Android開発でパフォーマンスとセキュリティを向上させる!SQLite prepared statementの活用術

2024-04-03

AndroidでSQLiteで準備されたステートメントを使用する方法

必要なライブラリの追加

まず、プロジェクトに以下のライブラリが必要です。

  • androidx.sqlite:sqlite:2.1.0
  • androidx.room:room-runtime:2.4.0

これらのライブラリは、Android Studioのプロジェクトビルドファイル(build.gradle)に追加できます。

dependencies {
    implementation 'androidx.sqlite:sqlite:2.1.0'
    implementation 'androidx.room:room-runtime:2.4.0'
}

データベースへの接続

次に、SQLiteDatabaseオブジェクトを使用してデータベースに接続する必要があります。

SQLiteDatabase db = SQLiteDatabase.openOrCreateDatabase(
    context.getDatabasePath("database.db"),
    null
);

準備されたステートメントの作成

SQLiteStatementオブジェクトを使用して、準備されたステートメントを作成します。

String sql = "SELECT * FROM users WHERE name = ?";
SQLiteStatement statement = db.compileStatement(sql);

パラメータのバインド

bindString()メソッドを使用して、ステートメントのパラメータに値をバインドします。

statement.bindString(1, "John Doe");

ステートメントの実行

execute()メソッドを使用して、ステートメントを実行します。

statement.execute();

結果の処理

Cursor cursor = statement.query();

while (cursor.moveToNext()) {
    String name = cursor.getString(cursor.getColumnIndex("name"));
    int age = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("age"));

    // ...
}
statement.close();

準備されたステートメントを使用すると、以下の利点があります。

  • パフォーマンスの向上: SQLクエリを何度も実行する必要がある場合、準備されたステートメントを使用すると、データベースへのアクセスを高速化できます。
  • セキュリティの向上: 準備されたステートメントを使用すると、SQLインジェクション攻撃を防ぐことができます。
  • コードの簡潔化: 準備されたステートメントを使用すると、コードをより簡潔に記述できます。



public class MainActivity extends AppCompatActivity {

    private SQLiteDatabase db;

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        // データベースへの接続
        db = SQLiteDatabase.openOrCreateDatabase(
            context.getDatabasePath("database.db"),
            null
        );

        // 準備されたステートメントの作成
        String sql = "SELECT * FROM users WHERE name = ?";
        SQLiteStatement statement = db.compileStatement(sql);

        // パラメータのバインド
        statement.bindString(1, "John Doe");

        // ステートメントの実行
        statement.execute();

        // 結果の処理
        Cursor cursor = statement.query();

        while (cursor.moveToNext()) {
            String name = cursor.getString(cursor.getColumnIndex("name"));
            int age = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("age"));

            // ...
        }

        // ステートメントのクローズ
        statement.close();
    }
}

このコードは、usersテーブルからname列がJohn Doeに等しいレコードを取得します。

注意: このコードはサンプルコードであり、実際のアプリケーションで使用するには変更する必要があります。




AndroidでSQLiteで準備されたステートメントを使用する他の方法

しかし、他にもいくつかの方法があります。

SQLiteQueryBuilder queryBuilder = new SQLiteQueryBuilder();

queryBuilder.setTables("users");
queryBuilder.where("name = ?", new String[] {"John Doe"});

Cursor cursor = queryBuilder.query(db, null, null, null, null, null);

Roomを使用する

Roomライブラリを使用すると、準備されたステートメントを簡単に使用できます。

@Dao
public interface UserDao {

    @Query("SELECT * FROM users WHERE name = :name")
    List<User> findByName(@Param("name") String name);
}

UserDaoインターフェースのfindByName()メソッドは、nameパラメータに指定された名前を持つユーザーを検索します。

  • 简单的なクエリの場合は、上記の最初の方法で十分です。
  • 複雑なクエリの場合は、SQLiteQueryBuilderを使用すると、より柔軟なクエリを作成できます。
  • オブジェクトマッピングライブラリを使用している場合は、そのライブラリが提供する準備されたステートメント機能を使用する必要があります。

android sqlite prepared-statement


SQLite の達人になるためのヒント:結合とその他のデータ操作テクニック

SQLiteは以下の種類の結合をサポートしています。内部結合 (INNER JOIN):最も一般的な結合タイプです。一致する行のみを両方のテーブルから返します。例:顧客テーブル (customers) と注文テーブル (orders) を結合し、各顧客が注文した商品を表示するには、次のクエリを使用します。...


Python、JavaScript、ツールを使った SQLite テーブルから INSERT ステートメントの生成方法

最も簡単な方法は、INSERTステートメントを手動で生成することです。例えば、customersというテーブルに、name、email、ageという列があるとします。このテーブルに新しい顧客を追加するには、次のようなINSERTステートメントを生成します。...


AndroidでSQLiteデータベースの行を反復処理するサンプルコード

AndroidアプリでSQLiteデータベースの行を反復処理するには、いくつかの方法があります。ここでは、最も一般的な2つの方法について説明します。Cursorクラスは、SQLiteデータベースのクエリ結果を表すオブジェクトです。Cursorオブジェクトには、クエリ結果のすべての行と列にアクセスするためのメソッドが用意されています。...


SQLite3.exeの基礎知識:.sqlスクリプトからデータベースを楽々作成

手順:コマンドプロンプトを開く:SQLite3. exeの場所へ移動: cd コマンドを使用して、SQLite3. exeがあるディレクトリに移動します。 例: SQLite3. exeが C:\Program Files\SQLite\sqlite3...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Android データベース トランザクション: マルチスレッド環境でのデータ操作

トランザクションは、複数のデータベース操作をひとつのまとまりとして実行する仕組みです。すべての操作が成功した場合のみ、データベースに反映されます。もし、途中でエラーが発生した場合は、すべての操作がキャンセルされ、データベースの状態は変更されません。


AndroidでSQLiteデータベースの全文検索:FTS3とFTS4の詳細な比較

FTS3は、Android 4.1(APIレベル16)から利用可能な全文検索機能です。FTS3を使用するには、以下の手順が必要です。FTS3用の仮想テーブルを作成するデータを挿入する全文検索を行うFTS3は、比較的簡単に実装できるというメリットがあります。一方、FTS4と比べると検索速度が遅く、機能も限定されています。