SQLiteでデフォルトのタイムスタンプをUnixエポック形式に設定する方法

2024-06-28

SQLite でデフォルトのタイムスタンプを Unix エポックとして格納する

メリット

  • Unix エポックは、世界共通のタイムスタンプ形式であり、異なるシステム間でデータの比較や処理を容易にすることができます。
  • 整数型で格納されるため、記憶容量を節約できます。
  • 多くのプログラミング言語やライブラリでサポートされており、データの操作や分析が容易になります。

設定方法

デフォルトのタイムスタンプ形式を Unix エポックに設定するには、以下の SQL クエリを実行します。

PRAGMA default_timestamp_format = 'unixepoch';

このクエリを実行すると、データベース内のすべての新しいレコードに Unix エポック形式のタイムスタンプが自動的に格納されます。

以下のコードは、users テーブルに created_at という名前の Unix エポック形式のタイムスタンプ列を作成し、新しいレコードに自動的に値を挿入する方法を示しています。

CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT NOT NULL,
  email TEXT UNIQUE NOT NULL,
  created_at INTEGER NOT NULL DEFAULT (current_timestamp)
);

このコードを実行すると、users テーブルには idnameemailcreated_at の 4 つの列が作成されます。created_at 列には、新しいレコードが作成されたときの Unix エポック形式のタイムスタンプが自動的に挿入されます。

注意事項

  • Unix エポック形式のタイムスタンプは、人間にとって読みづらい場合があります。日付や時刻を表示する場合は、strftime() 関数を使用してフォーマットする必要があります。
  • Unix エポック形式のタイムスタンプは、最大 2147483647 秒 (約 27 年) までしか記録できません。それ以降のタイムスタンプを記録する場合は、別の形式を使用する必要があります。



    SQLite でデフォルトのタイムスタンプを Unix エポックとして格納する:サンプルコード

    データベースの作成

    CREATE TABLE users (
      id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
      name TEXT NOT NULL,
      email TEXT UNIQUE NOT NULL,
      created_at INTEGER NOT NULL DEFAULT (current_timestamp)
    );
    

    このコードは、users という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、以下の列が含まれます。

    • id: 主キーとして使用される自動インクリメント整数值
    • name: ユーザー名 (テキスト)
    • email: ユーザーの電子メールアドレス (テキスト)
    • created_at: ユーザーが作成されたときの Unix エポック形式のタイムスタンプ (整数)

    デフォルトのタイムスタンプ形式の設定

    PRAGMA default_timestamp_format = 'unixepoch';
    

    レコードの挿入

    INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
    INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');
    

    レコードの取得

    SELECT id, name, email, created_at FROM users;
    

    このクエリを実行すると、users テーブル内のすべてのレコードが表示されます。各レコードには、ID、名前、電子メールアドレス、作成日時 (Unix エポック形式) が含まれます。

    Unix エポック形式のタイムスタンプの変換

    SELECT id, name, email, strftime('%Y-%m-%d %H:%M:%S', created_at) AS created_at_formatted FROM users;
    

    このサンプルコードは、SQLite でデフォルトのタイムスタンプ形式を Unix エポックに設定し、レコードを操作する方法を基本的な例として示しています。実際のアプリケーションでは、必要に応じてコードを拡張することができます。




    SQLite でデフォルトのタイムスタンプを Unix エポックとして格納する:その他の方法

    テーブル作成時に DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP を使用する

    テーブルを作成する際に、created_at 列のデフォルト値として CURRENT_TIMESTAMP を指定することで、Unix エポック形式のタイムスタンプを自動的に挿入することができます。

    CREATE TABLE users (
      id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
      name TEXT NOT NULL,
      email TEXT UNIQUE NOT NULL,
      created_at INTEGER NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
    );
    

    この方法を使用すると、PRAGMA ステートメントを実行する必要がなくなります。

    トリガーを使用して、新しいレコードが挿入されるたびに created_at 列に Unix エポック形式のタイムスタンプを自動的に挿入することができます。

    CREATE TRIGGER users_before_insert BEFORE INSERT ON users
    FOR EACH ROW
    BEGIN
      UPDATE NEW SET created_at = strftime('%s', 'NOW');
    END;
    

    この方法を使用すると、PRAGMA ステートメントを実行する必要も、テーブル作成時にデフォルト値を設定する必要もありません。

    カスタム関数を作成して、Unix エポック形式のタイムスタンプを生成し、新しいレコードが挿入される際に created_at 列に設定することができます。

    CREATE FUNCTION get_unix_timestamp()
    RETURNS INTEGER
    BEGIN
      RETURN strftime('%s', 'NOW');
    END;
    
    CREATE TABLE users (
      id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
      name TEXT NOT NULL,
      email TEXT UNIQUE NOT NULL,
      created_at INTEGER NOT NULL DEFAULT get_unix_timestamp()
    );
    

    この方法を使用すると、より柔軟な制御が可能になりますが、コードが複雑になります。

    最適な方法の選択

    どの方法が最適かは、プロジェクトの要件と開発者の好みによって異なります。シンプルで使いやすい方法は、テーブル作成時に DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP を使用するものです。より柔軟な制御が必要な場合は、トリガーまたはカスタム関数を使用することができます。


      sqlite timestamp


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