Ruby、ActiveRecord、SQLiteでデータベースへの同時接続数を賢く管理:最大プールサイズの徹底解説

2024-06-22

このガイドでは、Ruby、ActiveRecord、SQLiteにおける最大プールサイズの増加方法について説明します。最大プールサイズは、データベースへの同時接続数を制限する値です。アプリケーションでデータベースへのアクセス量が多い場合は、最大プールサイズを増やすことで、パフォーマンスを向上させることができます。

方法

最大プールサイズは、以下の2つの方法で増やすことができます。

database.yml ファイルは、Rails アプリケーションでデータベース設定を定義するために使用されます。最大プールサイズを増やすには、以下の設定を追加します。

# config/database.yml

default: &default
  adapter: sqlite3
  database: db/development.sqlite3
  pool: 5 # 最大プールサイズを 5 に設定

ActiveRecord::Base クラスは、データベースとの接続を管理します。最大プールサイズを増やすには、以下のコードを実行します。

ActiveRecord::Base.pool_size = 5 # 最大プールサイズを 5 に設定

注意事項

  • 最大プールサイズを増やすと、データベースへの接続数が増えるため、メモリ使用量が増加します。
  • アプリケーションで実際に必要な接続数よりも大きな最大プールサイズを設定すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  • 最大プールサイズの適切な値は、アプリケーションやデータベースの負荷によって異なります。
    • このガイドは、SQLite データベースを使用している Rails アプリケーションを対象としています。
    • PostgreSQL などの他のデータベースを使用している場合は、そのデータベースに固有の設定方法を参照する必要があります。
    • 最大プールサイズの変更は、アプリケーションを再起動する必要があります。

    補足

    • ActiveRecord のバージョンによって、最大プールサイズのデフォルト値が異なる場合があります。
    • Rails 6 以降では、ActiveRecord::Base.connection_pool.size メソッドを使用して、最大プールサイズを取得および設定することができます。



    # config/database.yml
    
    default: &default
      adapter: sqlite3
      database: db/development.sqlite3
      pool: 5 # 最大プールサイズを 5 に設定
    

    ActiveRecord::Base クラスを使用する

    # config/initializers/database.rb
    
    ActiveRecord::Base.pool_size = 5 # 最大プールサイズを 5 に設定
    

    説明

    上記のコード例では、最大プールサイズを 5 に設定しています。これは、データベースへの同時接続数が最大 5 になることを意味します。

    database.yml ファイルを使用する場合

    この方法は、Rails アプリケーションの設定ファイルである database.yml ファイルを変更する必要があります。pool キーの下に、最大プールサイズの値を指定します。

    この方法は、config/initializers/database.rb ファイルにコードを追加する必要があります。ActiveRecord::Base.pool_size 変数に、最大プールサイズの値を代入します。

    • 上記のコード例は、あくまでも例です。ご自身のアプリケーションに合わせて、適切な値を設定してください。



      他の方法

      環境変数を使用する

      以下の環境変数を設定することで、最大プールサイズを指定することができます。

      DATABASE_POOL_SIZE=5
      

      この方法は、database.yml ファイルを変更したくない場合や、複数の環境で異なる最大プールサイズを使用したい場合に便利です。

      プーリングライブラリを使用する

      pgcdconnection_pool などのプーリングライブラリを使用することで、より細かく接続プールを制御することができます。

      この方法は、高度な制御が必要な場合や、非同期処理でデータベースを使用する場合に適しています。

      データベーススキーマを最適化することで、データベースへのクエリを減らし、接続プールの使用量を削減することができます。

      この方法は、最大プールサイズを増やす前に検討すべき重要な対策です。

        • 上記の方法を使用する場合は、それぞれの方法のドキュメントを参照してください。
        • プーリングライブラリを使用する場合は、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

        最大プールサイズは、データベースのパフォーマンスに重要な影響を与える設定です。アプリケーションのニーズに合わせて、適切な方法で最大プールサイズを設定することが重要です。


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