pg_stat_statementsビューでクエリ統計を確認する方法
PostgreSQL でクエリ進捗状況を追跡する方法
EXPLAIN
コマンドは、クエリの実行計画とコストを分析する最も基本的な方法です。実行計画は、クエリがどのように実行されるかを示す詳細なツリー構造で、コストは各ステップの実行にかかる推定時間です。
EXPLAIN [ANALYZE] [BUFFERS <buffers>] [VERBOSE] <query>;
例:
EXPLAIN SELECT * FROM customers;
pg_stat_statements
ビューには、最近実行されたすべてのクエリの統計情報が含まれています。このビューには、クエリテキスト、実行時間、実行回数のほか、さまざまなパフォーマンスメトリクスも含まれています。
SELECT * FROM pg_stat_statements;
pgBadger
は、PostgreSQL のパフォーマンスを分析するためのオープンソースツールです。pgBadger
は、pg_stat_statements
ビューのデータを分析し、パフォーマンスボトルネックを特定するのに役立ちます。
https://github.com/darold/pgbadger
pgMonitor
は、PostgreSQL のパフォーマンスを監視するためのもう 1 つのオープンソースツールです。pgMonitor
は、リアルタイムでデータベースのパフォーマンスを監視し、問題が発生したときにアラートをトリガーできます。
https://github.com/CrunchyData/pgmonitor
クラウド監視ツール
多くのクラウドプロバイダーは、PostgreSQL のパフォーマンスを監視するためのクラウド監視ツールを提供しています。これらのツールは、データベースのパフォーマンスを簡単に監視し、問題が発生したときにアラートをトリガーするのに役立ちます。
- クエリの詳細な実行計画とコストを知りたい場合は、
EXPLAIN
コマンドを使用します。 - 最近実行されたすべてのクエリの統計情報を知りたい場合は、
pg_stat_statements
ビューを使用します。 - PostgreSQL のパフォーマンスを分析してパフォーマンスボトルネックを特定したい場合は、
pgBadger
またはpgMonitor
ツールを使用します。 - クラウドベースのソリューションが必要な場合は、クラウド監視ツールを使用します。
追加情報
- PostgreSQL のパフォーマンスを最適化する方法については、PostgreSQL の公式ドキュメントを参照してください。
- PostgreSQL のパフォーマンスに関する問題をトラブルシューティングする方法については、PostgreSQL コミュニティフォーラムに問い合わせてください。
PostgreSQL でクエリ進捗状況を追跡するためのサンプルコード
EXPLAIN SELECT * FROM customers;
このクエリは、customers
テーブルのすべての行を選択します。 EXPLAIN
コマンドは、クエリの実行計画とコストを以下のように出力します。
QUERY PLAN | COST | ROWS | WIDTH | PLAN
═══════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════════ |══════════ |══════════ |════════ |══════════════════════════════════════════════════════════════════════════════
Append(costs: 0.00..4.09, rows: 1..1000) | 4.09 | 1000 | 1 | └─Scan Table "customers" (cost: 0.00..4.09 rows: 1..1000 width: 1)
この出力は、クエリが 1 つのステップで実行されることを示しています。このステップは、customers
テーブルのすべての行をスキャンする Scan Table
操作です。クエリの実行コストは 4.09 で、クエリは 1,000 行を返すことが予想されます。
以下の例は、pg_stat_statements
ビューを使用して、最近実行されたすべてのクエリの統計情報を確認する方法を示しています。
SELECT * FROM pg_stat_statements;
出力は次のようになります。
dbid | schema | name | query | exec_time | exec_count | rows |
| | | | | | |
1 | public | my_query | SELECT * FROM customers; | 10.000 ms | 1 | 1000 |
この出力は、my_query
という名前のクエリが 1 回実行され、10 秒かかったことを示しています。このクエリは 1,000 行を返しました。
これらの例は、PostgreSQL でクエリ進捗状況を追跡する方法をほんの一例に過ぎません。状況に応じて、さまざまな方法を組み合わせて使用できます。
VACUUM
コマンドは、データベースをデフラグし、不要なデータを削除するために使用されます。VACUUM
コマンドを実行すると、実行中に進捗状況に関する情報が出力されます。
VACUUM [VERBOSE | DEBUG] [ANALYZE] [FREEZE] [<table> | ALL <tablespace>];
VACUUM VERBOSE customers;
pg_stat_progress
ビューには、現在実行されているクエリに関する情報が含まれています。このビューには、クエリの ID、開始時間、経過時間、処理された行数などの情報が含まれています。
SELECT * FROM pg_stat_progress;
サードパーティ製ツール
PostgreSQL のパフォーマンスを監視するためのサードパーティ製ツールがいくつかあります。これらのツールは、クエリの実行計画とコストを分析したり、データベースのパフォーマンスをリアルタイムで監視したりするなどの追加機能を提供することがあります。
VACUUM
コマンドの実行状況を監視したい場合は、VACUUM VERBOSE
コマンドを使用します。- 現在実行されているクエリに関する情報をリアルタイムで知りたい場合は、
pg_stat_progress
ビューを使用します。 - PostgreSQL のパフォーマンスを包括的に監視したい場合は、サードパーティ製ツールを使用します。
PostgreSQL には、クエリ進捗状況を監視するためのさまざまな方法があります。それぞれの方法には長所と短所があるので、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。
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