Pythonでデータベースを操作!sqlite3の使い方を分かりやすく解説

2024-06-09

PythonとSQLiteでクエリ結果を取得する方法

fetchone() メソッドは、一度に1行ずつ結果をフェッチします。メモリ使用量が少ないため、大きな結果セットを処理する場合に適しています。

import sqlite3

# データベースに接続
conn = sqlite3.connect('data.db')
cursor = conn.cursor()

# クエリを実行
cursor.execute('SELECT * FROM customers')

# 結果を1行ずつフェッチ
row = cursor.fetchone()

while row:
  # 各行を処理
  print(row)

  # 次の行をフェッチ
  row = cursor.fetchone()

# データベースを閉じる
conn.close()

利点:

  • メモリ使用量が少ない
  • 大規模な結果セットに適している
  • すべての行を一度に取得できない
  • ループが必要

fetchall() メソッドは、クエリ結果のすべてを一度にリストとして返します。すべての行を一度に処理したい場合に適しています。

import sqlite3

# データベースに接続
conn = sqlite3.connect('data.db')
cursor = conn.cursor()

# クエリを実行
cursor.execute('SELECT * FROM customers')

# 結果をすべて取得
rows = cursor.fetchall()

# 各行を処理
for row in rows:
  print(row)

# データベースを閉じる
conn.close()
    • 小さな結果セットには非効率

    イテレータとしてカーソルを使う

    カーソルオブジェクトは、結果セットのイテレータとして使用できます。これは、forループで結果を処理する場合に便利です。

    import sqlite3
    
    # データベースに接続
    conn = sqlite3.connect('data.db')
    cursor = conn.cursor()
    
    # クエリを実行
    cursor.execute('SELECT * FROM customers')
    
    # 結果をループで処理
    for row in cursor:
      print(row)
    
    # データベースを閉じる
    conn.close()
    
    • forループで結果を簡単に処理できる
    • 結果をすべて一度に取得できない

    使用する方法は、データセットのサイズと処理方法によって異なります。

    • 小さな結果セットの場合は、fetchone() またはイテレータを使用するのが良いでしょう。
    • 大規模な結果セットをメモリ効率良く処理したい場合は、fetchone() を使用する必要があります。
    • すべての行を一度に処理する必要がある場合は、fetchall() を使用する必要があります。

    補足

    • 上記の例では、SELECT * FROM customers クエリを使用しています。これは、customers テーブルのすべての列を選択します。特定の列を取得するには、SELECT 句を変更する必要があります。
    • エラー処理を適切に行うことが重要です。



    import sqlite3
    
    # データベースに接続
    conn = sqlite3.connect('data.db')
    cursor = conn.cursor()
    
    # クエリを実行
    cursor.execute('SELECT * FROM customers')
    
    # 結果をすべて取得
    rows = cursor.fetchall()
    
    # 各行をループで処理
    for row in rows:
      print(row)
    
    # データベースを閉じる
    conn.close()
    

    このコードの説明:

    1. import sqlite3:SQLiteモジュールをインポートします。
    2. conn = sqlite3.connect('data.db')data.dbという名前のデータベースに接続します。データベースが存在しない場合は、新しいデータベースが作成されます。
    3. cursor = conn.cursor():データベース操作を実行するためのカーソルを作成します。
    4. cursor.execute('SELECT * FROM customers')customers テーブルからすべての列を選択するSQLクエリを実行します。
    5. rows = cursor.fetchall():クエリ結果をすべてリストとして取得します。
    6. for row in rows::ループを使用して、各行を処理します。
    7. print(row):各行をコンソールに出力します。
    8. conn.close():データベース接続を閉じます。

    このコードを自由に改変して、ニーズに合わせて使用することができます。たとえば、特定の列のみを取得したり、結果を別の方法で処理したりすることができます。




    PythonとSQLiteでクエリ結果を取得するその他の方法

    fetchmany() メソッドは、指定された数だけ行を一度にフェッチします。これは、結果セットを少しずつ処理したい場合に適しています。

    import sqlite3
    
    # データベースに接続
    conn = sqlite3.connect('data.db')
    cursor = conn.cursor()
    
    # クエリを実行
    cursor.execute('SELECT * FROM customers')
    
    # 10行ずつ結果をフェッチ
    rows = cursor.fetchmany(10)
    
    while rows:
      # 各行を処理
      for row in rows:
        print(row)
    
      # 次の10行をフェッチ
      rows = cursor.fetchmany(10)
    
    # データベースを閉じる
    conn.close()
    
    • メモリ使用量を節約できる
    • 少しずつ結果を処理できる

      イテレータとrowcount を使う

      この方法は、fetchone() と似ていますが、rowcount 属性を使用してループの終了を判断します。

      import sqlite3
      
      # データベースに接続
      conn = sqlite3.connect('data.db')
      cursor = conn.cursor()
      
      # クエリを実行
      cursor.execute('SELECT * FROM customers')
      
      # 結果をループで処理
      row_count = cursor.rowcount
      for _ in range(row_count):
        row = cursor.fetchone()
        print(row)
      
      # データベースを閉じる
      conn.close()
      
      • ループの終了を明確に判断できる
      • rowcount が常に正確ではない場合がある

      今回紹介した方法は、それぞれ異なる長所と短所があります。状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。

      • 上記の方法は、基本的なクエリ結果の取得方法を示しています。より複雑なクエリや、結果の処理方法については、SQLiteのドキュメントを参照してください。
      • データベース操作を行う際は、常に適切なエラー処理を行うことを忘れないでください。

      sqlite


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