3つの方法でDocker MariaDB/MySQLデータベースをダンプする方法

2024-05-22

Docker MariaDB/MySQL ダンプのプログラミング解説

この解説では、Docker 環境で実行されている MariaDB/MySQL データベースのバックアップを取得する方法について説明します。 具体的には、mysqldump コマンドを使用してデータベースをダンプし、それをホストマシンに保存する方法を紹介します。

前提知識

この解説を理解するには、以下の知識が必要です。

  • Docker の基本的な概念
  • MariaDB/MySQL データベースの基本的な操作
  • コマンドプロンプトの使い方

手順

  1. Docker コンテナに接続する

まず、バックアップを取得したい MariaDB/MySQL データベースが実行されている Docker コンテナに接続する必要があります。 以下のコマンドを使用して、コンテナに接続できます。

docker exec -it <container_id> /bin/bash

<container_id> は、バックアップを取得したいコンテナの ID に置き換えます。

  1. mysqldump コマンドを使用してデータベースをダンプする

コンテナに接続したら、mysqldump コマンドを使用してデータベースをダンプします。 以下のコマンドは、すべてのデータベースをダンプし、backup.sql という名前のファイルに保存します。

mysqldump -u root -p <password> --all-databases > backup.sql

<password> は、MariaDB/MySQL データベースの root ユーザーのパスワードに置き換えます。

  1. ダンプファイルをホストマシンにコピーする

ダンプファイルを作成したら、それをホストマシンにコピーする必要があります。 以下のコマンドを使用して、ダンプファイルを現在のディレクトリにコピーできます。

docker cp container_id:/backup.sql .
  1. データベースを復元する

必要に応じて、ダンプファイルを使用してデータベースを復元できます。 以下のコマンドを使用して、ダンプファイルからデータベースを復元できます。

mysql -u root -p <password> < backup.sql

オプション

上記の基本的な手順に加えて、mysqldump コマンドにはさまざまなオプションが用意されています。 以下に、いくつかの便利なオプションを紹介します。

  • -d: すべてのデータベースをダンプします。
  • -t: テーブル構造のみをダンプします。
  • --databases <database_name>: 指定したデータベースのみをダンプします。
  • --compress: ダンプファイルを圧縮します。

これらのオプションの詳細については、mysqldump コマンドのマニュアルを参照してください。




Docker MariaDB/MySQL ダンプ サンプルコード

docker exec -it <container_id> /bin/bash
mysqldump -u root -p <password> --all-databases > backup.sql
docker cp container_id:/backup.sql .

復元

mysql -u root -p <password> < backup.sql
# すべてのデータベースをダンプし、圧縮して "backup.gz" という名前のファイルに保存する
docker exec -it <container_id> /bin/bash
mysqldump -u root -p <password> --all-databases | gzip > backup.gz
docker cp container_id:/backup.gz .

# 指定したデータベースのみをダンプする
docker exec -it <container_id> /bin/bash
mysqldump -u root -p <password> --databases my_database > my_database.sql
docker cp container_id:/my_database.sql .

# テーブル構造のみをダンプする
docker exec -it <container_id> /bin/bash
mysqldump -u root -p <password> --databases my_database --tables my_table > my_table.sql
docker cp container_id:/my_table.sql .

説明

  • docker exec -it <container_id> /bin/bash: このコマンドは、指定したコンテナ ID のコンテナに接続し、インタラクティブな bash シェルを開始します。
  • mysqldump: このコマンドは、MariaDB/MySQL データベースをダンプするために使用されます。
  • -u root: このオプションは、root ユーザーとしてコマンドを実行することを指定します。
  • -p: このオプションは、パスワードプロンプトを表示することを指定します。
  • --all-databases: このオプションは、すべてのデータベースをダンプすることを指定します。
  • > backup.sql: このリダイレクトは、ダンプ出力 backup.sql ファイルに保存します。
  • docker cp container_id:/backup.sql .: このコマンドは、コンテナ内の backup.sql ファイルをホストマシンの現在のディレクトリにコピーします。
  • <backup.sql: これは、復元するダンプファイルの名前です。

注意事項

  • 上記のコードはあくまで例であり、状況に応じて変更する必要があります。
  • データベースをダンプする前に、必ずデータベースをバックアップしてください。
  • mysqldump コマンドにはさまざまなオプションが用意されています。 詳細については、mysqldump コマンドのマニュアルを参照してください。

    上記以外にも、Docker MariaDB/MySQL ダンプに関するさまざまな情報がインターネット上にはたくさんあります。 必要に応じて、これらの情報も参考にしてください。




    Docker MariaDB/MySQL ダンプのその他の方法

    Docker volumes を使用すると、コンテナ内に永続的なストレージ領域を作成できます。 この領域を使用して、データベースのダンプファイルを保存できます。

    利点:

    • 簡単に設定できる
    • ホストマシンにファイルをコピーする必要がない
    • データベースが破損した場合、ダンプファイルも失われる可能性がある
    • ボリュームのサイズは制限されている
    1. データベース用の volume を作成します。
    docker volume create <volume_name>
    
    1. データベースコンテナを起動し、volume をマウントします。
    docker run -d -v <volume_name>:/var/lib/mysql <mysql_image>
    
    1. 以下のコマンドを使用して、コンテナ内に接続します。
    docker exec -it <container_id> /bin/bash
    
      mysqldump -u root -p <password> --all-databases > backup.sql
      
        exit
        

        Docker Compose を使用すると、複数のコンテナをまとめて定義および管理できます。 Compose ファイルを使用して、データベースコンテナと volume を定義し、データベースをダンプするスクリプトを定義できます。

        • 複数のコンテナを簡単に設定および管理できる
        • 定期的なバックアップジョブをスケジュールできる
        • 少し複雑な設定が必要
        1. 以下の内容の docker-compose.yml ファイルを作成します。
        version: "3.9"
        
        services:
          db:
            image: mysql:5.7
            volumes:
              - dbdata:/var/lib/mysql
          backup:
            image: busybox
            volumes:
              - dbdata:/var/lib/mysql:ro
              - backup:/backup
            entrypoint: ["/bin/sh", "-c"]
            command: |
              mysqldump -u root -p <password> --all-databases > backup/backup.sql
        
        1. 以下のコマンドを使用して、Compose ファイルをアップします。
        docker-compose up -d
        
          docker-compose run backup
          

          バックアップツールを使用する

          Docker には、mariadb-backupxtrabackup などのさまざまなバックアップツールが用意されています。 これらのツールは、データベースのダンプと復元をより自動化および効率化することができます。

          • 高度な機能とオプションを提供する
          • スケジュールされたバックアップを簡単に設定できる
          • 複雑な設定が必要になる場合がある
          • 追加のライセンスが必要になる場合がある

          特定のツールに関する詳細については、ツールのドキュメントを参照してください。

          Docker MariaDB/MySQL をダンプするには、さまざまな方法があります。 最適な方法は、ニーズと要件によって異なります。


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