【初心者向け】MySQLのバッククォートの使い方がわかる!
MySQLにおけるバッククォートの使用
バッククォートが必要な場合
以下の場合、フィールド名にバッククォートが必要です。
- フィールド名が予約語である場合
- 例:
date
、user
、order
など
- 例:
- フィールド名が特殊文字を含む場合
- 例:
-
、.
、など
- 例:
- フィールド名がスペースを含む場合
バッククォートの使用例
# フィールド名が予約語の場合
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`user` VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# フィールド名が特殊文字を含む場合
CREATE TABLE products (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`product-name` VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# フィールド名がスペースを含む場合
CREATE TABLE orders (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`order date` DATE NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
注意事項
- バッククォートはフィールド名のみを囲む必要があります。
- テーブル名やインデックス名にはバッククォートを使用できません。
- バッククォートは、MySQL特有の機能です。他のデータベースでは使用できない場合があります。
MySQLでは、フィールド名に予約語や特殊文字が含まれている場合、バッククォートで囲む必要があります。バッククォートを使用することで、データベースエラーを防ぐことができます。
フィールド名が予約語の場合
# テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`user` VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# データ挿入
INSERT INTO users (`user`) VALUES ('John Doe');
# データ取得
SELECT `user` FROM users WHERE id = 1;
# テーブル作成
CREATE TABLE products (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`product-name` VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# データ挿入
INSERT INTO products (`product-name`) VALUES ('My Product');
# データ取得
SELECT `product-name` FROM products WHERE id = 1;
# テーブル作成
CREATE TABLE orders (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`order date` DATE NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# データ挿入
INSERT INTO orders (`order date`) VALUES ('2023-12-31');
# データ取得
SELECT `order date` FROM orders WHERE id = 1;
これらの例は、MySQLにおけるバッククォートの使用方法を示しています。バッククォートを使用することで、フィールド名に予約語や特殊文字が含まれていても、問題なくデータベース操作を行うことができます。
- バッククォートは、フィールド名だけでなく、テーブル名やインデックス名にも使用できます。
- バッククォートは、データベースによって異なる場合があります。使用前に、使用するデータベースのマニュアルを確認してください。
バッククォート以外の方法
エスケープシーケンスは、特殊文字を別の文字に変換するために使用されます。MySQLでは、予約語や特殊文字をエスケープシーケンスで表すことで、バッククォートを使用せずにフィールド名に使用することができます。
例:
# テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
user VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# データ挿入
INSERT INTO users (user) VALUES ('John Doe');
# データ取得
SELECT user FROM users WHERE id = 1;
上記のように、フィールド名 user
は予約語ですが、エスケープシーケンス \
を使用することで、バッククォートを使用せずに使用することができます。
識別子を区別する文字を使用する
MySQLでは、識別子を区別するために、 、
.
、 -
などの文字を使用することができます。
# テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
user_name VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# データ挿入
INSERT INTO users (user_name) VALUES ('John Doe');
# データ取得
SELECT user_name FROM users WHERE id = 1;
上記のように、フィールド名 user_name
は予約語 user
と似ていますが、 _
を使用することで区別することができます。
別のデータベースを使用する
MySQL以外にも、PostgreSQLやOracleなどのデータベースがあります。これらのデータベースでは、MySQLとは異なる予約語や特殊文字を使用している場合があります。
バッククォート以外にも、フィールド名に予約語や特殊文字を使用する方法があります。これらの方法は、状況に応じて使い分けることができます。
注意点
- エスケープシーケンスや識別子を区別する文字を使用する方法は、MySQL特有の機能です。他のデータベースでは使用できない場合があります。
- 別のデータベースを使用する方法は、データベースの知識が必要となります。
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