ALTER TABLE ... RENAME TO ... 構文で SQLite テーブルから制約を削除する
SQLite テーブルから制約を削除する方法
DROP CONSTRAINT 構文を使用する
ALTER TABLE テーブル名 DROP CONSTRAINT 制約名;
この構文は、指定されたテーブルから指定された制約を削除します。
例
ALTER TABLE employees DROP CONSTRAINT unique_email;
この例では、employees
テーブルから unique_email
という名前のユニーク制約を削除します。
ALTER TABLE ... RENAME TO ... 構文を使用する
ALTER TABLE テーブル名 RENAME TO 新しいテーブル名;
この構文は、テーブル名を変更します。 新しいテーブル名には、元のテーブルの制約は含まれません。
ALTER TABLE employees RENAME TO employees_old;
この例では、employees
テーブル名を employees_old
に変更します。 新しいテーブル employees_old
には、元の employees
テーブルの制約は含まれません。
注意事項
- ALTER TABLE ステートメントは、データベーススキーマを変更する操作です。 実行前に、必ずデータベースのバックアップを取るようにしてください。
- 制約を削除すると、データの整合性が失われる可能性があります。 制約を削除する前に、どのような影響があるかを慎重に検討する必要があります。
- 上記以外にも、制約を削除する方法があります。 詳細については、SQLite のドキュメントを参照してください。
-- employees テーブルを作成
CREATE TABLE employees (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
email TEXT UNIQUE NOT NULL
);
-- employees テーブルから unique_email 制約を削除
ALTER TABLE employees DROP CONSTRAINT unique_email;
-- employees テーブルの構造を確認
SELECT * FROM sqlite_master WHERE type='table' AND name='employees';
-- employees テーブルのデータを確認
SELECT * FROM employees;
employees
テーブルを作成します。
実行結果
-- employees テーブルを作成
CREATE TABLE employees (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
email TEXT UNIQUE NOT NULL
);
-- employees テーブルから unique_email 制約を削除
ALTER TABLE employees DROP CONSTRAINT unique_email;
-- employees テーブルの構造を確認
CREATE TABLE employees (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
email TEXT NOT NULL
);
-- employees テーブルのデータを確認
-- データは空
この結果から、unique_email
制約が削除されたことが確認できます。
補足
- 上記のサンプルコードは、SQLite 3.6.21 で動作確認しています。
SQLite テーブルから制約を削除する他の方法
SQLite GUI ツールを使用すると、GUI 操作で制約を削除することができます。 多くの SQLite GUI ツールがあり、それぞれ機能が異なります。 以下に、代表的な SQLite GUI ツールを紹介します。
VACUUM コマンドは、データベースファイルを圧縮し、不要なスペースを解放します。 このコマンドを実行すると、制約も削除されます。 ただし、VACUUM コマンドは、すべての制約を削除するわけではないことに注意が必要です。
DROP TABLE ステートメントは、テーブルを削除します。 テーブルを削除すると、そのテーブルに関連するすべての制約も削除されます。 ただし、DROP TABLE ステートメントは、データを失う操作です。 実行前に、必ずデータベースのバックアップを取るようにしてください。
- 制約を削除する前に、どのような影響があるかを慎重に検討する必要があります。
- データベーススキーマを変更する操作は、必ずバックアップを取ってから実行するようにしてください。
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