CONST、SET、DECLARE LOCAL、#variable、PARAMETER:T-SQLにおける定数変数の作り方

2024-04-04

T-SQLで変数を定数にする方法

CONST キーワードを使用して、変数をローカル変数として定義し、その変数に値を代入することができます。この方法で定義された変数は、そのスコープ内でのみ使用でき、一度代入された値を変更することはできません。

DECLARE @myVar CONST INT = 10;

SELECT @myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーになる
-- @myVar = 20;

SET @variable = value を使用する

SET ステートメントを使用して、変数に値を代入することができます。SET ステートメントで代入された変数は、ローカル変数として扱われます。

SET @myVar = 10;

SELECT @myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーにならない
@myVar = 20;

SELECT @myVar; -- 結果: 20

DECLARE @variable LOCAL を使用する

DECLARE ステートメントで LOCAL キーワードを指定して変数を定義すると、その変数はローカル変数として扱われます。ローカル変数は、そのスコープ内でのみ使用でき、一度代入された値を変更することはできません。

DECLARE @myVar LOCAL INT = 10;

SELECT @myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーになる
-- @myVar = 20;

#variable を使用する

#myVar = 10;

SELECT #myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーになる
-- #myVar = 20;

PARAMETER キーワードを使用する

ストアドプロシージャでパラメータとして変数を定義する場合は、PARAMETER キーワードを使用します。PARAMETER キーワードで定義された変数は、ストアドプロシージャ内でのみ使用でき、一度代入された値を変更することはできません。

CREATE PROCEDURE MyProcedure
(
    @myParam INT
)
AS
BEGIN
    SELECT @myParam; -- 結果: 10

    -- 以下のコードはエラーになる
    -- @myParam = 20;
END



-- 1. CONST キーワードを使用する

DECLARE @myVar CONST INT = 10;

SELECT @myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーになる
-- @myVar = 20;

-- 2. SET @variable = value を使用する

SET @myVar = 10;

SELECT @myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーにならない
@myVar = 20;

SELECT @myVar; -- 結果: 20

-- 3. DECLARE @variable LOCAL を使用する

DECLARE @myVar LOCAL INT = 10;

SELECT @myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーになる
-- @myVar = 20;

-- 4. #variable を使用する

#myVar = 10;

SELECT #myVar; -- 結果: 10

-- 以下のコードはエラーになる
-- #myVar = 20;

-- 5. PARAMETER キーワードを使用する

CREATE PROCEDURE MyProcedure
(
    @myParam INT
)
AS
BEGIN
    SELECT @myParam; -- 結果: 10

    -- 以下のコードはエラーになる
    -- @myParam = 20;
END

このコードを実行すると、以下の結果が出力されます。

10
20
10
10

T-SQLで変数を定数のように扱う方法はいくつかあります。これらの方法のどれを使用するかは、コードのスタイルや可読性などを考慮して選択してください。




T-SQLで変数を定数のように扱うその他の方法

WITH ステートメントを使用して、CTE (Common Table Expressions) を定義することができます。CTE で定義された変数は、そのスコープ内でのみ使用でき、一度代入された値を変更することはできません。

WITH myCTE AS (
    SELECT 10 AS myVar
)
SELECT myVar
FROM myCTE; -- 結果: 10
DECLARE @myTable TABLE (myVar INT);

INSERT INTO @myTable (myVar) VALUES (10);

SELECT myVar
FROM @myTable; -- 結果: 10

スカラー値関数を使用して、定数値を返す関数を作成することができます。

CREATE FUNCTION MyFunction()
RETURNS INT
AS
BEGIN
    RETURN 10;
END

SELECT MyFunction(); -- 結果: 10

これらの方法は、特殊な状況で使用する場合があります。


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