CASE式とIS NULL/IS NOT NULL演算子を使ったグループ化

2024-07-27

SQLでレコードをNULLとNOT NULLでグループ化する

CASE式を使用する

CASE式を使用して、NULLとNOT NULLの値を別々のグループに分割できます。次の例では、column1 カラムに基づいてレコードをグループ化しています。

SELECT
  CASE WHEN column1 IS NULL THEN 'NULL' ELSE 'NOT NULL' END AS group,
  COUNT(*) AS count
FROM table
GROUP BY group;

このクエリは、次の結果を返します。

group | count
-------|-------
NULL   | 10
NOT NULL | 20

IS NULLとIS NOT NULLを使用する

SELECT
  CASE WHEN column1 IS NULL THEN 'NULL'
        WHEN column1 IS NOT NULL THEN 'NOT NULL'
  END AS group,
  COUNT(*) AS count
FROM table
GROUP BY group;

このクエリは、上記のCASE式を使用する例と同じ結果を返します。

どちらの方法を使用するかは、好みと可読性の問題です。 CASE式は、より明確で読みやすいコードになる可能性がありますが、IS NULLとIS NOT NULLを使用する方が簡潔になる場合があります。

  • GROUP BY句で複数の列を指定できます。
  • 集計関数(COUNT、SUM、AVGなど)を使用して、グループ内のデータの要約統計を計算できます。
  • HAVING句を使用して、グループ化された結果に対してフィルター処理を行うことができます。



-- テーブルの作成
CREATE TABLE my_table (
  id INT,
  column1 VARCHAR(255),
  column2 INT
);

-- データの挿入
INSERT INTO my_table (id, column1, column2) VALUES
(1, 'John Doe', 10),
(2, NULL, 20),
(3, 'Jane Doe', 30),
(4, NULL, 40),
(5, 'Peter Smith', 50);

-- CASE式を使用する
SELECT
  CASE WHEN column1 IS NULL THEN 'NULL' ELSE 'NOT NULL' END AS group,
  COUNT(*) AS count
FROM my_table
GROUP BY group;

-- 結果
--
-- group | count
-- -------|-------
-- NULL   | 2
-- NOT NULL | 3

-- IS NULLとIS NOT NULLを使用する
SELECT
  CASE WHEN column1 IS NULL THEN 'NULL'
        WHEN column1 IS NOT NULL THEN 'NOT NULL'
  END AS group,
  COUNT(*) AS count
FROM my_table
GROUP BY group;

-- 結果
--
-- group | count
-- -------|-------
-- NULL   | 2
-- NOT NULL | 3

このコードを実行すると、次の結果が表示されます。

group | count
-------|-------
NULL   | 2
NOT NULL | 3

この例では、my_table というテーブルに、idcolumn1column2 という3つのカラムがあります。column1 カラムには、NULL値とNOT NULL値の両方が含まれています。




COALESCE関数を使用して、NULL値を別の値に置き換えることができます。次の例では、NULL値を'Unknown' という文字列に置き換えています。

SELECT
  COALESCE(column1, 'Unknown') AS group,
  COUNT(*) AS count
FROM my_table
GROUP BY group;
group | count
-------|-------
Unknown | 2
John Doe | 1
Jane Doe | 1
Peter Smith | 1

GROUP BY ALLを使用する

GROUP BY ALL句を使用して、NULL値を含むグループも含めてすべてのグループをグループ化できます。次の例では、column1 カラムとcolumn2 カラムに基づいてレコードをグループ化しています。

SELECT
  column1,
  column2,
  COUNT(*) AS count
FROM my_table
GROUP BY ALL column1, column2;
column1 | column2 | count
-------|---------|-------
NULL   | NULL     | 2
John Doe | 10      | 1
Jane Doe | 30      | 1
Peter Smith | 50      | 1

この方法を使用すると、NULL値を含むグループを個別に識別できます。

サブクエリを使用する

SELECT
  group,
  COUNT(*) AS count
FROM (
  SELECT
    CASE WHEN column1 IS NULL THEN 'NULL' ELSE 'NOT NULL' END AS group
  FROM my_table
) AS t
GROUP BY group;

sql null group-by



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