【永久保存版】PostgreSQLで現在時刻を自在に操る!用途別おすすめ関数とサンプルコード集
PostgreSQLにおけるOracleのSYSDATE関数相当
OracleデータベースにおけるSYSDATE関数は、現在のシステム日時を返す関数です。一方、PostgreSQLではSYSDATE関数に相当する単一の関数はありませんが、状況に応じていくつかの代替関数を使用することができます。
代替関数
- CURRENT_TIMESTAMP: 現在のシステム日時をタイムスタンプ型で返します。SYSDATE関数と同様に、ミリ秒までの精度で時間を含みます。
SELECT CURRENT_TIMESTAMP;
- NOW(): CURRENT_TIMESTAMP関数のエイリアスです。
SELECT NOW();
- clock_timestamp(): トランザクション開始時のシステム日時をタイムスタンプ型で返します。これは、同じトランザクション内で複数回呼び出しても同じ値を返すという点で、SYSDATE関数とは異なります。
SELECT clock_timestamp();
- statement_timestamp(): 現在のステートメントが実行された時点のシステム日時をタイムスタンプ型で返します。これは、トリガーやストアドプロシージャ内で使用する場合に役立ちます。
SELECT statement_timestamp();
選択ガイド
- 単に現在のシステム日時を取得したい場合は、CURRENT_TIMESTAMPまたは**NOW()**を使用します。
- 同じトランザクション内で複数回呼び出しても同じ値が必要な場合は、**clock_timestamp()**を使用します。
- トリガーやストアドプロシージャ内でステートメントの実行時点のシステム日時が必要な場合は、**statement_timestamp()**を使用します。
補足
- PostgreSQLでは、日付と時刻を別々に扱うこともできます。例えば、現在の日付のみを取得するにはCURRENT_DATE関数を使用し、現在時刻のみを取得するにはCURRENT_TIME関数を使用します。
- PostgreSQLには、日付と時刻の操作に役立つさまざまな関数と演算子が用意されています。詳細は、PostgreSQLのマニュアルを参照してください。
例
以下の例では、各代替関数を使用して現在のシステム日時を取得しています。
-- CURRENT_TIMESTAMPを使用
SELECT CURRENT_TIMESTAMP;
-- NOW()を使用
SELECT NOW();
-- clock_timestamp()を使用
SELECT clock_timestamp();
-- statement_timestamp()を使用
SELECT statement_timestamp();
PostgreSQLには、OracleのSYSDATE関数に相当する単一の関数はありませんが、状況に応じていくつかの代替関数を使用することができます。それぞれの関数の特性を理解し、適切な関数を選択することが重要です。
PostgreSQLにおけるOracleのSYSDATE関数相当のサンプルコード
-- 現在のシステム日時を取得 (CURRENT_TIMESTAMP)
SELECT CURRENT_TIMESTAMP AS 現在日時;
-- 現在のシステム日時を取得 (NOW())
SELECT NOW() AS 現在日時;
-- 現在のトランザクション開始時のシステム日時を取得 (clock_timestamp())
SELECT clock_timestamp() AS トランザクション開始日時;
-- 現在のステートメント実行時点のシステム日時を取得 (statement_timestamp())
SELECT statement_timestamp() AS ステートメント実行日時;
説明
- 結果は、
現在日時
、トランザクション開始日時
、ステートメント実行日時
という名前の列に表示されます。
- この例では、
SELECT
ステートメントを使用して各関数を呼び出していますが、他のステートメントで使用することもできます。 - 結果の形式は、使用しているデータベースクライアントや設定によって異なる場合があります。
このサンプルコードは、以下の目的で使用できます。
- PostgreSQLにおけるOracleのSYSDATE関数相当の代替関数について理解を深める
- それぞれの代替関数の使用方法を練習する
- 実際のアプリケーションで現在のシステム日時を取得する
PostgreSQLで現在時刻を取得するその他の方法
タイムゾーン付き現在時刻を取得する
CURRENT_TIMESTAMP
関数と組み合わせてAT TIME ZONE
句を使用すると、現在時刻を指定したタイムゾーンで取得することができます。
SELECT CURRENT_TIMESTAMP AT TIME ZONE 'Asia/Tokyo';
このクエリは、現在のシステム日時を日本標準時(JST)で取得します。
特定のフォーマットで現在時刻を取得する
TO_CHAR
関数を使用して、現在時刻を特定のフォーマットで文字列に変換することができます。
SELECT TO_CHAR(CURRENT_TIMESTAMP, 'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS');
このクエリは、現在のシステム日時を「YYYY-MM-DD HH24:MI:SS」形式で取得します。
特定の時間間隔で現在時刻を繰り返し取得する
GENERATE_SERIES
関数と組み合わせてWITH
句を使用すると、特定の時間間隔で現在時刻を繰り返し取得することができます。
WITH time_series AS (
SELECT generate_series(CURRENT_TIMESTAMP, CURRENT_TIMESTAMP + INTERVAL '1 minute', INTERVAL '1 second') AS ts
)
SELECT * FROM time_series;
このクエリは、現在のシステム時刻から1分後の時刻まで、1秒ごとに現在時刻を取得します。
トリガーを使用して現在時刻を自動的に挿入する
トリガーを使用して、テーブルにレコードを挿入するたびに現在時刻を自動的に挿入することができます。
CREATE TABLE mytable (
id SERIAL PRIMARY KEY,
created_at TIMESTAMP NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
この例では、mytable
テーブルにレコードを挿入するたびに、created_at
列に現在時刻が自動的に挿入されます。
ストアドプロシージャを使用して、現在時刻を処理する複雑なロジックをカプセル化することができます。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE get_current_time_with_offset(offset INTEGER)
RETURNS TIMESTAMP
LANGUAGE plpgsql AS $$
BEGIN
RETURN CURRENT_TIMESTAMP + INTERVAL 'offset' HOUR;
END $$;
SELECT get_current_time_with_offset(9);
この例では、get_current_time_with_offset
というストアドプロシージャを作成します。このプロシージャは、引数として渡されたオフセット時間(時間単位)を加算した現在時刻を返します。
PostgreSQLには、現在時刻を取得するさまざまな方法があります。それぞれの方法には長所と短所があるため、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。
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