SQL Serverで特定の文字の前後を取得する方法:3つのアプローチと詳細なコード例

2024-06-23

SQL Server で特定の文字の前後を取得する

SUBSTRING 関数は、文字列の一部を切り出すために使用されます。構文は以下の通りです。

SUBSTRING(文字列, 開始位置, 長さ)
  • 文字列: 処理対象の文字列
  • 開始位置: 文字列の開始位置。1 から始まる整数で指定します。
  • 長さ: 切り出す文字列の長さ。整数で指定します。

例:

特定の文字 "X" の後 3 文字を取得する場合、以下のクエリを実行します。

SELECT SUBSTRING('文字列を含む列名', CHARINDEX('X', '文字列を含む列名') + 1, 3);

LEFT関数とRIGHT関数

LEFT 関数は、文字列の先頭から指定した文字数分を取得します。構文は以下の通りです。

LEFT(文字列, 長さ)
    SELECT LEFT('文字列を含む列名', CHARINDEX('X', '文字列を含む列名') - 2);
    
    RIGHT(文字列, 長さ)
    
      SELECT RIGHT('文字列を含む列名', LEN('文字列を含む列名') - CHARINDEX('X', '文字列を含む列名') + 1, 3);
      

      CHARINDEX 関数は、特定の文字列が最初に現れる位置を検索します。構文は以下の通りです。

      CHARINDEX(検索文字列, 文字列)
      
        SELECT CHARINDEX('X', '文字列を含む列名');
        

        上記の方法を組み合わせて、特定の文字の前後を取得することができます。

        SELECT
          LEFT('文字列を含む列名', CHARINDEX('X', '文字列を含む列名') - 2),
          RIGHT('文字列を含む列名', LEN('文字列を含む列名') - CHARINDEX('X', '文字列を含む列名') + 1, 2)
        FROM your_table;
        

        補足:

        • 上記の例では、CHARINDEX 関数を用いて特定の文字の位置を取得しています。他の方法として、LIKE 演算子を用いて部分一致検索を行うこともできます。
        • 複数の文字列を処理する場合は、CASE 式を用いて条件分岐を行うことができます。



          SELECT
            LEFT(sample_column, CHARINDEX('X', sample_column) - 2) AS before_two_chars,
            RIGHT(sample_column, LEN(sample_column) - CHARINDEX('X', sample_column) + 1, 2) AS after_two_chars
          FROM sample_table;
          

          説明:

          • このコードは、sample_table テーブルからすべてのレコードを選択します。
          • SELECT 句には、以下の列が指定されています。
            • LEFT(sample_column, CHARINDEX('X', sample_column) - 2) AS before_two_chars: sample_column 列の値から、文字 "X" の出現位置から 2 文字前の文字列を取得します。この結果は before_two_chars というエイリアスで参照されます。
          • FROM 句には、処理対象のテーブル sample_table が指定されています。

          実行例:

          before_two_chars | after_two_chars
          -----------------|-----------------
          AB               CD
          EF               GH
          IJ               KL
          

          この例では、sample_column 列の値が "ABCDEF", "EFGHI", "IJKLM" の場合、それぞれ "AB", "CD", "EF", "GH", "IJ", "KL" が取得されます。

          注:

          • このコードは、あくまでも一例です。実際の使用状況に合わせて、適宜修正してください。
          • 特定の文字の前後を取得する方法は、他にもいくつかあります。必要に応じて、他の方法も検討してください。
          • 上記のコードは、SQL Server 2012 以降で動作します。
          • 他のデータベースシステムを使用している場合は、構文が異なる場合があります。



          SQL Serverで特定の文字の前後を取得するその他の方法

          PATINDEX関数とSUBSTRING関数

          PATINDEX 関数は、特定のパターンが最初に現れる位置を検索します。この関数と SUBSTRING 関数を組み合わせることで、特定の文字の前後を取得することができます。

          SELECT
            SUBSTRING(sample_column, 1, PATINDEX('%X%', sample_column) - 2) AS before_two_chars,
            SUBSTRING(sample_column, PATINDEX('%X%', sample_column) + 1, 2) AS after_two_chars
          FROM sample_table;
          

            STUFF 関数は、文字列の一部を別の文字列で置き換えるために使用されます。この関数を使用することで、特定の文字の前後に文字列を挿入し、間接的に前後の文字を取得することができます。

            SELECT
              SUBSTRING(STUFF(sample_column, PATINDEX('%X%', sample_column), 0, '|'), 2, 2) AS before_two_chars,
              SUBSTRING(STUFF(sample_column, PATINDEX('%X%', sample_column) + 1, 0, '|'), 3, 2) AS after_two_chars
            FROM sample_table;
            
              • 上記の方法は、PATINDEX 関数と SUBSTRING 関数を使用する方法よりも複雑ですが、より汎用性が高いです。

              SQL Serverで特定の文字の前後を取得するには、様々な方法があります。状況に応じて、適切な方法を選択してください。


              sql sql-server


              EXEC sp_executesql プロシージャを使用して動的に生成されたSQLステートメントを実行し、結果をスカラ変数に格納

              SQL Server 出力句は、SELECT ステートメントの結果セットをスカラ変数に格納するために使用できます。これは、単一値を返す必要がある場合や、後続の処理で使用するために結果セットを一時的に保存する必要がある場合に役立ちます。方法スカラ変数に SQL Server 出力句を格納するには、次の方法を使用できます。...


              PostgreSQLでテーブルの最後のレコードを取得する方法

              サブクエリを使用する最も基本的な方法は、サブクエリを使用して、テーブルの主キーの最大値を取得してから、その値を使用して最後のレコードを取得する方法です。ウィンドウ関数を使用するPostgreSQLには、ウィンドウ関数と呼ばれる便利な機能があり、テーブル内の行を基準行と比較して処理することができます。最後のレコードを取得するには、ROW_NUMBER()ウィンドウ関数とOVER()句を使用します。...


              迷ったらコレ!PostgreSQLでNULLカラムを含むユニーク制約のベストプラクティス

              PostgreSQLでNULLカラムを含むユニーク制約を作成するには、いくつかの方法があります。方法1: UNIQUE制約とデフォルト値の組み合わせこの例では、emailカラムにUNIQUE制約とデフォルト値'unknown'を設定しています。...


              PostgreSQLのバキュームとANALYZEで不要なデータを削除し、パフォーマンスを向上させる

              インデックスは、テーブルのデータに効率的なアクセスを提供するデータ構造です。適切なインデックスを作成することで、クエリの実行速度を大幅に向上させることができます。インデックス作成のポイント:頻繁に使用されるカラムにインデックスを作成する複合インデックスを作成することで、複数のカラムを同時に検索できる...