Oracleでデータコピーなしにテーブルを複製する方法
Oracle SQLでテーブルを複製する際に、データをコピーせずに構造だけを複製したい場合、以下の方法を使用します。
**CREATE TABLE ... AS SELECT ...**文を使用する
- この方法では、既存のテーブルの構造とインデックスを新しいテーブルに複製します。
- データはコピーされません。
CREATE TABLE new_table AS SELECT * FROM old_table WHERE 1 = 0;
- WHERE 1 = 0は常に偽の条件なので、データはコピーされません。
CREATE TABLE ... LIKE文を使用する
- この方法も構造だけを複製します。
- インデックスはコピーされません。
CREATE TABLE new_table LIKE old_table;
DBMS_METADATAパッケージを使用する
- この方法では、既存のテーブルのDDL (Data Definition Language)をエクスポートし、それを新しいテーブルを作成するために使用します。
- インデックスやトリガーなどのオブジェクトも複製できます。
BEGIN
DBMS_METADATA.EXPORT_SCHEMA(schema => 'your_schema_name', owner => 'your_schema_name', table_name => 'old_table', file_name => 'new_table_ddl.sql');
END;
- 生成されたDDLファイルを実行して新しいテーブルを作成します。
注意:
- 複製されたテーブルは、元のテーブルと同じスキーマとテーブルスペースを使用します。
- 必要に応じて、新しいテーブルの属性を変更することができます。
Oracleテーブルの構造コピー方法の例
CREATE TABLE new_table AS SELECT * FROM old_table WHERE 1 = 0;
- new_table: 新しく作成するテーブル名
- old_table: コピーする元のテーブル名
CREATE TABLE new_table LIKE old_table;
BEGIN
DBMS_METADATA.EXPORT_SCHEMA(schema => 'your_schema_name', owner => 'your_schema_name', table_name => 'old_table', file_name => 'new_table_ddl.sql');
END;
- your_schema_name: スキーマ名
- new_table_ddl.sql: 生成されるDDLファイル名
Data Pumpを使用する
- Data Pumpは、Oracleデータベースのバックアップと復元のためのユーティリティです。
- テーブルの構造のみをエクスポートし、インポートすることで、データコピーなしに複製することができます。
expdp system/password directory=DUMP_DIR schemas=your_schema_name tables=old_table dumpfile=new_table.dmp
- expdp: Data Pumpエクスポートコマンド
- system/password: ユーザー名とパスワード
- directory=DUMP_DIR: ダンプファイルのディレクトリ
- schemas=your_schema_name: エクスポートするスキーマ
- tables=old_table: エクスポートするテーブル
- dumpfile=new_table.dmp: ダンプファイル名
PL/SQLを使用してDDLを生成する
- PL/SQLを使用して、既存のテーブルのDDLを動的に生成し、それを実行することで新しいテーブルを作成することができます。
DECLARE
v_ddl VARCHAR2(4000);
BEGIN
SELECT DBMS_METADATA.GET_DDL('TABLE', 'YOUR_SCHEMA_NAME', 'OLD_TABLE') INTO v_ddl FROM DUAL;
EXECUTE IMMEDIATE v_ddl;
END;
- v_ddl: DDLを格納する変数
- DBMS_METADATA.GET_DDL: DDLを取得する関数
SQL DeveloperなどのGUIツールを使用する
- Oracle SQL DeveloperなどのGUIツールを使用すると、テーブルの構造を視覚的に確認し、簡単に複製することができます。
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