T-SQLで整数同士の除算結果を浮動小数点数にする代替方法

T-SQLで整数同士の除算結果を浮動小数点数にする方法

T-SQLでは、整数同士の除算を行うとデフォルトでは整数型が返されます。そのため、小数点以下の値を保持したい場合は、明示的に浮動小数点数型に変換する必要があります。

方法1: CAST関数を使用する

SELECT CAST(integer1 AS float) / CAST(integer2 AS float) AS result;

• CAST関数を使用して、両方の整数値を浮動小数点数型に変換してから除算を行います。

方法2: 除算の片方のオペランドを浮動小数点数型に変換する

SELECT integer1 / CAST(integer2 AS float) AS result;

• 除算の片方のオペランドのみを浮動小数点数型に変換しても、結果が浮動小数点数型になります。

例

DECLARE @a INT = 7;
DECLARE @b INT = 3;

-- 方法1
SELECT CAST(@a AS float) / CAST(@b AS float) AS result;

-- 方法2
SELECT @a / CAST(@b AS float) AS result;

DECLARE @a INT = 7;
DECLARE @b INT = 3;

-- 方法1: CAST関数を使用する
SELECT CAST(@a AS float) / CAST(@b AS float) AS result;

-- 方法2: 除算の片方のオペランドを浮動小数点数型に変換する
SELECT @a / CAST(@b AS float) AS result;

解説

1. 変数の宣言:

2. • CAST(@a AS float): @aの値を浮動小数点数型に変換します。
   • 除算の結果は浮動小数点数型になります。

SELECT 1.0 * integer1 / integer2 AS result;

• 除算の両方のオペランドに 1.0 を掛け算することで、両方のオペランドを浮動小数点数型に変換し、結果も浮動小数点数型になります。

SELECT integer1 / integer2 * 1.0 AS result;

SELECT integer1 / integer2 * 1.0 AS result;

DECLARE @a INT = 7;
DECLARE @b INT = 3;

-- 方法3
SELECT 1.0 * @a / @b AS result;

-- 方法4
SELECT @a / @b * 1.0 AS result;

-- 方法5
SELECT @a / @b * 1.0 AS result;