MySQLで2つの日付の差を計算する方法

2024-05-02

MySQLで2つの日付の差を計算するには、いくつかの方法があります。それぞれ異なる用途や利点があるので、状況に合わせて最適な方法を選択することが重要です。

DATEDIFF関数を使う

DATEDIFF関数は、2つの日付の差を日数で返す最もシンプルな方法です。

SELECT DATEDIFF('2023-10-05', '2023-11-14');

この例では、'2023-11-14' から '2023-10-05' までの日数が40であることが返されます。

利点:

  • シンプルで分かりやすい
  • 処理速度が速い
  • 時刻の情報は考慮されない
  • 月や年を跨いだ場合の差を正確に計算できない

TIMESTAMPDIFF関数を使う

TIMESTAMPDIFF関数は、2つの日付/時刻の差を指定した単位で返すことができます。年、月、週、日、時間、秒など様々な単位に対応しています。

SELECT TIMESTAMPDIFF(MONTH, '2023-05-01', '2024-01-01');
  • DATEDIFF関数よりも柔軟性が高い
  • 時刻の情報も考慮できる
  • 複雑なクエリになる場合がある

DATE_SUB() と DATE_ADD() 関数を使う

DATE_SUB関数DATE_ADD関数を使って、2つの日付の差を計算することもできます。

SELECT DATE_SUB('2024-01-01', INTERVAL DATEDIFF('2023-05-01', '2024-01-01') DAY);

この例では、'2024-01-01' から '2023-05-01' までの日数を計算し、その結果を引いて '2023-05-01' を返します。

  • 柔軟性が高い
  • 複雑な計算にも対応できる
  • DATEDIFF関数やTIMESTAMPDIFF関数よりも処理速度が遅い

状況に応じた使い分け

  • 単純な日数の差を知りたい場合は、DATEDIFF関数がおすすめです。
  • 月や年、時間などの単位で差を知りたい場合は、TIMESTAMPDIFF関数がおすすめです。
  • 複雑な計算が必要な場合は、DATE_SUB関数DATE_ADD関数を組み合わせて使うことができます。



以下に、紹介したそれぞれの方法のサンプルコードをいくつか示します。

DATEDIFF関数を使う

-- 2023-11-14 から 2023-10-05 までの日数
SELECT DATEDIFF('2023-11-14', '2023-10-05');

-- 2024-01-01 から 2023-12-31 までの日数
SELECT DATEDIFF('2024-01-01', '2023-12-31');

TIMESTAMPDIFF関数を使う

-- 2024-01-01 から 2023-05-01 までの月の差
SELECT TIMESTAMPDIFF(MONTH, '2023-05-01', '2024-01-01');

-- 2024-01-01 13:00:00 から 2023-12-31 23:59:59 までの秒数
SELECT TIMESTAMPDIFF(SECOND, '2023-12-31 23:59:59', '2024-01-01 13:00:00');

DATE_SUB() と DATE_ADD() 関数を使う

-- 2024-01-01 から 2023-05-01 までの日数を計算して '2023-05-01' を返す
SELECT DATE_SUB('2024-01-01', INTERVAL DATEDIFF('2023-05-01', '2024-01-01') DAY);

-- 2023-12-31 から 2024-01-01 までの時間を '01:00:00' として加算して返す
SELECT DATE_ADD('2023-12-31', INTERVAL '01:00:00' HOUR);
  • 上記はほんの一例です。状況に合わせて様々なクエリを組み合わせて使うことができます。
  • 詳細については、MySQL公式ドキュメントを参照してください。



MySQLで2つの日付の差を計算するその他の方法

前述の方法に加えて、MySQLで2つの日付の差を計算する方法はいくつかあります。以下に、それぞれの方法の簡単な概要と、利点と欠点を示します。

SUBDATE() と ADDDATE() 関数を使う

SUBDATE関数ADDDATE関数を使用して、2つの日付の差を計算できます。

-- 2024-01-01 から 2023-05-01 までの日数を計算して '2023-05-01' を返す
SELECT SUBDATE('2024-01-01', INTERVAL DATEDIFF('2023-05-01', '2024-01-01') DAY);

-- 2023-12-31 に 1日を加算して '2024-01-01' を返す
SELECT ADDDATE('2023-12-31', INTERVAL 1 DAY);

PERIOD_DIFF() 関数を使う

PERIOD_DIFF関数は、2つの期間の差を月単位で返す関数です。

-- 2024-03-01 から 2023-11-01 までの月の差
SELECT PERIOD_DIFF('2023-11-01', '2024-03-01');
  • 月の差を簡単に計算できる
  • 日数や時間の差を計算できない

EXTRACT() 関数を使う

EXTRACT関数を使用して、2つの日付の差を年、月、週、日、時間、秒などの単位で抽出できます。

-- 2024-01-01 から 2023-12-31 までの月の差
SELECT EXTRACT(MONTH FROM INTERVAL '2024-01-01' - '2023-12-31');

-- 2024-01-01 13:00:00 から 2023-12-31 23:59:59 までの秒数
SELECT EXTRACT(SECOND FROM INTERVAL '2024-01-01 13:00:00' - '2023-12-31 23:59:59');
  • 他の方法よりも処理速度が遅い場合がある

カスタム関数を使う

独自の要件を満たすために、カスタム関数を作成することもできます。

CREATE FUNCTION diff_in_days(date1 DATE, date2 DATE)
RETURNS INT
BEGIN
  DECLARE days INT;

  SET days = DATEDIFF(date2, date1);

  RETURN days;
END;

-- 2024-01-01 から 2023-12-31 までの日数
SELECT diff_in_days('2023-12-31', '2024-01-01');
  • 独自の要件に完全に準拠した方法で差を計算できる
  • 開発とテストに時間がかかる

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