スロークエリログの有効化でパフォーマンスの向上を実現!MySQLの便利な機能徹底解説

2024-06-26

MySQL のスロークエリログを再起動せずに有効にする方法

幸いなことに、MySQL を再起動せずにスロークエリログを有効にする方法があります。 以下の手順を実行します。

slow_query_log システム変数を設定する

MySQL サーバーが実行されている間に、次のコマンドを使用して slow_query_log システム変数を 1 に設定できます。

SET GLOBAL slow_query_log = 1;

このコマンドを実行すると、MySQL は直ちにスロークエリログの記録を開始します。

long_query_time システム変数は、MySQL がスロークエリと見なすクエリの実行時間を秒単位で定義します。 デフォルトの値は 10 秒です。

より短いクエリをログに記録するには、この変数をより小さい値に設定できます。 ただし、値を小さくしすぎると、ログファイルが膨大になり、分析が困難になる可能性があることに注意してください。

SET GLOBAL long_query_time = 5;

ログファイルの場所を確認する

スロークエリログは、通常、MySQL データディレクトリ内の slow_query.log ファイルに記録されます。 ログファイルの場所を確認するには、次のコマンドを使用します。

SHOW VARIABLES LIKE 'slow_query_log_file';

スロークエリログファイルには、実行された各クエリの次の情報が含まれています。

  • 開始日時
  • ユーザー
  • クエリ
  • 実行時間
  • 使用されたテーブルとインデックス
  • エラーメッセージ(存在する場合)

ログファイルを分析することで、パフォーマンス問題を引き起こしているクエリを特定できます。 問題のあるクエリを特定したら、インデックスの追加、クエリの実行計画の最適化、またはクエリの書き換えなど、問題を解決するための措置を講じることができます。

オプション: mysqldumpslow ツールを使用する

mysqldumpslow は、MySQL に付属のツールで、スロークエリログファイルを分析し、実行時間の長いクエリを特定するのに役立ちます。

このツールを使用すると、クエリの実行時間を短縮するために実行できるアクションに関するヒントも提供されます。

mysqldumpslow slow_query.log

注意事項

  • スロークエリログを有効にすると、MySQL のパフォーマンスに若干の影響が出る可能性があります。
  • ログファイルが大きくなりすぎないように、定期的にログファイルをローテーションすることをお勧めします。
  • スロークエリログは、機密情報を含む可能性があるため、アクセス制御を適切に設定する必要があります。



-- スロークエリログを有効にする
SET GLOBAL slow_query_log = 1;

-- ログファイルの場所を確認する
SHOW VARIABLES LIKE 'slow_query_log_file';

-- オプション: mysqldumpslow ツールを使用してログファイルを分析する
mysqldumpslow slow_query.log

ログファイルの場所を確認する方法と、mysqldumpslow ツールを使用してログファイルを分析する方法についても説明しています。




MySQL のスロークエリログを有効にするその他の方法

my.cnf または my.ini ファイルを編集する

MySQL の設定ファイルを変更して、スロークエリログを有効にすることができます。

この方法は、永続的にスロークエリログを有効にしたい場合に役立ちます。

  • my.cnf ファイルは、Linux および macOS システムの一般的な設定ファイルです。

編集する必要があるセクションは [mysqld] です。 このセクションに次の行を追加します。

slow_query_log=1
long_query_time=5

slow_query_log オプションはログを有効にし、long_query_time オプションはログに記録されるクエリの最小実行時間を設定します。

変更を保存して、MySQL サーバーを再起動します。

--slow_query_log オプションを使用してサーバーを起動する

MySQL サーバーを起動するときに、--slow_query_log オプションを使用してスロークエリログを有効にすることができます。

mysqld --slow_query_log

このオプションを使用すると、現在のセッションのスロークエリログのみが有効になります。 MySQL サーバーをシャットダウンすると、ログは無効になります。

SQL クライアントを使用してログを有効にする

一部の SQL クライアントでは、SET GLOBAL slow_query_log = 1; コマンドを使用して、クライアントセッションのスロークエリログを有効にすることができます。

クライアントセッションを終了すると、ログは無効になります。

上記の方法のいずれを使用して、MySQL でスロークエリログを有効にすることができます。

最適な方法は、特定のニーズと要件によって異なります。


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