
SELECT TO_CHAR(column_name, 'YYYY-MM-DD HH:mm:ss')
FROM table_name;
format
: 変換後の形式を指定する文字列
SELECT TO_CHAR(created_at, 'YYYY-MM-DD HH:mm:ss')
FROM orders;
SELECT FORMAT(column_name, 'd')
FROM table_name;
SELECT FORMAT(created_at, 'd')
FROM orders;
注意事項
- 変換後のVarChar型の長さは、変換後の文字列の長さに十分な大きさにする必要があります。
- 変換後の形式は、アプリケーションの要件に合わせて指定する必要があります。
-- サンプルテーブルの作成
CREATE TABLE orders (
id INT IDENTITY(1, 1),
created_at DATETIME DEFAULT GETDATE()
);
-- CAST関数を使用した変換
SELECT CAST(created_at AS VARCHAR(20)) AS created_at_str
FROM orders;
-- CONVERT関数を使用した変換
SELECT CONVERT(VARCHAR(20), created_at, 120) AS created_at_str
FROM orders;
-- TO_CHAR関数を使用した変換
SELECT TO_CHAR(created_at, 'YYYY-MM-DD HH:mm:ss') AS created_at_str
FROM orders;
-- FORMAT関数を使用した変換
SELECT FORMAT(created_at, 'd') AS created_at_str
FROM orders;
出力例
created_at_str
2024-04-04 06:01:00.000
2024-04-04T06:01:00.000
2024-04-04 06:01:00
2024/04/04
この出力例は、created_at
列が様々な形式でVarChar型に変換されていることを示しています。
SQL ServerでDateTime型をVarChar型に変換する他の方法
SELECT SUBSTRING(column_name, 1, 10)
FROM table_name;
start_position
: 切り出す開始位置length
: 切り出す文字列の長さ
SELECT SUBSTRING(created_at, 1, 10)
FROM orders;
SELECT DATEPART(year, column_name)
FROM table_name;
datepart
: 取得する日付の部分
SELECT DATEPART(year, created_at)
FROM orders;
SELECT DATEDIFF(day, column_name, GETDATE())
FROM table_name;
start_date
: 比較する開始日付
SELECT DATEDIFF(day, created_at, GETDATE())
FROM orders;
- SUBSTRING関数、DATEPART関数、DATEDIFF関数は、変換後の形式が制限されます。
- これらの関数は、複雑な形式に変換する場合には不向きです。
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