Railsでカスケード削除を設定する方法:データベースの外部キー制約とdependentオプション

2024-04-08

Railsでカスケード削除を設定する方法

データベースの外部キー制約を使用する

この方法は、データベースレベルで外部キー制約を設定することで、参照元テーブルのレコードが削除された際に、参照している子テーブルのレコードも自動的に削除されるようにします。

手順

  1. マイグレーションファイルを作成します。
rails generate migration AddForeignKeyToOrderDetails
  1. 作成したマイグレーションファイルを開き、以下のコードを追加します。
class AddForeignKeyToOrderDetails < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    add_foreign_key :order_details, :orders, on_delete: :cascade
  end
end
rails db:migrate

ポイント

  • 上記の例では、order_details テーブルが orders テーブルを参照しているという関係性になっています。

dependent オプションを使用する

この方法は、dependent オプションを使用して、親レコードが削除された際に、関連する子レコードをどのように処理するかを指定します。

  1. 親モデルのファイルを開き、has_many アソシエーションに dependent オプションを追加します。
class Order < ApplicationRecord
  has_many :order_details, dependent: :destroy
end
  • その他にも、dependent: :nullify オプションなどを指定することで、子レコードの外部キーカラムを NULL に設定したりすることができます。

Railsでカスケード削除を設定するには、データベースの外部キー制約を使用する方法と、dependent オプションを使用する方法の2つがあります。 どちらの方法もメリットとデメリットがあるため、状況に合わせて使い分けることが重要です。




データベースの外部キー制約を使用する

# マイグレーションファイル

class AddForeignKeyToOrderDetails < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    add_foreign_key :order_details, :orders, on_delete: :cascade
  end
end

# 親モデル (orders.rb)

class Order < ApplicationRecord
  belongs_to :user
  has_many :order_details
end

# 子モデル (order_details.rb)

class OrderDetail < ApplicationRecord
  belongs_to :order
end

dependent オプションを使用する

# 親モデル (orders.rb)

class Order < ApplicationRecord
  belongs_to :user
  has_many :order_details, dependent: :destroy
end

# 子モデル (order_details.rb)

class OrderDetail < ApplicationRecord
  belongs_to :order
end

動作確認

  1. Railsアプリケーションを起動します。
  2. 親レコードを作成します。
  3. 子レコードが削除されていることを確認します。

注意点

  • カスケード削除を使用する場合は、誤ってレコードが削除されないように注意が必要です。
  • データベースの外部キー制約を使用する場合は、マイグレーションファイルの記述に誤りがないことを確認する必要があります。



カスケード削除を設定するその他の方法

コールバックを使用して、親レコードが削除される前に、関連する子レコードを削除することができます。

# 親モデル (orders.rb)

class Order < ApplicationRecord
  belongs_to :user
  has_many :order_details

  before_destroy :delete_order_details

  private

  def delete_order_details
    order_details.destroy_all
  end
end

手動で削除する

親レコードと子レコードを関連付けるテーブルに cascade_delete というカラムを追加し、そこに true または false を設定することで、カスケード削除を制御することができます。

# テーブル定義

create_table :orders do |t|
  t.string :name
  t.boolean :cascade_delete
end

# 親モデル (orders.rb)

class Order < ApplicationRecord
  belongs_to :user
  has_many :order_details

  def destroy
    if cascade_delete
      order_details.destroy_all
    end
    super
  end
end

プラグインを使用する

acts_as_paranoid などのプラグインを使用することで、カスケード削除を含む、さまざまな機能を追加することができます。

カスケード削除を設定する方法はいくつかありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。 状況に合わせて最適な方法を選択してください。


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