PostgreSQL: LATERAL JOINとUNNESTで個別撃破!配列の奥底までたどって重複を駆逐

2024-05-15

PostgreSQLで重複する配列値を排除する方法

DISTINCTキーワードを使用する

最も簡単な方法は、DISTINCT キーワードを使用することです。これは、SELECT 句で選択された列から重複する値を自動的に排除します。

SELECT DISTINCT array_column
FROM your_table;

このクエリは、your_table テーブルの array_column 列から重複する値を除いた結果を返します。

ARRAY_AGG関数とDISTINCTキーワードを組み合わせる

より柔軟な方法として、ARRAY_AGG 関数と DISTINCT キーワードを組み合わせることができます。これにより、集約関数を用いて配列を処理し、重複を排除することができます。

SELECT array_agg(DISTINCT array_column)
FROM your_table;

LATERAL JOINとUNNEST関数を使用する

最も詳細な制御が必要な場合は、LATERAL JOINUNNEST 関数を使用する方法があります。この方法は、個々の配列要素を処理し、重複を排除するのに役立ちます。

SELECT DISTINCT a.value
FROM your_table t
CROSS JOIN LATERAL unnest(t.array_column) AS a
ORDER BY a.value;

使用する方法は、データの量、必要な処理の種類、およびパフォーマンス要件によって異なります。

  • 少量のデータ の場合は、DISTINCT キーワードを使用する方が簡単です。
  • より多くのデータ を処理する必要がある場合は、ARRAY_AGG 関数と DISTINCT キーワードを組み合わせる方が効率的です。
  • 個々の配列要素 を処理する必要がある場合は、LATERAL JOINUNNEST 関数を使用する必要があります。

その他のヒント

  • 上記の方法は、配列列のみならず、その他のデータ型にも適用できます。
  • WHERE 句を使用して、結果をさらに絞り込むことができます。
  • ORDER BY 句を使用して、結果を並べ替えることができます。



PostgreSQLで重複する配列値を排除するサンプルコード

DISTINCTキーワードを使用する

-- サンプルデータを作成
CREATE TABLE your_table (
  id serial PRIMARY KEY,
  array_column integer[]
);

INSERT INTO your_table (array_column) VALUES
  (1, 2, 3, 1),
  (4, 5, 6, 4),
  (7, 8, 9, 7);

-- 重複する値を除外してすべての値を選択
SELECT DISTINCT array_column
FROM your_table;

このコードは、your_table テーブルを作成し、サンプルデータを入力します。次に、DISTINCT キーワードを使用して、array_column 列から重複する値を除いたすべての値を選択します。

ARRAY_AGG関数とDISTINCTキーワードを組み合わせる

-- 重複する値を除外して単一の配列にまとめる
SELECT array_agg(DISTINCT array_column) AS unique_array
FROM your_table;

このコードは、ARRAY_AGG 関数と DISTINCT キーワードを使用して、array_column 列の値をすべて単一の配列 unique_array にまとめ、その配列から重複する値を除いた結果を返します。

LATERAL JOINとUNNEST関数を使用する

-- 個々の要素を処理して重複する値を除外
SELECT DISTINCT a.value
FROM your_table t
CROSS JOIN LATERAL unnest(t.array_column) AS a
ORDER BY a.value;

このコードは、LATERAL JOINUNNEST 関数を使用して、array_column 列の各要素を個別に処理し、結果を昇順に並べ替えます。

説明

  • 上記のコードは、your_table という名前のテーブルを使用しています。このテーブルには、id 列と array_column 列があります。array_column 列は、整数値の配列を格納します。
  • サンプルコードでは、your_table テーブルに3つの行を挿入します。各行には、異なる整数の配列が含まれています。
  • 3つの方法それぞれで、array_column 列から重複する値を除いた結果を取得します。

補足

  • 実際のコードでは、テーブル名と列名を置き換える必要があります。



サブクエリを使用する

SELECT array_column
FROM your_table
WHERE array_column NOT IN (
  SELECT array_column
  FROM your_table AS s
  WHERE your_table.id > s.id
);

この方法は、your_table テーブル内のすべての行について、それ以降の行に同じ配列値が存在しないかどうかを確認します。存在しない場合は、その行の配列値を結果として返します。

ROW_NUMBER関数とCTEを使用する

WITH cte AS (
  SELECT
    id,
    array_column,
    ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY array_column) AS rn
  FROM your_table
)
SELECT array_column
FROM cte
WHERE rn = 1;

この方法は、CTE (Common Table Expression) を使用して、your_table テーブル内の各配列値に対して行番号を割り当てます。行番号が1である値のみを選択することで、重複する配列値を除外します。

PL/pgSQL関数を使用する

CREATE OR REPLACE FUNCTION remove_duplicate_array_values(input_array integer[])
RETURNS integer[]
AS $$
DECLARE
  result integer[];
BEGIN
    FOREACH row IN ARRAY(SELECT * FROM unnest(input_array) ORDER BY 1)
    LOOP
      IF NOT EXISTS (
        SELECT 1 FROM result
        WHERE 1 = row
      ) THEN
        array_append(result, row);
      END IF;
    END LOOP;
    RETURN result;
  END;
$$ LANGUAGE plpgsql;

SELECT remove_duplicate_array_values(array_column)
FROM your_table;

この方法は、PL/pgSQL 関数を作成して、配列内の重複する値を排除します。この関数は、unnest 関数を使用して配列を個々の要素に分解し、EXISTS サブクエリを使用して重複をチェックし、array_append 関数を使用して結果配列を作成します。

  • より多くのデータ を処理する必要がある場合は、サブクエリを使用する方が効率的です。
  • 個々の行 に基づいて処理を制御する必要がある場合は、ROW_NUMBER 関数と CTE を使用する方が適しています。
  • 複雑な処理 が必要な場合は、PL/pgSQL 関数を使用する方が柔軟性に優れています。

上記の方法に加えて、PostgreSQLには、配列を処理するための様々な関数と演算子が用意されています。詳細については、PostgreSQLのマニュアルを参照してください。


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