SQL GROUP BY 句と集計関数で「must appear in the GROUP BY clause or be used in an aggregate function」エラーを解決する

2024-04-02

SQL で GROUP BY 句を使用する際、集計関数以外で列を参照すると、「must appear in the GROUP BY clause or be used in an aggregate function」というエラーが発生することがあります。これは、GROUP BY 句でグループ化した列以外を直接参照できないためです。

エラーの原因

このエラーは、以下のいずれかの理由で発生します。

  • GROUP BY 句でグループ化した列以外を直接参照している
  • 集計関数を使用せずに、グループ化された列の値を個別に取得しようとしている

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法で対応する必要があります。

集計関数を使用する

グループ化された列の値を個別に取得したい場合は、COUNT、SUM、AVGなどの集計関数を使用する必要があります。

SELECT
    gender,
    COUNT(*) AS total_count,
    SUM(age) AS total_age
FROM
    users
GROUP BY
    gender;

上記の例では、ユーザーの性別ごとに、合計人数と合計年齢を算出しています。

GROUP BY 句に列を追加する

直接参照したい列を、GROUP BY 句に追加することで、その列を個別に参照できるようになります。

SELECT
    gender,
    age
FROM
    users
GROUP BY
    gender,
    age;

上記の例では、ユーザーの性別と年齢を個別に取得しています。

HAVING 句を使用する

GROUP BY 句で集計した結果に対して条件を指定したい場合は、HAVING 句を使用する必要があります。

SELECT
    gender,
    COUNT(*) AS total_count
FROM
    users
GROUP BY
    gender
HAVING
    total_count > 10;

上記の例では、合計人数が10人以上の性別のみを取得しています。

補足

  • GROUP BY 句でグループ化した列は、SELECT 句で必ず表示する必要があります。
  • HAVING 句は、GROUP BY 句で集計した結果に対して条件を指定するために使用します。

上記の情報で解決できない場合は、具体的なコードやエラーメッセージなどを提示していただければ、より詳細なアドバイスを提供できる可能性があります。




SELECT
    gender,
    COUNT(*) AS total_count,
    SUM(age) AS total_age
FROM
    users
GROUP BY
    gender;
SELECT
    gender,
    age
FROM
    users
GROUP BY
    gender,
    age;
SELECT
    gender,
    COUNT(*) AS total_count
FROM
    users
GROUP BY
    gender
HAVING
    total_count > 10;

エラー例

SELECT
    gender,
    age
FROM
    users
GROUP BY
    gender;

上記の例では、age 列は GROUP BY 句に追加されていないため、エラーが発生します。

SELECT
    gender,
    COUNT(*) AS total_count,
    SUM(age) AS total_age
FROM
    users
GROUP BY
    gender;

上記の例では、age 列を COUNT(*)SUM() などの集計関数でラップすることで、エラーを解決しています。




SQL の GROUP BY 句と集計関数で「must appear in the GROUP BY clause or be used in an aggregate function」エラーを解決するその他の方法

CASE 式を使用することで、グループ化された列の値を個別に取得しつつ、GROUP BY 句で列を指定する必要性を回避できます。

SELECT
    gender,
    CASE
        WHEN age < 18 THEN '未成年'
        ELSE '成年'
    END AS age_group
FROM
    users
GROUP BY
    gender;

サブクエリを使用することで、複雑な集計処理を複数回のクエリ実行に分割できます。

SELECT
    gender,
    (
        SELECT COUNT(*)
        FROM users
        WHERE gender = u.gender
    ) AS total_count
FROM
    users AS u
GROUP BY
    gender;
SELECT
    gender,
    age,
    ROW_NUMBER() OVER (PARTITION BY gender ORDER BY age) AS age_rank
FROM
    users;

CTE (Common Table Expressions) を使用する

CTE を使用することで、複雑なクエリを複数の部分に分割し、読みやすくすることができます。

WITH cte AS (
    SELECT
        gender,
        COUNT(*) AS total_count
    FROM
        users
    GROUP BY
        gender
)
SELECT
    gender,
    total_count
FROM
    cte;

注意事項

  • CASE 式は、比較的単純な条件分岐に適しています。
  • サブクエリは、複雑な集計処理に適していますが、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  • ウィンドウ関数は、グループ化された列の値を個別に取得する必要がある場合に適していますが、複雑な処理には向いていません。
  • CTE は、複雑なクエリを分割して読みやすくするために適しています。

sql group-by aggregate-functions


SHOW TRIGGERSステートメントを使ってトリガーを表示する

MySQLデータベースには、特定のイベントが発生した時に自動的に実行されるトリガーという機能があります。このチュートリアルでは、以下の方法でMySQLデータベースのすべてのトリガーを表示する方法を説明します。情報スキーマのTRIGGERSテーブルを使用する...


SELECT data FROM show tables MySQLクエリでテーブル情報を取得する方法

SHOW TABLES は、MySQLデータベース内のテーブル一覧を取得するコマンドです。このコマンドはテーブル名のみを表示しますが、SELECT 句と組み合わせて、テーブルに関する詳細情報を取得することもできます。この解説で学ぶことSHOW TABLES クエリでテーブル情報を選択する方法...


SQL Server 2005で前日のデータを取得:サンプルコードと詳細な説明

このチュートリアルでは、SQL Server 2005を使用して、前日のすべての行を特定の表から選択する方法について説明します。 2つの方法をご紹介します。WHERE 句と DATEADD 関数を使用するLAG 関数を使用する前提条件:SQL Server 2005 へのアクセス...


DELETE、TRUNCATE TABLE、DROP TABLE、MERGE: データ削除方法の比較

方法DELETEステートメントを使用します。FROM句で、削除するテーブルを指定します。INNER JOINを使用して、関連するテーブルを結合します。ON句で、結合条件を指定します。WHERE句で、削除する行をさらに絞り込む条件を指定します。(オプション)...