最新バージョンのMariaDBを先行導入！Ubuntu 14.04でPPAを使ってインストールする方法

Ubuntu 14.04 に MySQL と MariaDB を共存させてインストールした場合、MariaDB を起動できない問題が発生することがあります。この問題は、AppArmor プロファイルが原因で発生します。

原因

MySQL と MariaDB はどちらもデータベースサーバーですが、異なるパッケージ名で管理されています。Ubuntu 14.04 に MySQL をインストールすると、同時に AppArmor プロファイル usr.sbin.mysqld がインストールされます。このプロファイルは、MySQL サーバーのセキュリティを強化するために使用されます。

MariaDB をインストールすると、MySQL サーバーが置き換えられますが、AppArmor プロファイルはそのまま残ります。このプロファイルは MariaDB サーバーを認識できず、起動をブロックしてしまうのです。

解決策

この問題を解決するには、以下の手順を実行する必要があります。

1. 不要な AppArmor プロファイルを削除する

sudo aa-remove-unknown /etc/apparmor.d/usr.sbin.mysqld

1. MariaDB サービスを再起動する

sudo systemctl restart mariadb

補足

• 上記の手順で問題が解決しない場合は、MariaDB のログファイル (/var/log/mariadb/mariadb.log) を確認して、エラーメッセージがないかを確認してください。
• また、MySQL と MariaDB の設定ファイル (/etc/mysql/my.cnf) を確認して、競合がないかを確認する必要もあります。

上記の情報は、参考目的のみであり、いかなる保証もありません。この情報を操作を実行する前に、必ずバックアップを取ってください。

サンプルコード：Ubuntu 14.04 に MariaDB をインストールして起動する

# 1. パッケージリストを更新する
sudo apt-get update

# 2. MariaDB をインストールする
sudo apt-get install mariadb-server

# 3. MariaDB サービスを起動する
sudo systemctl start mariadb

# 4. MariaDB サービスのステータスを確認する
sudo systemctl status mariadb

# 5. MariaDB にログインする
sudo mysql -u root -p

# 6. MariaDB データベースを作成する
CREATE DATABASE my_database;

# 7. データベースにテーブルを作成する
CREATE TABLE my_table (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL
);

# 8. データベースからログアウトする
EXIT;

説明

1. このコードは、sudo apt-get update コマンドを使用してパッケージリストを更新することから始まります。
2. 次に、sudo apt-get install mariadb-server コマンドを使用して MariaDB をインストールします。
3. インストールが完了したら、sudo systemctl start mariadb コマンドを使用して MariaDB サービスを起動します。
4. サービスが起動していることを確認するには、sudo systemctl status mariadb コマンドを実行します。
5. sudo mysql -u root -p コマンドを使用して MariaDB にログインします。
6. データベースを作成するには、CREATE DATABASE my_database; コマンドを実行します。
7. テーブルを作成するには、CREATE TABLE my_table (id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT, name VARCHAR(255) NOT NULL, email VARCHAR(255) NOT NULL); コマンドを実行します。
8. データベースからログアウトするには、EXIT; コマンドを実行します。

注意事項

• このコードは、あくまで例であり、実際の環境に合わせて変更する必要があります。

Ubuntu 14.04 に MariaDB をインストールするその他の方法

PPA を使用する

PPA (Personal Package Archive) を使用すると、公式リポジトリよりも新しいバージョンの MariaDB をインストールすることができます。MariaDB 10.5 をインストールするには、以下の手順を実行します。

# 1. PPA を追加する
sudo add-apt-repository ppa:ondrej/mariadb-10.5

# 2. パッケージリストを更新する
sudo apt-get update

# 3. MariaDB をインストールする
sudo apt-get install mariadb-server-10.5

ソースコードからコンパイルする

MariaDB のソースコードをダウンロードして、コンパイルすることもできます。この方法は、最新のバージョンの MariaDB をインストールしたい場合や、特定の構成オプションを必要とする場合に役立ちます。

MariaDB のソースコードをダウンロードするには、以下のコマンドを実行します。

wget https://downloads.mariadb.org/repo/10.5/ubuntu/pool/precise/m/mariadb-server-10.5/mariadb-server-10.5.11-0ubuntu1~precise-amd64.deb

ダウンロードが完了したら、以下のコマンドを実行してパッケージをインストールします。

sudo dpkg -i mariadb-server-10.5.11-0ubuntu1~precise-amd64.deb

Docker を使用すると、MariaDB をコンテナーとして実行することができます。この方法は、MariaDB を簡単にインストールして実行したい場合に役立ちます。

docker pull mariadb:10.5

イメージをプルしたら、以下のコマンドを実行してコンテナーを起動します。

docker run -d -p 3306:3306 mariadb:10.5

このコマンドを実行すると、MariaDB サーバーがポート 3306 で起動します。MariaDB にログインするには、以下のコマンドを実行します。

docker exec -it mariadb:10.5 mysql -u root -p