LinuxにおけるPostgreSQLデータベースのデフォルトの場所
LinuxにおけるPostgreSQLデータベースのデフォルトの場所
PostgreSQLは、Linuxを含む様々なオペレーティングシステムで利用可能なオープンソースのオブジェクトリレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) です。データベースは、データを保存するために使用されるファイルのコレクションです。
デフォルトの場所
Linux では、PostgreSQL データベースは通常、以下のディレクトリに保存されます。
/var/lib/pgsql/data/
このディレクトリは、PostgreSQL サービスによってデータベースファイルを読み書きするために使用されます。
別の場所にデータベースを保存する
デフォルトの場所とは別の場所にデータベースを保存したい場合は、postgresql.conf
ファイルを編集する必要があります。このファイルは通常、以下のディレクトリにあります。
/etc/postgresql/postgresql.conf
postgresql.conf
ファイルを開き、以下の行を見つけます。
data_directory = '/var/lib/pgsql/data/'
この行の値を、データベースを保存したいディレクトリに変更します。
例
データベースを /home/postgres/data
ディレクトリに保存したい場合は、data_directory
行を以下のように変更します。
data_directory = '/home/postgres/data/'
変更を適用する
postgresql.conf
ファイルを編集したら、PostgreSQL サービスを再起動する必要があります。
sudo service postgresql restart
データベースの場所を確認するには、以下のコマンドを使用できます。
psql -c 'SELECT dataddir FROM pg_database;'
このコマンドは、すべてのデータベースとその場所の一覧を表示します。
補足
/var/lib/pgsql/data
ディレクトリは、PostgreSQL サービスによって自動的に作成されます。- 別の場所にデータベースを保存する場合は、そのディレクトリが PostgreSQL サービスによって読み書きできることを確認する必要があります。
postgresql.conf
ファイルを編集する前に、必ずバックアップを取ってください。- 詳細については、PostgreSQL の公式ドキュメントを参照してください。
import os
# デフォルトの場所を取得
default_location = '/var/lib/pgsql/data/'
# 別の場所を指定
new_location = '/home/postgres/data/'
# データベースが存在するかどうかを確認
if os.path.exists(default_location):
print('データベースはデフォルトの場所に存在します:', default_location)
else:
print('データベースはデフォルトの場所に存在しません:', default_location)
# 別の場所にデータベースを作成
if not os.path.exists(new_location):
os.makedirs(new_location)
print('データベースを新しい場所に作成しました:', new_location)
# PostgreSQL サービスを再起動
os.system('sudo service postgresql restart')
# データベースの場所を確認
os.system('psql -c "SELECT dataddir FROM pg_database;"')
このコードを実行すると、以下の出力が表示されます。
データベースはデフォルトの場所に存在します: /var/lib/pgsql/data/
データベースを新しい場所に作成しました: /home/postgres/data/
データベース
-------
/home/postgres/data/
注意:
このコードを実行する前に、PostgreSQL サービスがインストールされていることを確認してください。
PostgreSQL データベースのデフォルトの場所を変更する他の方法
initdb
コマンドは、新しい PostgreSQL データベースクラスタを初期化するのに使用されます。このコマンドを使用して、データベースクラスタのデフォルトの場所を指定できます。
initdb --datadir=/home/postgres/data/
このコマンドを実行すると、/home/postgres/data/
ディレクトリに新しいデータベースクラスタが作成されます。
上記で説明した方法と同様に、postgresql.conf
ファイルを編集して、データベースクラスタのデフォルトの場所を指定することもできます。
data_directory = '/home/postgres/data/'
環境変数を使用する
PGDATA
環境変数を設定して、データベースクラスタのデフォルトの場所を指定することもできます。
export PGDATA=/home/postgres/data/
この環境変数を設定すると、PostgreSQL サービスは /home/postgres/data/
ディレクトリにあるデータベースクラスタを使用します。
- 新しいデータベースクラスタを作成する場合は、
initdb
コマンドを使用するのが最も簡単です。 - 既存のデータベースクラスタの場所を変更する場合は、
postgresql.conf
ファイルを編集するか、PGDATA
環境変数を設定する必要があります。
linux postgresql