varchar型カラムをint型に変換:SQL Serverで数値データの精度向上

2024-04-02

SQL Serverで数値型カラムをvarchar型からint型に変更する方法

SQL Serverで、数値型データを含むカラムのデータ型をvarchar型からint型に変更するには、いくつかの方法があります。

方法

  1. ALTER TABLE ステートメント
ALTER TABLE テーブル名 ALTER COLUMN カラム名 int;

この方法は、既存のカラムのデータ型を変更する最も簡単な方法です。 ただし、カラム内のデータがすべて有効な整数であることを確認する必要があります。

  1. UPDATE ステートメント
UPDATE テーブル名
SET カラム名 = CAST(カラム名 AS int);

この方法は、カラム内のデータの一部が有効な整数ではない場合に使用できます。 ただし、変換処理に時間がかかる可能性があります。

CREATE TABLE 新しいテーブル名 (
  カラム名 int,
  ...
);

INSERT INTO 新しいテーブル名 (カラム名, ...)
SELECT カラム名, ...
FROM 旧いテーブル名;

この方法は、既存のテーブルの構造を変更せずに、新しいテーブルを作成する方法です。

注意事項

  • データ型を変更する前に、必ずデータベースをバックアップしてください。
  • カラム内のデータがすべて有効な整数であることを確認してください。
  • 変換処理によって、データの精度が失われる可能性があります。

補足

  • 上記の方法は、SQL Server 2017以降で動作します。
  • 古いバージョンの SQL Server を使用している場合は、別の方法を使用する必要があります。



USE AdventureWorks2019;

ALTER TABLE Person.Contact
ALTER COLUMN PhoneNumber int;

このコードは、AdventureWorks2019 データベースの Person.Contact テーブルの PhoneNumber カラムのデータ型を int に変更します。

USE AdventureWorks2019;

UPDATE Person.Contact
SET PhoneNumber = CAST(PhoneNumber AS int);
USE AdventureWorks2019;

CREATE TABLE NewContacts (
  ContactID int,
  FirstName varchar(50),
  LastName varchar(50),
  PhoneNumber int
);

INSERT INTO NewContacts (ContactID, FirstName, LastName, PhoneNumber)
SELECT ContactID, FirstName, LastName, PhoneNumber
FROM Person.Contact;

このコードは、AdventureWorks2019 データベースに NewContacts という新しいテーブルを作成し、Person.Contact テーブルのデータをコピーします。 新しいテーブルの PhoneNumber カラムのデータ型は int です。

注意




SQL Serverで数値型カラムをvarchar型からint型に変更するその他の方法

  • SSMS を使用

SQL Server Management Studio (SSMS) を使用して、カラムのデータ型を変更することができます。 詳細については、以下の手順を参照してください。

  1. SSMS を開き、データベースに接続します。
  2. オブジェクト エクスプローラーで、変更するテーブルを選択します。
  3. テーブルを右クリックし、「デザイン」を選択します。
  4. デザイン ビューで、変更するカラムを選択します。
  5. プロパティ ウィンドウで、「データ型」プロパティを int に変更します。
  6. 「保存」をクリックします。
  • T-SQL スクリプトを使用
  1. T-SQL エディターで、以下のスクリプトを開きます。
ALTER TABLE テーブル名 ALTER COLUMN カラム名 int;
  1. スクリプト内の テーブル名カラム名 を実際の値に変更します。
  2. スクリプトを実行します。
  • より複雑な要件がある場合は、別の方法を使用する必要があるかもしれません。

sql-server types


ANSI SQLとT-SQLにおけるLEFT JOINとLEFT OUTER JOIN

LEFT JOIN は、ANSI SQL 標準で定義されているキーワードです。一方、LEFT OUTER JOIN は、T-SQL 拡張機能です。つまり、LEFT OUTER JOIN は SQL Server 以外のデータベースでは動作しない可能性があります。...


全文検索エンジンの選び方:SQL Server 2008 FTS vs. Lucene.NET

SQL Server 2008 には、全文検索機能が標準搭載されています。これは、データベース内のテキストデータを効率的に検索するための強力なツールです。しかし、Lucene. NET などのオープンソースの全文検索エンジンも存在し、それぞれ異なる利点と欠点を持っています。...


SQL COUNT() 関数 vs CASE 式 vs GROUP BY 句:条件付きカウントの比較

条件を指定する方法COUNT() 関数に条件を指定するには、WHERE 句を使用します。WHERE 句では、条件式を指定することで、カウント対象となるセル(レコード)を絞り込むことができます。例以下の例では、Customers テーブルの Country 列が Japan であるレコード数のみをカウントします。...


参考資料:FLOOR関数、DATEPART関数、CAST関数、CONVERT関数、DATEADD関数、DATEDIFF関数、CASE式

SQL Serverで日付時刻列をグループ化する際、時間情報も考慮すると、グループ数が多くなり、分析が複雑になる場合があります。そこで、時間情報を無視してグループ化する方法を紹介します。方法以下の2つの方法があります。FLOOR関数は、指定された精度で数値を切り捨てます。日付時刻列に対してFLOOR関数を使うことで、時間情報を切り捨てて日付のみでグループ化できます。...


SQL Serverで特定の文字の前後を取得する方法:3つのアプローチと詳細なコード例

SUBSTRING 関数は、文字列の一部を切り出すために使用されます。構文は以下の通りです。文字列: 処理対象の文字列開始位置: 文字列の開始位置。1 から始まる整数で指定します。長さ: 切り出す文字列の長さ。整数で指定します。例:特定の文字 "X" の後 3 文字を取得する場合、以下のクエリを実行します。...