Laravel スキーマビルダーで仮想カラムを追加する方法

2024-04-02

Laravel でスキーマビルダーを使って仮想カラムを追加する方法

Laravel のスキーマビルダーは、データベースのテーブル構造を定義するための便利なツールです。このツールを使って、既存のテーブルに仮想カラムを追加することができます。

仮想カラムは、データベースに実際に保存されるわけではなく、他のカラムに基づいて計算される値です。例えば、ユーザーの名前と苗字の2つのカラムから、フルネームという仮想カラムを作成することができます。

仮想カラムには、以下のような利点があります。

  • データベースのストレージを節約できる
  • コードをよりシンプルに記述できる
  • クエリのパフォーマンスを向上できる

仮想カラムの追加方法

Laravel でスキーマビルダーを使って仮想カラムを追加するには、以下の手順を行います。

  1. database/migrations ディレクトリに新しいマイグレーションファイルを作成します。
  2. マイグレーションファイルの中で、Schema::table メソッドを使って、テーブル名を指定します。
  3. $table->virtualAs メソッドを使って、仮想カラムの名前と、その値を計算するための式を指定します。
  4. マイグレーションファイルを実行します。

以下の例では、users テーブルに full_name という仮想カラムを追加します。

public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->virtualAs('full_name', 'CONCAT(first_name, " ", last_name)');
    });
}

このマイグレーションを実行すると、users テーブルに full_name という仮想カラムが追加されます。このカラムには、first_name カラムと last_name カラムの値を連結した値が格納されます。

仮想カラムを追加するには、Schema::table メソッドの代わりに addColumn メソッドを使うこともできます。

public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->addColumn('virtual', 'full_name', 'string');
    });
}

この方法を使う場合は、仮想カラムの値を計算するための式を、$table->addColumn メソッドの第3引数に指定する必要があります。

Laravel のスキーマビルダーを使って、既存のテーブルに仮想カラムを追加することができます。仮想カラムは、データベースのストレージを節約したり、コードをよりシンプルに記述したり、クエリのパフォーマンスを向上するために役立ちます。




<?php

use Illuminate\Database\Migrations\Migration;
use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
use Illuminate\Support\Facades\Schema;

class AddFullNameColumnToUsersTable extends Migration
{
    /**
     * Run the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function up()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->virtualAs('full_name', 'CONCAT(first_name, " ", last_name)');
        });
    }

    /**
     * Reverse the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function down()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->dropColumn('full_name');
        });
    }
}

このコードを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. Laravel プロジェクトを作成します。
  2. database/migrations ディレクトリに AddFullNameColumnToUsersTable.php という名前でファイルを保存します。
  3. ファイルの内容を上記のコピーして貼り付けます。
  4. コマンドラインで php artisan migrate コマンドを実行します。

このコードをどのように使用すればよいかわからない場合は、以下の方法を試してください。

  • Laravel の専門家に相談してください。



Laravel で仮想カラムを追加する他の方法

仮想カラムを追加するもう一つの方法は、アクセサーとミューテーターを使うことです。

アクセサーは、モデルの属性を取得するときに呼び出されるメソッドです。ミューテーターは、モデルの属性を設定するときに呼び出されるメソッドです。

class User extends Model
{
    public function getFullNameAttribute()
    {
        return $this->first_name . ' ' . $this->last_name;
    }

    public function setFullNameAttribute($value)
    {
        $this->attributes['first_name'] = explode(' ', $value)[0];
        $this->attributes['last_name'] = explode(' ', $value)[1];
    }
}

このコードでは、User モデルに full_name というアクセサーとミューテーターを追加しています。

  • getFullNameAttribute メソッドは、first_name カラムと last_name カラムの値を連結した値を返します。

この方法を使うと、仮想カラムのように、full_name 属性をモデルで使用することができます。

Eloquent の computed プロパティを使う

Laravel 8 以降では、Eloquent の computed プロパティを使って仮想カラムを追加することができます。

class User extends Model
{
    public function getFullNameAttribute()
    {
        return $this->first_name . ' ' . $this->last_name;
    }
}

ラムダ式を使う

Laravel 9 以降では、ラムダ式を使って仮想カラムを追加することができます。

class User extends Model
{
    public function getFullNameAttribute()
    {
        return fn () => $this->first_name . ' ' . $this->last_name;
    }
}
  • シンプルな仮想カラムの場合は、アクセサーとミューテーターを使うのが最も簡単です。
  • より複雑な仮想カラムの場合は、Eloquent の computed プロパティを使うのがおすすめです。
  • Laravel 9 以降を使用している場合は、ラムダ式を使うこともできます。

laravel mariadb


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