DISTINCT ON を使って特定列のみ重複を除外する
PostgreSQLで特定の列のみ重複を除外する
特定の列のみ重複を除外したい場合 は、以下の方法があります。
DISTINCT ON を使用する
DISTINCT ON は、指定した列に基づいて重複を除外する機能です。構文は以下の通りです。
SELECT DISTINCT ON (column_name)
FROM table_name;
例: 顧客テーブル customers
から、country
列のみ重複を除外して、顧客の国籍の一覧を取得する
SELECT DISTINCT ON (country)
FROM customers;
このクエリは、country
列の値が同じである行を重複として扱い、1つの行のみを結果セットに含めます。
DISTINCT ON を使用する際は、以下の点に注意が必要です。
- ORDER BY を使用して、DISTINCT ON の基準となる列をソートしておく必要があります。
- DISTINCT ON で指定した列は、SELECT 句にも含める必要があります。
GROUP BY を使用する
GROUP BY は、指定した列に基づいてグループ化し、各グループの集計結果を取得する機能です。構文は以下の通りです。
SELECT column_name, COUNT(*)
FROM table_name
GROUP BY column_name;
SELECT country, COUNT(*)
FROM customers
GROUP BY country;
このクエリは、country
列の値ごとにグループ化し、各グループの行数をカウントします。
GROUP BY を使用すれば、重複する行を自動的に除外することができます。
- 集計したい列は、SELECT 句と GROUP BY 句に含める必要があります。
- GROUP BY で指定した列は、WHERE 句で使用できない場合があります。
サブクエリを使用する
サブクエリ は、別のクエリの結果を返すクエリです。サブクエリを使用して、重複を除外するクエリを作成することができます。
SELECT country
FROM (
SELECT DISTINCT country
FROM customers
) AS t;
このクエリは、まず DISTINCT
を使用して、country
列のみ重複を除外するサブクエリを実行します。そして、サブクエリの結果をメインクエリで取得します。
サブクエリ は、複雑なクエリを作成する場合に役立ちます。
- サブクエリは、メインクエリと同じデータベース接続を使用する必要があります。
- サブクエリは、メインクエリよりも前に実行されます。
DISTINCT ON を使用する
-- 顧客テーブル
CREATE TABLE customers (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name VARCHAR(255),
country VARCHAR(255)
);
-- データ挿入
INSERT INTO customers (name, country) VALUES ('John Doe', 'USA');
INSERT INTO customers (name, country) VALUES ('Jane Doe', 'USA');
INSERT INTO customers (name, country) VALUES ('John Smith', 'UK');
INSERT INTO customers (name, country) VALUES ('Jane Smith', 'UK');
-- 特定の列のみ重複を除外
SELECT DISTINCT ON (country)
name, country
FROM customers;
name | country
------- | --------
John Doe | USA
John Smith | UK
GROUP BY を使用する
SELECT country, COUNT(*) AS count
FROM customers
GROUP BY country;
このクエリは、以下の結果を返します。
country | count
------- | --------
USA | 2
UK | 2
サブクエリを使用する
SELECT country
FROM (
SELECT DISTINCT country
FROM customers
) AS t;
country
-------
USA
UK
上記以外にも、特定の列のみ重複を除外する方法があります。詳細は PostgreSQL のドキュメントを参照してください。
特定の列のみ重複を除外する方法
CASE 式を使用する
CASE 式 は、条件によって異なる値を返す式です。CASE 式を使用して、重複する行を識別し、除外することができます。
SELECT country,
CASE WHEN COUNT(*) > 1 THEN '重複' ELSE '重複なし' END AS duplicate
FROM customers
GROUP BY country;
country | duplicate
------- | --------
USA | 重複
UK | 重複
ウィンドウ関数を使用する
ウィンドウ関数 は、グループ内のデータに基づいて値を計算する関数です。ウィンドウ関数を使用して、重複する行を識別し、除外することができます。
SELECT country,
COUNT(*) OVER (PARTITION BY country) AS duplicate_count
FROM customers;
country | duplicate_count
------- | --------
USA | 2
UK | 2
CTE (Common Table Expressions) を使用する
CTE は、複雑なクエリを複数の部分に分割して記述する方法です。CTE を使用して、重複する行を識別し、除外することができます。
WITH t AS (
SELECT DISTINCT country
FROM customers
)
SELECT country
FROM t;
country
-------
USA
UK
postgresql select distinct