【初心者向け】MySQLのバッククォートの使い方がわかる!

2024-04-08

MySQLにおけるバッククォートの使用

バッククォートが必要な場合

以下の場合、フィールド名にバッククォートが必要です。

  • フィールド名が予約語である場合
    • 例:dateuserorderなど
  • フィールド名が特殊文字を含む場合
    • 例:-.など
  • フィールド名がスペースを含む場合

バッククォートの使用例

# フィールド名が予約語の場合
CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `user` VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# フィールド名が特殊文字を含む場合
CREATE TABLE products (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `product-name` VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# フィールド名がスペースを含む場合
CREATE TABLE orders (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `order date` DATE NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

注意事項

  • バッククォートはフィールド名のみを囲む必要があります。
  • テーブル名やインデックス名にはバッククォートを使用できません。
  • バッククォートは、MySQL特有の機能です。他のデータベースでは使用できない場合があります。

MySQLでは、フィールド名に予約語や特殊文字が含まれている場合、バッククォートで囲む必要があります。バッククォートを使用することで、データベースエラーを防ぐことができます。




フィールド名が予約語の場合

# テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `user` VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# データ挿入
INSERT INTO users (`user`) VALUES ('John Doe');

# データ取得
SELECT `user` FROM users WHERE id = 1;
# テーブル作成
CREATE TABLE products (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `product-name` VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# データ挿入
INSERT INTO products (`product-name`) VALUES ('My Product');

# データ取得
SELECT `product-name` FROM products WHERE id = 1;
# テーブル作成
CREATE TABLE orders (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `order date` DATE NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# データ挿入
INSERT INTO orders (`order date`) VALUES ('2023-12-31');

# データ取得
SELECT `order date` FROM orders WHERE id = 1;

これらの例は、MySQLにおけるバッククォートの使用方法を示しています。バッククォートを使用することで、フィールド名に予約語や特殊文字が含まれていても、問題なくデータベース操作を行うことができます。

  • バッククォートは、フィールド名だけでなく、テーブル名やインデックス名にも使用できます。
  • バッククォートは、データベースによって異なる場合があります。使用前に、使用するデータベースのマニュアルを確認してください。



バッククォート以外の方法

エスケープシーケンスは、特殊文字を別の文字に変換するために使用されます。MySQLでは、予約語や特殊文字をエスケープシーケンスで表すことで、バッククォートを使用せずにフィールド名に使用することができます。

例:

# テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  user VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# データ挿入
INSERT INTO users (user) VALUES ('John Doe');

# データ取得
SELECT user FROM users WHERE id = 1;

上記のように、フィールド名 user は予約語ですが、エスケープシーケンス \ を使用することで、バッククォートを使用せずに使用することができます。

識別子を区別する文字を使用する

MySQLでは、識別子を区別するために、 .- などの文字を使用することができます。

# テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  user_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

# データ挿入
INSERT INTO users (user_name) VALUES ('John Doe');

# データ取得
SELECT user_name FROM users WHERE id = 1;

上記のように、フィールド名 user_name は予約語 user と似ていますが、 _ を使用することで区別することができます。

別のデータベースを使用する

MySQL以外にも、PostgreSQLやOracleなどのデータベースがあります。これらのデータベースでは、MySQLとは異なる予約語や特殊文字を使用している場合があります。

バッククォート以外にも、フィールド名に予約語や特殊文字を使用する方法があります。これらの方法は、状況に応じて使い分けることができます。

注意点

  • エスケープシーケンスや識別子を区別する文字を使用する方法は、MySQL特有の機能です。他のデータベースでは使用できない場合があります。
  • 別のデータベースを使用する方法は、データベースの知識が必要となります。

mysql backticks


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