Visual Studio で SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開く
SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開く方法
概要
SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルは、軽量なデータベース管理システムである SQL Server Compact Edition で作成されたデータベースファイルを指します。
本記事では、この .SDF ファイルを開くための 2 つの主要な方法と、それぞれの手順について詳しく説明します。
方法 1:Visual Studio を使用する
Visual Studio を使用して .SDF ファイルを開くには、以下の手順に従います。
- Visual Studio を開き、データ メニューから 新しいデータソースの追加 を選択します。
- 接続の追加 ダイアログで、Microsoft SQL Server Compact 3.5 をデータソースとして選択し、続行 をクリックします。
- データベース フィールドに .SDF ファイルのパスを入力するか、参照 ボタンを使用して選択します。
- 必要に応じて、認証 タブで認証情報を設定します。
- OK をクリックして接続を確立します。
Visual Studio の サーバー エクスプローラー で、開いた .SDF ファイル内のデータベースオブジェクト (テーブル、ビュー、インデックスなど) を閲覧および操作することができます。
SQL Server Compact Edition ツールキットは、Microsoft が提供する無償のツールセットで、.SDF ファイルの作成、管理、操作を可能にします。 このツールキットを使用して .SDF ファイルを開くには、以下の手順に従います。
- SQL Server Compact Edition ツールキットをダウンロードしてインストールします。
- コマンド プロンプトを開き、.SDF ファイルのあるディレクトリに移動します。
- 以下のコマンドを実行します。
sqlcecmd -connect "connection string"
- 上記のコマンドで、
connection string
は以下の形式で置き換えます。
Data Source=|DataDirectory|\MyDatabase.sdf;Password=myPassword;
- Enter キーを押すと、SQL Server Compact Edition コマンド プロンプトが開き、.SDF ファイル内のデータベースオブジェクトを操作することができます。
補足
- 上記の手順以外にも、サードパーティ製のツールを使用して .SDF ファイルを開くことも可能です。
- .SDF ファイルは、SQL Server などの他のデータベースシステムにインポートすることもできます。
SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開くサンプルコード
以下に、Visual Studio と SQL Server Compact Edition ツールキットを使用して .SDF ファイルを開くためのサンプルコードを示します。
Visual Studio を使用する
using System;
using System.Data.SqlServerCe;
namespace OpenSDFFileWithVisualStudio
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// .SDF ファイルへの接続文字列
string connectionString = @"Data Source=|DataDirectory|\MyDatabase.sdf;Password=myPassword;";
// データベース接続を開く
using (SqlCeConnection connection = new SqlCeConnection(connectionString))
{
connection.Open();
// データベース内のデータ操作を実行
// ...
// データベース接続を閉じる
connection.Close();
}
}
}
}
SQL Server Compact Edition ツールキットを使用する
sqlcecmd -connect "Data Source=|DataDirectory|\MyDatabase.sdf;Password=myPassword;"
-- データベース内のデータ操作を実行
-- ...
- 上記のコードはあくまで例であり、ご自身の環境に合わせて変更する必要があります。
- 詳細については、SQL Server Compact Edition のドキュメントを参照してください。
SQL Server Compact Edition (.SDF) ファイルを開くその他の方法
前述の 2 つの方法に加えて、.SDF ファイルを開くためのその他の方法をいくつか紹介します。
LINQPad は、SQL Server、MySQL、SQLite、および SDF (SQL CE 4.0) などのさまざまなデータベースと連携できる無償のツールです。
- LINQPad をダウンロードしてインストールします。
- LINQPad を起動し、ファイル メニューから 接続の追加 を選択します。
- データベース タブで、SQL Server Compact をデータソースとして選択し、参照 ボタンを使用して .SDF ファイルを選択します。
LINQPad では、.SDF ファイル内のデータに対してクエリを実行したり、テーブルを編集したり、新しいデータを追加したりすることができます。
IDataAware を使用する
.NET Framework には、IDataAware インターフェースを実装するクラスがいくつか用意されており、これらのクラスを使用して .SDF ファイルを開くことができます。
この方法の詳細については、以下のドキュメントを参照してください。
サードパーティ製のツールを使用する
これらのツールの多くは、無償版と有料版が用意されています。
sql-server sql-server-ce