SQLiteで1つのステートメントで1000回挿入する方法とは?
SQLiteで1つのステートメントで1000回挿入する方法
SQLiteは軽量で高速なデータベースですが、大量のデータを挿入する場合は、パフォーマンスが低下する可能性があります。1つのステートメントで1000回挿入することで、データベースへのアクセス回数を減らし、パフォーマンスを向上させることができます。
方法
- INSERT文を準備する
INSERT INTO table_name (column1, column2, ...)
VALUES (?, ?, ...);
- パラメータをバインドする
import sqlite3
connection = sqlite3.connect('database.db')
cursor = connection.cursor()
values = []
for i in range(1000):
values.append((i, 'value' + str(i), ...))
cursor.executemany('INSERT INTO table_name (column1, column2, ...) VALUES (?, ?, ...)', values)
connection.commit()
connection.close()
説明
INSERT文
は、データ挿入用のSQLステートメントです。?
は、パラメータプレースホルダです。executemany()
メソッドは、複数のパラメータセットをバインドして、1つのステートメントで実行します。values
リストは、挿入するデータのリストです。
利点
- データベースへのアクセス回数を減らすことができます。
- パフォーマンスを向上させることができます。
注意点
- 大量のデータを挿入する場合は、トランザクションを使用する必要があります。
- パラメータのバインドは、SQLインジェクション攻撃を防ぐのに役立ちます。
- 上記はあくまでも一例です。状況に合わせてコードを変更する必要があります。
- パフォーマンスを向上させるには、他にもさまざまな方法があります。
注意事項
- 上記のコードはあくまで例であり、実際の状況に合わせて変更する必要があります。
- データベースへのアクセスは、適切な権限で行う必要があります。
- 上記以外にも、SQLiteで大量データを挿入する方法があります。
- 具体的な方法は、データ量やデータベースの構造によって異なります。
- 詳細については、SQLiteのドキュメントやチュートリアルを参照してください。
SQLiteで1つのステートメントで1000回挿入するサンプルコード
import sqlite3
def insert_data(db_path, table_name, column_names, values):
"""
1つのステートメントで1000回挿入する
Args:
db_path (str): データベースファイルのパス
table_name (str): テーブル名
column_names (list[str]): カラム名リスト
values (list[tuple]): 挿入するデータのリスト
Returns:
None
"""
connection = sqlite3.connect(db_path)
cursor = connection.cursor()
# INSERT文を準備する
insert_query = f"INSERT INTO {table_name} ({','.join(column_names)}) VALUES ({','.join('?' * len(column_names))})"
# パラメータをバインドする
cursor.executemany(insert_query, values)
# コミットする
connection.commit()
# 接続を閉じる
connection.close()
if __name__ == "__main__":
# データベースファイルのパス
db_path = "database.db"
# テーブル名
table_name = "my_table"
# カラム名リスト
column_names = ["column1", "column2", ...]
# 挿入するデータのリスト
values = []
for i in range(1000):
values.append((i, 'value' + str(i), ...))
# データを挿入する
insert_data(db_path, table_name, column_names, values)
insert_data()
関数は、データベースファイルのパス、テーブル名、カラム名リスト、挿入するデータのリストを受け取り、1つのステートメントで1000回挿入します。
使い方
- 上記のコードを保存します。
db_path
変数にデータベースファイルのパスを設定します。table_name
変数にテーブル名を設定します。column_names
変数にカラム名リストを設定します。
SQLiteで1つのステートメントで1000回挿入するその他の方法
データを1000件ずつバッチ処理し、INSERT文を複数回実行する方法です。この方法は、データ量が少ない場合や、パフォーマンスよりもシンプルさを重視する場合に有効です。
import sqlite3
def insert_data_in_batches(db_path, table_name, column_names, values):
"""
データを1000件ずつバッチ処理して挿入する
Args:
db_path (str): データベースファイルのパス
table_name (str): テーブル名
column_names (list[str]): カラム名リスト
values (list[tuple]): 挿入するデータのリスト
Returns:
None
"""
connection = sqlite3.connect(db_path)
cursor = connection.cursor()
# INSERT文を準備する
insert_query = f"INSERT INTO {table_name} ({','.join(column_names)}) VALUES ({','.join('?' * len(column_names))})"
# データを1000件ずつバッチ処理する
for i in range(0, len(values), 1000):
batch_values = values[i:i + 1000]
cursor.executemany(insert_query, batch_values)
# コミットする
connection.commit()
# 接続を閉じる
connection.close()
CSVファイルを使用する
データをCSVファイルに書き出し、その後SQLiteにインポートする方法です。この方法は、データ量が多い場合や、外部ツールを利用したい場合に有効です。
手順
- データをCSVファイルに書き出す
- SQLiteにCSVファイルをインポートする
CSVファイルへの書き出し
import csv
def write_data_to_csv(filename, column_names, values):
"""
データをCSVファイルに書き出す
Args:
filename (str): ファイル名
column_names (list[str]): カラム名リスト
values (list[tuple]): 挿入するデータのリスト
Returns:
None
"""
with open(filename, 'w', newline='') as f:
writer = csv.writer(f)
writer.writerow(column_names)
writer.writerows(values)
SQLiteへのインポート
INSERT INTO table_name
VALUES (?, ?, ...);
専用のライブラリを使用する
SQLiteで大量データを挿入するための専用ライブラリを使用する方法です。この方法は、より高速で効率的な挿入が可能ですが、ライブラリのインストールや設定が必要になります。
sqlite