pg-timestampライブラリを使ってPostgreSQLでタイムスタンプの差を秒単位で求める
PostgreSQLでタイムスタンプの差を秒単位で求める
EXTRACT()
関数は、タイムスタンプから特定の部分を抽出することができます。この関数は、以下の形式で呼び出します。
EXTRACT( <field> FROM <timestamp> )
例えば、以下のクエリは、タイムスタンプ timestamp_1
と timestamp_2
の差を秒単位で求めます。
SELECT EXTRACT(SECOND FROM timestamp_1 - timestamp_2);
date_part( <field> , <timestamp> )
SELECT date_part('second', timestamp_1 - timestamp_2);
どちらの方法を使うべきかは、好みの問題です。ただし、EXTRACT()
関数はより簡潔なので、多くの場合こちらの方が好まれます。
上記以外にも、タイムスタンプの差を秒単位で求める方法はいくつかあります。例えば、以下の方法があります。
timestampdiff()
関数を使う- 減算演算子 (
-
) を使う
これらの方法は、上記の2つの方法よりも複雑なので、ここでは説明しません。
例
以下の例は、タイムスタンプの差を秒単位で求める方法を示しています。
-- タイムスタンプの差を秒単位で求める
-- EXTRACT() 関数を使う
SELECT EXTRACT(SECOND FROM timestamp_1 - timestamp_2);
-- date_part() 関数を使う
SELECT date_part('second', timestamp_1 - timestamp_2);
-- timestampdiff() 関数を使う
SELECT timestampdiff(SECOND, timestamp_1, timestamp_2);
-- 減算演算子を使う
SELECT timestamp_1 - timestamp_2;
-- サンプルデータ
CREATE TABLE timestamps (
timestamp_1 timestamp,
timestamp_2 timestamp
);
INSERT INTO timestamps (timestamp_1, timestamp_2)
VALUES ('2023-01-01 00:00:00', '2023-01-02 00:00:00');
-- EXTRACT() 関数を使う
SELECT EXTRACT(SECOND FROM timestamp_1 - timestamp_2);
-- date_part() 関数を使う
SELECT date_part('second', timestamp_1 - timestamp_2);
-- timestampdiff() 関数を使う
SELECT timestampdiff(SECOND, timestamp_1, timestamp_2);
-- 減算演算子を使う
SELECT timestamp_1 - timestamp_2;
86400
このサンプルコードは、2つのタイムスタンプの差を秒単位で求めます。結果は、86,400秒です。これは、24時間分の秒数です。
その他のサンプル
-- タイムスタンプの差を秒単位で求める
-- EXTRACT() 関数を使って、日時の差を秒に変換する
SELECT EXTRACT(SECOND FROM timestamp_1 - timestamp_2) * 3600 +
EXTRACT(MINUTE FROM timestamp_1 - timestamp_2) * 60 +
EXTRACT(HOUR FROM timestamp_1 - timestamp_2);
-- date_part() 関数を使って、日時の差を秒に変換する
SELECT date_part('second', timestamp_1 - timestamp_2) * 3600 +
date_part('minute', timestamp_1 - timestamp_2) * 60 +
date_part('hour', timestamp_1 - timestamp_2);
-- timestampdiff() 関数を使って、日時の差を秒に変換する
SELECT timestampdiff(SECOND, timestamp_1, timestamp_2) * 3600 +
timestampdiff(MINUTE, timestamp_1, timestamp_2) * 60 +
timestampdiff(HOUR, timestamp_1, timestamp_2);
PostgreSQLでタイムスタンプの差を秒単位で求めるその他の方法
CASE
式を使う方法は、以下の通りです。
SELECT CASE
WHEN timestamp_1 > timestamp_2 THEN timestamp_1 - timestamp_2
ELSE timestamp_2 - timestamp_1
END;
このクエリは、timestamp_1
が timestamp_2
より大きい場合は timestamp_1
から timestamp_2
を引き、そうでない場合は timestamp_2
から timestamp_1
を引きます。
julianday()
関数は、タイムスタンプをユリウス日数に変換します。ユリウス日数とは、紀元前4713年1月1日午前0時(UTC)からの経過日数です。
SELECT julianday(timestamp_1) - julianday(timestamp_2) * 86400;
このクエリは、timestamp_1
と timestamp_2
のユリウス日数の差を計算し、それを86,400で掛けて秒単位に変換します。
interval
型は、時間間隔を表す型です。
SELECT timestamp_1 - timestamp_2 AS interval;
SELECT extract(second FROM timestamp_1 - timestamp_2);
このクエリは、timestamp_1
と timestamp_2
の差を interval
型で取得します。その後、extract()
関数を使って、その差を秒単位に変換します。
外部ライブラリを使う
PostgreSQLには、タイムスタンプの操作を簡単にする外部ライブラリがいくつかあります。例えば、pg-timestamp
ライブラリを使うと、以下の式でタイムスタンプの差を秒単位で取得できます。
SELECT timestamp_1 - timestamp_2 USING pg_timestamp;
どの方法を使うべきかは、状況によって異なります。以下のような点を考慮して、最適な方法を選択してください。
- 処理速度
- 読みやすさ
- 保守性
処理速度を重視する場合は、EXTRACT()
関数を使う方法が最も効率的です。
読みやすさを重視する場合は、CASE
式を使う方法が最も分かりやすいです。
保守性を重視する場合は、外部ライブラリを使う方法が最もコードを簡潔に書くことができます。
PostgreSQLでタイムスタンプの差を秒単位で求める方法はいくつかあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて最適な方法を選択してください。
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