AndroidでSQLiteデータベースに画像を保存する方法:Base64エンコード

2024-04-09

AndroidでSQLiteデータベースにビットマップ画像を保存して取得する方法

Androidアプリで画像を扱う場合、一般的にファイルシステムに保存します。しかし、大量の画像を扱う場合は、SQLiteデータベースに保存することで、パフォーマンスの向上やデータ管理の簡素化が期待できます。

保存方法

  1. ビットマップ画像をBLOB型に変換

  2. データベースへの挿入

    SQLiteDatabaseクラスのinsert()メソッドを使用して、画像データをデータベースに挿入します。

    // 画像データをBLOB型に変換
    byte[] imageData = bitmap.compress(Bitmap.CompressFormat.PNG, 100);
    
    // ContentValuesオブジェクトを作成
    ContentValues values = new ContentValues();
    values.put("image_column", imageData);
    
    // データベースに挿入
    db.insert("image_table", null, values);
    

取得方法

  1. データベースから画像データを取得

    // 画像データを取得
    Cursor cursor = db.query("image_table", null, null, null, null, null, null);
    
    // 画像データを取り出す
    byte[] imageData = cursor.getBlob(cursor.getColumnIndex("image_column"));
    
  2. BLOB型データをビットマップ画像に変換

    BitmapFactoryクラスのdecodeByteArray()メソッドを使用して、BLOB型データをビットマップ画像に変換します。

    // BLOB型データをビットマップ画像に変換
    Bitmap bitmap = BitmapFactory.decodeByteArray(imageData, 0, imageData.length);
    

注意点

  • 画像データのサイズが大きい場合、データベースへの挿入や取得に時間がかかる場合があります。
  • 画像データの圧縮率を調整することで、ファイルサイズと画質のバランスを取ることができます。

改善点

  • 冒頭で概要を追加し、全体像を分かりやすくしました。
  • コード例を整理し、説明をより詳細にしました。



package com.example.sqlitedb;

import android.database.Cursor;
import android.database.sqlite.SQLiteDatabase;
import android.graphics.Bitmap;
import android.graphics.BitmapFactory;
import android.os.Bundle;
import android.view.View;
import android.widget.Button;
import android.widget.ImageView;

import androidx.appcompat.app.AppCompatActivity;

public class MainActivity extends AppCompatActivity {

    private static final String DATABASE_NAME = "image.db";
    private static final String TABLE_NAME = "image_table";
    private static final String COLUMN_IMAGE = "image_column";

    private SQLiteDatabase db;
    private Button btnSave, btnLoad;
    private ImageView imageView;

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        // データベースを開く
        db = openOrCreateDatabase(DATABASE_NAME, MODE_PRIVATE, null);

        // テーブルを作成
        db.execSQL("CREATE TABLE IF NOT EXISTS " + TABLE_NAME + " (_id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, " + COLUMN_IMAGE + " BLOB)");

        // ボタンと画像ビューを取得
        btnSave = findViewById(R.id.btn_save);
        btnLoad = findViewById(R.id.btn_load);
        imageView = findViewById(R.id.image_view);

        // 保存ボタン押下時の処理
        btnSave.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
            @Override
            public void onClick(View v) {
                // 画像データを準備
                Bitmap bitmap = BitmapFactory.decodeResource(getResources(), R.drawable.image);

                // 画像データをBLOB型に変換
                byte[] imageData = bitmap.compress(Bitmap.CompressFormat.PNG, 100);

                // ContentValuesオブジェクトを作成
                ContentValues values = new ContentValues();
                values.put(COLUMN_IMAGE, imageData);

                // データベースに挿入
                db.insert(TABLE_NAME, null, values);
            }
        });

        // 読み込みボタン押下時の処理
        btnLoad.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
            @Override
            public void onClick(View v) {
                // 画像データを取得
                Cursor cursor = db.query(TABLE_NAME, null, null, null, null, null, null);

                // 画像データを取り出す
                byte[] imageData = cursor.getBlob(cursor.getColumnIndex(COLUMN_IMAGE));

                // BLOB型データをビットマップ画像に変換
                Bitmap bitmap = BitmapFactory.decodeByteArray(imageData, 0, imageData.length);

                // 画像を表示
                imageView.setImageBitmap(bitmap);
            }
        });
    }
}

activity_main.xml

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
    xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    tools:context=".MainActivity">

    <Button
        android:id="@+id/btn_save"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="保存"
        app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
        app:layout_constraintStart_toStartOf="parent" />

    <Button
        android:id="@+id/btn_load"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="読み込み"
        app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
        app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent" />

    <ImageView
        android:id="@+id/image_view"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        app:layout_constraintBottom_toTopOf="@+id/btn_save"
        app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
        app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent" />

</androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout>

説明

上記のコードは、Androidで




AndroidでSQLiteデータベースにビットマップ画像を保存するその他の方法

Base64エンコード

ビットマップ画像をBase64エンコードしてからデータベースに保存する方法です。Base64エンコードは、バイナリデータをテキストに変換する方法です。

メリット

  • データベースのサイズが小さくなる
  • エンコードとデコード処理に時間がかかる

コード例

// 画像データをBase64エンコード
String encodedImageData = Base64.encodeToString(bitmap.getByteCount(), Base64.DEFAULT);

// ContentValuesオブジェクトを作成
ContentValues values = new ContentValues();
values.put(COLUMN_IMAGE, encodedImageData);

// データベースに挿入
db.insert(TABLE_NAME, null, values);

画像をファイルに保存して、ファイルパスをデータベースに保存

  • 画像データの読み書きが高速
  • ファイルシステムの管理が必要
// 画像をファイルに保存
String filePath = saveBitmapToFile(bitmap);

// ContentValuesオブジェクトを作成
ContentValues values = new ContentValues();
values.put(COLUMN_IMAGE, filePath);

// データベースに挿入
db.insert(TABLE_NAME, null, values);

ライブラリを使用

画像をデータベースに保存するライブラリもいくつかあります。これらのライブラリを使用することで、コードを簡単に記述することができます。

  • 他の方法として、Base64エンコードとファイルパス保存方法を追加しました。
  • 各方法のメリットとデメリットを説明しました。
  • ライブラリの紹介を追加しました。

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