さようなら不要テンプレ! PostgreSQLでテンプレートデータベースを削除してスッキリ!
PostgreSQLでテンプレートデータベースを削除する方法
しかし、不要になったテンプレートデータベースを削除したい場合があるかもしれません。その場合は、以下の手順に従って削除できます。
注意事項:
- システムテンプレートデータベース (
template0
など) は削除できません。 - 削除する前に、テンプレートデータベースが使用されていないことを確認してください。
手順:
- データベースに接続
まず、PostgreSQLシェルを使用して、削除したいテンプレートデータベースに接続する必要があります。以下のコマンドを実行します。
psql -d テンプレートデータベース名
例:
psql -d template2
- テンプレート属性を変更
テンプレートデータベースを通常のデータベースに変更する必要があります。以下のコマンドを実行します。
ALTER DATABASE テンプレートデータベース名 SET is_template = false;
ALTER DATABASE template2 SET is_template = false;
- データベースを削除
通常のデータベースと同様に、DROP DATABASE
コマンドを使用してデータベースを削除できます。
DROP DATABASE テンプレートデータベース名;
DROP DATABASE template2;
確認
データベースが削除されたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。
psql -l
出力結果に削除したデータベースが表示されないことを確認してください。
- 上記の手順は、PostgreSQL 9.5以降で動作します。古いバージョンの PostgreSQL を使用している場合は、異なる方法が必要になる場合があります。
- テンプレートデータベースを削除する前に、そのデータベースに依存している他のデータベースがないことを確認してください。
-- 1. データベースに接続
psql -d template2
-- 2. テンプレート属性を変更
ALTER DATABASE template2 SET is_template = false;
-- 3. データベースを削除
DROP DATABASE template2;
説明:
- 最初の行は、
psql
コマンドを使用して "template2" データベースに接続します。 - 2番目の行は、
ALTER DATABASE
コマンドを使用して、"template2" データベースのis_template
属性をfalse
に設定します。これにより、データベースがテンプレートデータベースではなくなり、削除できるようになります。 - 3番目の行は、
DROP DATABASE
コマンドを使用して、"template2" データベースを削除します。
- このコードを実行する前に、
template2
データベースが使用されていないことを確認してください。
この方法は、pg_database
システムカタログテーブルを使用して、テンプレートデータベースの情報を直接更新する方法です。
psql -d テンプレートデータベース名
psql -d template2
- pg_database テーブルを更新
以下のコマンドを実行して、pg_database
テーブル内の datistemplate
列を false
に設定します。
UPDATE pg_database
SET datistemplate = false
WHERE datname = 'テンプレートデータベース名';
UPDATE pg_database
SET datistemplate = false
WHERE datname = 'template2';
DROP DATABASE テンプレートデータベース名;
DROP DATABASE template2;
psql -l
この方法の利点:
- より直接的な方法でテンプレートデータベースを削除できます。
pg_database
システムカタログテーブルを直接更新するため、誤った操作を行うと重大な問題を引き起こす可能性があります。
sql database postgresql