「SQLで日付フィールドから月ごとにグループ化する方法」の例コード解説

2024-09-17

「SQLで日付フィールドから月ごとにグループ化する方法」の日本語解説

SQL、SQL Server、T-SQL で、日付フィールドを月単位でグループ化する方法について解説します。

基本的な構文

SELECT MONTH(date_field) AS month,
       COUNT(*) AS count
FROM your_table
GROUP BY MONTH(date_field);
  • MONTH(date_field): 日付フィールドから月の番号を取得します。
  • AS month: 取得した月の番号にエイリアス month を付けます。
  • COUNT(*): グループ化されたデータのレコード数をカウントします。
  • GROUP BY MONTH(date_field): 月の番号でグループ化します。

SELECT MONTH(order_date) AS month,
       COUNT(*) AS total_orders
FROM orders
GROUP BY MONTH(order_date);

このクエリは、orders テーブルの order_date フィールドを月単位でグループ化し、各月の注文数をカウントします。

月名を取得する

SELECT DATENAME(month, date_field) AS month_name,
       COUNT(*) AS count
FROM your_table
GROUP BY DATENAME(month, date_field);
  • DATENAME(month, date_field): 日付フィールドから月の名前を取得します。

年も考慮する

SELECT YEAR(date_field) AS year,
       MONTH(date_field) AS month,
       COUNT(*) AS count
FROM your_table
GROUP BY YEAR(date_field), MONTH(date_field);

このクエリは、年と月を同時にグループ化します。

具体的な例

SELECT YEAR(order_date) AS year,
       DATENAME(month, order_date) AS month_name,
       COUNT(*) AS total_orders
FROM orders
GROUP BY YEAR(order_date), DATENAME(month, order_date);

注意:

  • 日付フィールドのデータ型は、通常 DATEDATETIME、または TIMESTAMP などの日付型である必要があります。
  • 月の番号は 1 から 12 の範囲です。
  • 月の名前は地域の設定に応じて異なります。



例 1: 月ごとの注文数をカウントする

SELECT MONTH(order_date) AS month,
       COUNT(*) AS total_orders
FROM orders
GROUP BY MONTH(order_date);
  • orders: テーブル名
  • order_date: 日付フィールド
  • MONTH(order_date): 日付フィールドから月の番号を取得
  • GROUP BY MONTH(order_date): 月の番号でグループ化

例 2: 月ごとの売上合計を計算する

SELECT MONTH(order_date) AS month,
       SUM(order_amount) AS total_sales
FROM orders
GROUP BY MONTH(order_date);
  • order_amount: 注文金額フィールド
SELECT YEAR(order_date) AS year,
       MONTH(order_date) AS month,
       SUM(order_amount) AS total_sales
FROM orders
GROUP BY YEAR(order_date), MONTH(order_date);

例 4: 月ごとの注文数を棒グラフで表示する

SELECT MONTH(order_date) AS month,
       COUNT(*) AS total_orders
FROM orders
GROUP BY MONTH(order_date);

このクエリを実行した後、結果をチャートツールやデータベース管理システムのビジュアル化機能を使用して棒グラフとして表示できます。

SELECT MONTH(order_date) AS month,
       SUM(order_amount) AS total_sales
FROM orders
GROUP BY MONTH(order_date);



CASE式を使用する

SELECT CASE WHEN MONTH(date_field) = 1 THEN 'January'
            WHEN MONTH(date_field) = 2 THEN 'February'
            -- ... (他の月も同様に追加)
            END AS month_name,
       COUNT(*) AS count
FROM your_table
GROUP BY CASE WHEN MONTH(date_field) = 1 THEN 'January'
            WHEN MONTH(date_field) = 2 THEN 'February'
            -- ... (他の月も同様に追加)
            END;
  • CASE式: 月の番号を月名に変換します。

JOINで月名テーブルを使用する

CREATE TABLE months (
    month_num INT PRIMARY KEY,
    month_name VARCHAR(20)
);

INSERT INTO months VALUES (1, 'January'), (2, 'February'), ...;

SELECT m.month_name,
       COUNT(*) AS count
FROM your_table t
JOIN months m ON MONTH(t.date_field) = m.month_num
GROUP BY m.month_name;
  • monthsテーブル: 月の番号と月名を格納するテーブル
  • JOIN: 月の番号を月名に変換するために、monthsテーブルと結合します。

ウィンドウ関数を使用する

SELECT MONTH(date_field) AS month,
       COUNT(*) OVER (PARTITION BY MONTH(date_field)) AS count
FROM your_table;
  • OVER句: ウィンドウ関数を使用して、グループ化されたデータのレコード数を計算します。

ピボット関数を使用する

SELECT *
FROM (
    SELECT MONTH(date_field) AS month,
           COUNT(*) AS count
    FROM your_table
    GROUP BY MONTH(date_field)
) AS p
PIVOT (
    SUM(count) FOR month IN ([1], [2], [3], ...)
) AS pvt;
  • PIVOT関数: 月の番号を列名に変換し、集計値を列に配置します。

sql sql-server t-sql



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