PostgreSQLにおける制約のデフォルト名とは?

2024-05-13

PostgreSQLにおけるデフォルト制約名

そのような場合、PostgreSQLは制約にデフォルトの名前を自動的に付けます。このデフォルト名は、制約の種類と列名に基づいて生成されます。

デフォルト制約名の例

以下は、PostgreSQLで生成されるデフォルト制約名の例です。

  • 主キー制約: table_name_pkey
  • ユニーク制約: table_name_column_name_unique
  • チェック制約: table_name_check_constraint_name
  • 外部キー制約: fk_table_name_referenced_table_name

ここで、

  • table_name はテーブル名
  • column_name は列名
  • referenced_table_name は参照されるテーブル名

となります。

デフォルト制約名は、ALTER TABLEコマンドを使用して変更することができます。

ALTER TABLE table_name
ALTER CONSTRAINT constraint_name
RENAME TO new_constraint_name;
  • constraint_name は変更する制約名

命名規則の重要性

制約に適切な名前を付けることは、以下の理由で重要です。

  • 可読性の向上: わかりやすい名前を付けることで、コードを読んでいる人が制約の目的を理解しやすくなります。
  • メンテナンスの容易化: 適切な名前を付けることで、制約を後で変更したり削除したりしやすくなります。
  • エラーの回避: 同じ名前の制約があると、エラーが発生する可能性があります。

PostgreSQLは、制約にデフォルトの名前を自動的に付けますが、適切な名前を付けることが重要です。名前を付けることで、コードをより読みやすく、メンテナンスしやすくすることができます。




PostgreSQLにおける制約のデフォルト名と命名規則:サンプルコード

  1. customers という名前のテーブルを作成します。
  2. idnameemail という3つの列を作成します。
  3. id 列に主キー制約を追加します。
  4. email 列にUNIQUE制約を追加します。
  5. name 列にNOT NULL制約を追加します。
  6. created_at 列にチェック制約を追加します。
  7. orders テーブルと customers テーブル間の外部キー制約を追加します。
CREATE TABLE customers (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name TEXT NOT NULL,
  email TEXT UNIQUE,
  created_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP CHECK (created_at >= '2020-01-01')
);

ALTER TABLE customers
ADD CONSTRAINT fk_customers_orders
FOREIGN KEY (id)
REFERENCES orders(customer_id);

このコードでは、以下のデフォルト制約名が生成されます。

  • 主キー制約: customers_pkey
  • ユニーク制約: customers_email_unique
  • チェック制約: customers_created_at_check

また、以下のコードを使用して、デフォルト制約名を変更することもできます。

ALTER TABLE customers
RENAME CONSTRAINT customers_pkey TO pk_customers;
ALTER TABLE customers
RENAME CONSTRAINT customers_email_unique TO unique_email;
ALTER TABLE customers
RENAME CONSTRAINT customers_name_not_null TO not_null_name;
ALTER TABLE customers
RENAME CONSTRAINT customers_created_at_check TO valid_created_at;
ALTER TABLE customers
RENAME CONSTRAINT fk_customers_orders TO fk_order_customer;



PostgreSQLにおけるデフォルト制約名の変更:その他の方法

CREATE TABLE 時に指定する

テーブルを作成する際に、CONSTRAINT オプションを使用して制約の名前を指定することができます。

CREATE TABLE customers (
  id SERIAL PRIMARY KEY CONSTRAINT pk_customers,
  name TEXT NOT NULL CONSTRAINT not_null_name,
  email TEXT UNIQUE CONSTRAINT unique_email,
  created_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP CHECK (created_at >= '2020-01-01') CONSTRAINT valid_created_at,
  CONSTRAINT fk_order_customer FOREIGN KEY (id) REFERENCES orders(customer_id)
);

ALTER TABLE 時に ADD CONSTRAINT を使用する

ALTER TABLE customers
ADD CONSTRAINT fk_order_customer
FOREIGN KEY (id) REFERENCES orders(customer_id);

システムビューを使用する

PostgreSQLには、システムビューが用意されており、制約に関する情報を確認することができます。これらのビューを使用して、制約の名前を取得してから、ALTER TABLE コマンドを使用して名前を変更することができます。

以下は、制約に関する情報を含むシステムビューの例です。

  • pg_constraint
  • pg_namespace
  • pg_class

これらのビューをクエリするには、SQL文を使用する必要があります。

pgAdminなどのツールを使用すると、GUI上で制約を管理することができます。これらのツールを使用して、制約の名前を変更することもできます。

PostgreSQLでは、さまざまな方法でデフォルト制約名を変更することができます。自分に合った方法を選択してください。


postgresql naming-conventions constraints


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