SQL Server データベース設計の要: Unique Key と IsUnique=Yes インデックス
SQL Server における Unique Key と IsUnique=Yes インデックスの違い
SQL Server では、データの重複を防ぎ、クエリのパフォーマンスを向上させるために、Unique Key と IsUnique=Yes インデックス という 2 つの類似した機能を使用できます。
Unique Key と IsUnique=Yes インデックスの共通点
- どちらもテーブル内の各行を一意に識別するために使用されます。
- どちらも重複する値を許可しません。
- どちらもクエリのパフォーマンスを向上させるために使用できます。
機能 | Unique Key | IsUnique=Yes インデックス |
---|---|---|
制約 | PRIMARY KEY 制約の一部としてのみ作成できます。 | PRIMARY KEY 制約とは別に作成できます。 |
データ型 | 1 つの列のみを対象とできます。 | 複数の列を対象とできます。 |
インデックスの種類 | 常にクラスタ化インデックスになります。 | クラスタ化インデックスまたは非クラスタ化インデックスにすることができます。 |
NULL 値 | 許可されません。 | 1 つの列のみ許可されます。 |
Unique Key の使用例
- 顧客テーブルの
CustomerID
列 - 商品テーブルの
ProductID
列
IsUnique=Yes インデックスの使用例
- 顧客テーブルの
FirstName
とLastName
列 - 商品テーブルの
Color
とSize
列
どちらを選択するべきか
- 一意性とパフォーマンスの両方を確保したい場合は、Unique Key を使用します。
- 複数の列に基づいて一意性を確保したい場合は、IsUnique=Yes インデックスを使用します。
- パフォーマンスが重要ではない場合は、IsUnique=Yes インデックスの方が柔軟性があるため、IsUnique=Yes インデックスを使用することを検討してもよいでしょう。
CREATE TABLE Customers (
CustomerID INT PRIMARY KEY,
FirstName VARCHAR(50) NOT NULL,
LastName VARCHAR(50) NOT NULL
);
CREATE TABLE Products (
ProductID INT PRIMARY KEY,
Color VARCHAR(50) NOT NULL,
Size VARCHAR(50) NOT NULL,
UNIQUE (Color, Size)
);
注意事項
- 上記のコードは、あくまでサンプルです。実際のコードは、要件に合わせて変更する必要があります。
- Unique Key と IsUnique=Yes インデックスは、データベースの設計に大きな影響を与える可能性があります。作成する前に、それぞれの機能をよく理解しておくことが重要です。
UNIQUE 制約は、テーブル内の各行を一意に識別するために使用されます。 Unique Key と同様に、重複する値を許可しません。
CHECK 制約
CHECK 制約は、列の値が特定の条件を満たしていることを確認するために使用されます。 例えば、Age
列が 18 歳以上であることを確認するために CHECK 制約を使用できます。
computed 列
computed 列は、他の列の値に基づいて計算される列です。 例えば、FullName
列を FirstName
列と LastName
列の値に基づいて作成できます。
代替方法を選択する
どの方法を選択するかは、要件によって異なります。
- データの値が特定の条件を満たしていることを確認したい場合は、CHECK 制約を使用します。
- 計算された列を作成したい場合は、computed 列を使用します。
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