SQL Server 2008/2012/2016でインデックス追加エラー? 権限不足から競合まで7つの原因と対処法を図解付きで完全解説
SQL Server Management Studio でテーブルにインデックスを追加できない場合の対処方法
SQL Server Management Studio(SSMS)でテーブルにインデックスを追加しようとしたら、エラーが発生して追加できないことがあります。
この場合、以下の原因が考えられます。
- 権限不足: インデックスを作成するのに十分な権限を持っていない可能性があります。
- テーブルロック: テーブルがロックされている場合、インデックスを追加できません。
- インデックスの競合: 同じ列に複数のインデックスを作成しようとすると、競合が発生する可能性があります。
解決策
以下の手順で、問題を解決することができます。
権限を確認する
インデックスを作成するのに十分な権限を持っていることを確認してください。 少なくとも、CREATE INDEX
権限が必要です。
テーブルロックを解除する
テーブルがロックされている場合は、ロックを解除してからインデックスを追加してください。
インデックスの競合を確認する
同じ列に複数のインデックスを作成しようとすると、競合が発生する可能性があります。 既存のインデックスを確認し、必要な場合は削除してから、新しいインデックスを作成してください。
エラーメッセージを確認する
エラーが発生した場合は、エラーメッセージを確認してください。 エラーメッセージには、問題解決の手がかりが記載されています。
それでも問題が解決しない場合は
上記の手順で問題が解決しない場合は、以下のいずれかの方法でサポートを受けることができます。
- 専門家に相談する: SQL Server に精通した専門家に相談することもできます。
注:
- 上記の情報は、SQL Server 2008、SQL Server 2012、およびそれ以降のバージョンに適用されます。
- 具体的なコマンドや手順は、SQL Server のバージョンによって異なる場合があります。
CREATE NONCLUSTERED INDEX IX_Customers_CustomerID_LastName
ON Customers (CustomerID, LastName);
説明
CREATE NONCLUSTERED INDEX
:非クラスター化インデックスを作成することを指定します。IX_Customers_CustomerID_LastName
:インデックスの名前を指定します。Customers
:インデックスを作成するテーブルの名前を指定します。(CustomerID, LastName)
:インデックスキーとなる列を指定します。 この例では、CustomerID
列とLastName
列がインデックスキーとなります。
オプション
以下のオプションを使用して、インデックスの特性をさらに定義することができます。
FILLFACTOR
:インデックスの詰め込み率を指定します。 値が大きいほど、インデックスのサイズは小さくなりますが、パフォーマンスが低下する可能性があります。PAD
:インデックス内の未使用領域をパディングするかどうかを指定します。CLUSTERED
:クラスター化インデックスを作成することを指定します。 クラスター化インデックスは、テーブルのデータ行をインデックスキー順に並べ替えます。WITH (ONLINE = ON)
:テーブルをロックせずにインデックスを作成することを指定します。
例
CREATE NONCLUSTERED INDEX IX_Customers_CustomerID_LastName
ON Customers (CustomerID, LastName)
WITH (FILLFACTOR = 80, PAD = ON, ONLINE = ON);
- SSMS で、インデックスを追加するテーブルを含むデータベースに接続します。
- オブジェクト エクスプローラーで、インデックスを追加するテーブルを展開します。
- インデックス フォルダーを右クリックし、 新しいインデックス を選択します。
- OK をクリックしてインデックスを作成します。
方法 2: T-SQL スクリプトを使用する
以下の T-SQL スクリプトを使用して、Customers
テーブルに CustomerID
列と LastName
列に非クラスター化インデックスを作成できます。
CREATE NONCLUSTERED INDEX IX_Customers_CustomerID_LastName
ON Customers (CustomerID, LastName);
- 新しいクエリ ウィンドウを開きます。
- 上記の T-SQL スクリプトをクエリ ウィンドウに貼り付けます。
- 実行 ボタンをクリックしてスクリプトを実行します。
どちらの方法を選択するかは、個人の好みや状況によって異なります。
- GUI を使用すると、視覚的に操作できるため、初心者にとって使いやすいという利点があります。
- T-SQL スクリプトを使用すると、より柔軟性と制御性が高く、一度記述すれば繰り返し実行できるという利点があります。
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