DATETIME2 型と TRY_CONVERT 関数で datetime 型から時間部分を削除する
SQL Server の datetime 値から時間部分を削除する方法
SQL Server には、datetime 型の日付時刻データを扱う様々な関数があります。その中でも、時間部分を削除して日付のみを取得する方法はいくつか存在します。
方法
- DATEADD 関数
DATEADD 関数は、指定された日付時刻に日数、月数、年数などを加算・減算する関数です。時間部分を削除するには、DATEADD(datepart, interval, datetime)
の形式で、datepart
に 'dd'、interval
に 0 を指定します。
SELECT DATEADD(dd, 0, '2024-04-05 12:34:56')
この例では、2024-04-05 12:34:56 の時間部分を削除して、2024-04-05 のみが返されます。
- CAST 関数
CAST 関数は、データ型を変換する関数です。datetime 型を date 型に変換するには、CAST(datetime AS date)
の形式を使用します。
SELECT CAST('2024-04-05 12:34:56' AS date)
- FLOOR 関数
FLOOR 関数は、数値を切り捨てて整数部分のみを取得する関数です。datetime 型を date 型に変換するには、FLOOR(datetime)
の形式を使用します。
SELECT FLOOR('2024-04-05 12:34:56')
注意点
- 上記の方法はいずれも、時間部分が 00:00:00 になる場合のみ有効です。
- 時間部分を含む日付時刻が必要な場合は、別の方法を使用する必要があります。
-- DATEADD 関数を使用する例
SELECT DATEADD(dd, 0, '2024-04-05 12:34:56') AS '日付のみ';
-- CAST 関数を使用する例
SELECT CAST('2024-04-05 12:34:56' AS date) AS '日付のみ';
-- FLOOR 関数を使用する例
SELECT FLOOR('2024-04-05 12:34:56') AS '日付のみ';
日付のみ
---------
2024-04-05
2024-04-05
2024-04-05
実行環境
- SQL Server Management Studio (SSMS)
- Azure Data Studio
- 他のバージョンの SQL Server でも動作する可能性がありますが、バージョンによって構文や機能が異なる場合があります。
CONVERT 関数は、文字列を別のデータ型に変換する関数です。datetime 型を date 型に変換するには、CONVERT(date, datetime)
の形式を使用します。
SELECT CONVERT(date, '2024-04-05 12:34:56') AS '日付のみ';
DATETIME2 型と TRY_CONVERT 関数
DATETIME2 型は、datetime 型よりも精度が高いデータ型です。時間部分を削除するには、TRY_CONVERT(date, datetime2(datetime))
の形式を使用します。
SELECT TRY_CONVERT(date, datetime2('2024-04-05 12:34:56')) AS '日付のみ';
SUBSTRING 関数
SUBSTRING 関数は、文字列の一部を切り出す関数です。datetime 型を文字列に変換し、SUBSTRING 関数を使って時間部分のみを切り出すことで、日付のみを取得することができます。
SELECT SUBSTRING('2024-04-05 12:34:56', 1, 10) AS '日付のみ';
LEFT 関数
LEFT 関数は、文字列の左側にある指定された文字数分の文字列を取得する関数です。datetime 型を文字列に変換し、LEFT 関数を使って時間部分のみを切り出すことで、日付のみを取得することができます。
SELECT LEFT('2024-04-05 12:34:56', 10) AS '日付のみ';
RIGHT 関数
SELECT RIGHT('2024-04-05 12:34:56', 10) AS '日付のみ';
sql-server datetime date-conversion