pg_dumpallとpsqlでデータベーススリム化：PostgreSQLで特定のデータベースだけを残して削除する方法
2024-07-27
PostgreSQLで特定のデータベースを除いてすべてのデータベースを削除する方法
SQLクエリを使用する
-- システムデータベースとデータベース 'db1'、'db2' を除いてすべてのデータベースを削除
DROP DATABASE * EXCEPT 'postgres', 'db1', 'db2';
説明:
- 今回の例では、
postgres、db1、db2データベースは削除の対象から除外されます。 EXCEPT句は、削除の対象から除外するデータベースを指定するために使用されます。*は、すべてのデータベースを削除することを示します。DROP DATABASEコマンドは、PostgreSQLデータベースを削除するために使用されます。
注意事項:
- システムデータベース (
postgres) を削除することは 絶対にしないでください。これにより、PostgreSQLインストールが破損する可能性があります。 - データベースを削除すると、そのデータベース内のすべてのデータが失われます。
- このコマンドを実行する前に、削除しようとしているデータベースに重要なデータがないことを確認してください。
pg_dumpall と psql を使用する
この方法は、より複雑ですが、より多くの制御と柔軟性を提供します。
手順:
- すべてのデータベースのダンプを作成します。
pg_dumpall -U postgres > all_databases.sql
- ダンプファイルから、削除対象のデータベースを除いたSQLステートメントを抽出します。
sed -e '/DROP DATABASE .*;/d' -e '/CREATE DATABASE .*;/d' all_databases.sql > filtered_databases.sql
- 抽出したSQLステートメントを使用して、削除対象のデータベースを削除します。
psql -U postgres -f filtered_databases.sql
-f filtered_databases.sqlオプションは、filtered_databases.sqlファイルにあるSQLステートメントを実行することをpsqlに指示します。-U postgresオプションは、PostgreSQLユーザーpostgresとしてコマンドを実行することを指定します。psqlコマンドは、PostgreSQLデータベースと対話するために使用されます。filtered_databases.sqlファイルには、削除対象のデータベースを削除するのに必要な SQL ステートメントのみが含まれます。- この例では、
sedコマンドはall_databases.sqlファイルから次の行を削除します。DROP DATABASEステートメント：これらはデータベースの削除に使用されますが、今回は必要ありません。
sedコマンドは、テキストファイルを処理するために使用されるユーティリティです。>演算子は、ダンプ出力をall_databases.sqlファイルにリダイレクトします。pg_dumpallコマンドは、すべてのPostgreSQLデータベースのダンプを作成するために使用されます。
上記の方法に加えて、以下の方法でも特定のデータベースを除いてすべてのデータベースを削除することができます。
- Pythonなどのスクリプト言語を使用する
- pgAdminなどのGUIツールを使用する
これらの方法は、よりユーザーフレンドリーな場合がありますが、上記の方法よりも複雑な場合があります。
-- すべてのデータベースを削除
DROP DATABASE *;
-- システムデータベースとデータベース 'db1'、'db2' を除いてすべてのデータベースを削除
DROP DATABASE * EXCEPT 'postgres', 'db1', 'db2';
- 2番目のコードは、
EXCEPT句を使用して、削除対象から除外するデータベースを指定します。 - 上記の最初のコードは、
DROP DATABASE *コマンドを使用してすべてのデータベースを削除します。
- コードを実行する前に、PostgreSQL ドキュメントを参照してください。
- 異なるバージョンのPostgreSQLを使用している場合は、構文が異なる場合があります。
- 上記のコードは、PostgreSQL 10以降で使用できます。
pg_database_list と psql を使用する
この方法は、システムデータベースを含め、すべてのデータベースを列挙し、削除対象のデータベースを除いたデータベースを1つずつ削除するという方法です。
pg_database_list | grep -v -e 'template' -e 'postgres' > databases.txt
databases.txtファイルを使用して、削除対象のデータベースを除いたデータベースを1つずつ削除します。
while read -r db; do
if [ "$db" != "postgres" ]; then
dropdb "$db"
fi
done < databases.txt
dropdbコマンドは、現在のデータベースを削除するために使用されます。ifステートメントは、現在のデータベースがpostgresデータベースでない場合にのみdropdbコマンドを実行します。whileループは、databases.txtファイル内の各行を反復処理します。- この例では、
grepコマンドは次のデータベースをリストから除外します。templateデータベース：これらは、新しいデータベースを作成するためのテンプレートとして使用されます。postgresデータベース：これはシステムデータベースであり、削除することはできません。
grepコマンドは、pg_database_listコマンドの出力をフィルタリングするために使用されます。pg_database_listコマンドは、PostgreSQLサーバー内のすべてのデータベースのリストを生成します。
シェルスクリプトを使用する
この方法は、上記の手順を自動化するために、シェルスクリプトを作成する方法です。
例:
#!/bin/bash
# システムデータベースとデータベース 'db1'、'db2' を除いてすべてのデータベースを削除
# すべてのデータベースのリストを取得
databases=$(pg_database_list | grep -v -e 'template' -e 'postgres')
# 各データベースを削除
for db in $databases; do
if [ "$db" != "postgres" ]; then
dropdb "$db"
fi
done
forループは、databases変数内の各データベースに対して反復処理します。databases変数には、pg_database_listコマンドを使用して取得したすべてのデータベースのリストが格納されます。- このスクリプトは、
#!/bin/bashシェバングで始まります。これは、スクリプトがBashシェルを使用して実行されることを示します。
- このスクリプトを実行する前に、スクリプトが正しい権限を持っていることを確認してください。
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