LinuxにおけるPostgreSQLデータベースのデフォルトの場所

2024-04-02

LinuxにおけるPostgreSQLデータベースのデフォルトの場所

PostgreSQLは、Linuxを含む様々なオペレーティングシステムで利用可能なオープンソースのオブジェクトリレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) です。データベースは、データを保存するために使用されるファイルのコレクションです。

デフォルトの場所

Linux では、PostgreSQL データベースは通常、以下のディレクトリに保存されます。

/var/lib/pgsql/data/

このディレクトリは、PostgreSQL サービスによってデータベースファイルを読み書きするために使用されます。

別の場所にデータベースを保存する

デフォルトの場所とは別の場所にデータベースを保存したい場合は、postgresql.conf ファイルを編集する必要があります。このファイルは通常、以下のディレクトリにあります。

/etc/postgresql/postgresql.conf

postgresql.conf ファイルを開き、以下の行を見つけます。

data_directory = '/var/lib/pgsql/data/'

この行の値を、データベースを保存したいディレクトリに変更します。

データベースを /home/postgres/data ディレクトリに保存したい場合は、data_directory 行を以下のように変更します。

data_directory = '/home/postgres/data/'

変更を適用する

postgresql.conf ファイルを編集したら、PostgreSQL サービスを再起動する必要があります。

sudo service postgresql restart

データベースの場所を確認するには、以下のコマンドを使用できます。

psql -c 'SELECT dataddir FROM pg_database;'

このコマンドは、すべてのデータベースとその場所の一覧を表示します。

補足

  • /var/lib/pgsql/data ディレクトリは、PostgreSQL サービスによって自動的に作成されます。
  • 別の場所にデータベースを保存する場合は、そのディレクトリが PostgreSQL サービスによって読み書きできることを確認する必要があります。
  • postgresql.conf ファイルを編集する前に、必ずバックアップを取ってください。
  • 詳細については、PostgreSQL の公式ドキュメントを参照してください。



import os

# デフォルトの場所を取得
default_location = '/var/lib/pgsql/data/'

# 別の場所を指定
new_location = '/home/postgres/data/'

# データベースが存在するかどうかを確認
if os.path.exists(default_location):
    print('データベースはデフォルトの場所に存在します:', default_location)
else:
    print('データベースはデフォルトの場所に存在しません:', default_location)

# 別の場所にデータベースを作成
if not os.path.exists(new_location):
    os.makedirs(new_location)
    print('データベースを新しい場所に作成しました:', new_location)

# PostgreSQL サービスを再起動
os.system('sudo service postgresql restart')

# データベースの場所を確認
os.system('psql -c "SELECT dataddir FROM pg_database;"')

このコードを実行すると、以下の出力が表示されます。

データベースはデフォルトの場所に存在します: /var/lib/pgsql/data/
データベースを新しい場所に作成しました: /home/postgres/data/
データベース
-------
/home/postgres/data/

注意:

このコードを実行する前に、PostgreSQL サービスがインストールされていることを確認してください。




PostgreSQL データベースのデフォルトの場所を変更する他の方法

initdb コマンドは、新しい PostgreSQL データベースクラスタを初期化するのに使用されます。このコマンドを使用して、データベースクラスタのデフォルトの場所を指定できます。

initdb --datadir=/home/postgres/data/

このコマンドを実行すると、/home/postgres/data/ ディレクトリに新しいデータベースクラスタが作成されます。

上記で説明した方法と同様に、postgresql.conf ファイルを編集して、データベースクラスタのデフォルトの場所を指定することもできます。

data_directory = '/home/postgres/data/'

環境変数を使用する

PGDATA 環境変数を設定して、データベースクラスタのデフォルトの場所を指定することもできます。

export PGDATA=/home/postgres/data/

この環境変数を設定すると、PostgreSQL サービスは /home/postgres/data/ ディレクトリにあるデータベースクラスタを使用します。

  • 新しいデータベースクラスタを作成する場合は、initdb コマンドを使用するのが最も簡単です。
  • 既存のデータベースクラスタの場所を変更する場合は、postgresql.conf ファイルを編集するか、PGDATA 環境変数を設定する必要があります。

linux postgresql


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