データベースマスターへの道:SQLiteのブールリテラルを使いこなせ!
SQLiteにおけるブールリテラル
ブールリテラルは、真偽値を表すリテラルです。多くのプログラミング言語では、True
とFalse
という2つのキーワードがブールリテラルとして使われます。
SQLiteにおけるブールリテラル
SQLiteでは、True
とFalse
というキーワードだけでなく、数値リテラル1
と0
もブールリテラルとして解釈されます。
SELECT 1 = 1; -- True
SELECT 0 = 1; -- False
SELECT 1 + 1; -- 2
SELECT 1 + 0; -- 1
上記の例のように、数値リテラルは、比較演算子や算術演算子で使用することができます。
注意点
SQLiteにおけるブールリテラルの扱いには、いくつかの注意点があります。
- 文字列リテラルは、ブールリテラルとして解釈されません。
- NULL値は、真偽値として解釈されません。
TRUE
やFALSE
といった大文字のキーワードは、ブールリテラルとして解釈されません。
これらの点に注意して、SQLiteにおけるブールリテラルを使用する必要があります。
まとめ
SQLiteにおけるブールリテラルは、True
、False
、1
、0
の4つの値として解釈されます。これらの値は、比較演算子や算術演算子で使用することができます。
SQLiteでブールリテラルを使用する際には、文字列リテラルやNULL値は真偽値として解釈されないことに注意する必要があります。
-- 1 と 1 を比較
SELECT 1 = 1;
-- 0 と 1 を比較
SELECT 0 = 1;
-- 1 + 1 を実行
SELECT 1 + 1;
-- 1 + 0 を実行
SELECT 1 + 0;
-- 文字列リテラルと比較 (False)
SELECT 'True' = True;
-- NULL値と比較 (NULL)
SELECT NULL = True;
-- 大文字のキーワードと比較 (False)
SELECT TRUE = True;
上記の例のように、SQLiteでは様々な方法でブールリテラルを使用することができます。
WHERE 句では、ブールリテラルを使用して、特定の条件に合致するレコードを検索することができます。
SELECT * FROM users WHERE active = True;
上記の例では、active
列がTrue
であるレコードのみが検索されます。
SELECT CASE WHEN age >= 18 THEN '成人' ELSE '未成年' END AS 年齢区分
FROM users;
上記の例では、age
列が18以上であれば「成人」、そうでなければ「未成年」という値が返されます。
その他
ブールリテラルは、UPDATE や DELETE などのステートメントでも使用することができます。
UPDATE users SET active = False WHERE id = 1;
DELETE FROM users WHERE deleted = True;
上記の例では、id
が1であるレコードのactive
列をFalse
に設定し、deleted
列がTrue
であるレコードを削除しています。
SQLiteにおけるブールリテラルは、様々な方法で使用することができます。これらの使用方法を理解することで、より複雑なクエリやステートメントを作成することができます。
SQLiteにおけるブールリテラルのその他の方法
文字列リテラル"True"
と"False"
は、ブール値として解釈されます。
SELECT "True" = True; -- True
SELECT "False" = False; -- True
ただし、文字列リテラルは、比較演算子でのみ使用することができます。算術演算子では使用できません。
SELECT "True" + "True"; -- エラー
UNICODE文字 U+2713
(✓) と U+2717
(✕) は、それぞれ True
と False
を表すために使用することができます。
SELECT ✓ = True; -- True
SELECT ✕ = False; -- True
ただし、UNICODE文字は、すべての環境でサポートされているわけではありません。
SELECT CASE WHEN age >= 18 THEN True ELSE False END AS 成年区分
FROM users;
その他
これらの方法以外にも、データベースエンジン固有の関数を使用して、ブール値を生成することができます。
sqlite boolean literals