Visual Studio で SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開く

2024-04-28

SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開く方法

概要

SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルは、軽量なデータベース管理システムである SQL Server Compact Edition で作成されたデータベースファイルを指します。

本記事では、この .SDF ファイルを開くための 2 つの主要な方法と、それぞれの手順について詳しく説明します。

方法 1:Visual Studio を使用する

Visual Studio を使用して .SDF ファイルを開くには、以下の手順に従います。

  1. Visual Studio を開き、データ メニューから 新しいデータソースの追加 を選択します。
  2. 接続の追加 ダイアログで、Microsoft SQL Server Compact 3.5 をデータソースとして選択し、続行 をクリックします。
  3. データベース フィールドに .SDF ファイルのパスを入力するか、参照 ボタンを使用して選択します。
  4. 必要に応じて、認証 タブで認証情報を設定します。
  5. OK をクリックして接続を確立します。

Visual Studio の サーバー エクスプローラー で、開いた .SDF ファイル内のデータベースオブジェクト (テーブル、ビュー、インデックスなど) を閲覧および操作することができます。

SQL Server Compact Edition ツールキットは、Microsoft が提供する無償のツールセットで、.SDF ファイルの作成、管理、操作を可能にします。 このツールキットを使用して .SDF ファイルを開くには、以下の手順に従います。

  1. SQL Server Compact Edition ツールキットをダウンロードしてインストールします。
  2. コマンド プロンプトを開き、.SDF ファイルのあるディレクトリに移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。
sqlcecmd -connect "connection string"
  1. 上記のコマンドで、connection string は以下の形式で置き換えます。
Data Source=|DataDirectory|\MyDatabase.sdf;Password=myPassword;
  1. Enter キーを押すと、SQL Server Compact Edition コマンド プロンプトが開き、.SDF ファイル内のデータベースオブジェクトを操作することができます。

補足

  • 上記の手順以外にも、サードパーティ製のツールを使用して .SDF ファイルを開くことも可能です。
  • .SDF ファイルは、SQL Server などの他のデータベースシステムにインポートすることもできます。



SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開くサンプルコード

以下に、Visual Studio と SQL Server Compact Edition ツールキットを使用して .SDF ファイルを開くためのサンプルコードを示します。

Visual Studio を使用する

using System;
using System.Data.SqlServerCe;

namespace OpenSDFFileWithVisualStudio
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // .SDF ファイルへの接続文字列
            string connectionString = @"Data Source=|DataDirectory|\MyDatabase.sdf;Password=myPassword;";

            // データベース接続を開く
            using (SqlCeConnection connection = new SqlCeConnection(connectionString))
            {
                connection.Open();

                // データベース内のデータ操作を実行
                // ...

                // データベース接続を閉じる
                connection.Close();
            }
        }
    }
}

SQL Server Compact Edition ツールキットを使用する

sqlcecmd -connect "Data Source=|DataDirectory|\MyDatabase.sdf;Password=myPassword;"

-- データベース内のデータ操作を実行
-- ...
  • 上記のコードはあくまで例であり、ご自身の環境に合わせて変更する必要があります。
  • 詳細については、SQL Server Compact Edition のドキュメントを参照してください。



SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開くその他の方法

前述の 2 つの方法に加えて、.SDF ファイルを開くためのその他の方法をいくつか紹介します。

LINQPad は、SQL Server、MySQL、SQLite、および SDF (SQL CE 4.0) などのさまざまなデータベースと連携できる無償のツールです。

  1. LINQPad をダウンロードしてインストールします。
  2. LINQPad を起動し、ファイル メニューから 接続の追加 を選択します。
  3. データベース タブで、SQL Server Compact をデータソースとして選択し、参照 ボタンを使用して .SDF ファイルを選択します。

LINQPad では、.SDF ファイル内のデータに対してクエリを実行したり、テーブルを編集したり、新しいデータを追加したりすることができます。

IDataAware を使用する

.NET Framework には、IDataAware インターフェースを実装するクラスがいくつか用意されており、これらのクラスを使用して .SDF ファイルを開くことができます。

この方法の詳細については、以下のドキュメントを参照してください。

サードパーティ製のツールを使用する

これらのツールの多くは、無償版と有料版が用意されています。


sql-server sql-server-ce


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