Fabric.js でインタラクティブなキャンバスをサーバーに保存 - カスタム属性付き

2024-07-27

Fabric.js でキャンバスをカスタム属性付きでサーバーに保存する方法

Fabric.js は、HTML5 でインタラクティブなキャンバスを作成するための JavaScript ライブラリです。このチュートリアルでは、Fabric.js を使用してキャンバスをサーバーに保存する方法を説明します。キャンバスには、カスタム属性を追加して保存することもできます。

前提条件

このチュートリアルを完了するには、以下のものが必要です。

  • サーバーサイドスクリプト (Node.js、PHP、Python など)
  • Fabric.js

手順

  1. キャンバスを作成する
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>Fabric.js Canvas Save</title>
  <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/fabric.js/4.2.2/fabric.min.js"></script>
</head>
<body>
  <canvas id="canvas" width="500" height="300"></canvas>
  <script>
    var canvas = new fabric.Canvas('canvas');

    // キャンバスにオブジェクトを追加する
    var rect = new fabric.Rect({
      width: 100,
      height: 50,
      left: 50,
      top: 50,
      fill: 'red'
    });
    canvas.add(rect);
  </script>
</body>
</html>
  1. キャンバスデータを JSON に変換する
var canvasData = canvas.toJSON();
console.log(canvasData);
  1. JSON データをサーバーに送信する
var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('POST', '/save-canvas');
xhr.setRequestHeader('Content-Type', 'application/json');
xhr.onreadystatechange = function() {
  if (xhr.readyState === 4 && xhr.status === 200) {
    console.log('Canvas saved successfully');
  } else {
    console.error('Error saving canvas:', xhr.statusText);
  }
};
xhr.send(canvasData);
  1. サーバー側でキャンバスデータを処理する
<?php

// JSON データを取得する
$canvasData = file_get_contents('php://input');
$canvas = json_decode($canvasData, true);

// カスタム属性を追加する
$canvas['customAttribute'] = 'my custom value';

// キャンバスデータを保存する
$json = json_encode($canvas);
file_put_contents('saved-canvas.json', $json);

?>

説明

  1. 最初の手順では、Fabric.js キャンバスを作成します。
  2. 次の手順では、canvas.toJSON() メソッドを使用してキャンバスデータを JSON 形式に変換します。
  3. 次の手順では、XMLHttpRequest オブジェクトを使用して JSON データをサーバーに送信します。
  4. 最後のステップでは、サーバー側スクリプトが JSON データを受信し、カスタム属性を追加して保存します。

カスタム属性の保存

上記の例では、customAttribute というカスタム属性をキャンバスデータに追加しています。この属性は、サーバー側スクリプトでアクセスおよび変更できます。

データベースへの保存

キャンバスデータをデータベースに保存するには、データベースに接続するサーバー側スクリプトを作成する必要があります。データベースに保存する前に、JSON データをデータベーススキーマに一致する形式に変換する必要がある場合があります。




<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>Fabric.js Canvas Save</title>
  <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/fabric.js/4.2.2/fabric.min.js"></script>
</head>
<body>
  <canvas id="canvas" width="500" height="300"></canvas>
  <button id="saveButton">Save Canvas</button>
  <script>
    var canvas = new fabric.Canvas('canvas');

    // キャンバスにオブジェクトを追加する
    var rect = new fabric.Rect({
      width: 100,
      height: 50,
      left: 50,
      top: 50,
      fill: 'red'
    });
    canvas.add(rect);

    // 保存ボタンをクリックしたときの処理
    document.getElementById('saveButton').addEventListener('click', function() {
      saveCanvas();
    });

    function saveCanvas() {
      // キャンバスデータを JSON に変換する
      var canvasData = canvas.toJSON();

      // カスタム属性を追加する
      canvasData.customAttribute = 'my custom value';

      // JSON データをサーバーに送信する
      var xhr = new XMLHttpRequest();
      xhr.open('POST', '/save-canvas');
      xhr.setRequestHeader('Content-Type', 'application/json');
      xhr.onreadystatechange = function() {
        if (xhr.readyState === 4 && xhr.status === 200) {
          console.log('Canvas saved successfully');
        } else {
          console.error('Error saving canvas:', xhr.statusText);
        }
      };
      xhr.send(canvasData);
    }
  </script>
</body>
</html>

サーバー側スクリプト (Node.js)

const express = require('express');
const bodyParser = require('body-parser');

const app = express();
app.use(bodyParser.json());

app.post('/save-canvas', (req, res) => {
  // JSON データを取得する
  const canvasData = req.body;

  // カスタム属性を追加する
  canvasData.customAttribute = 'my custom value';

  // キャンバスデータを保存する
  const fs = require('fs');
  fs.writeFile('saved-canvas.json', JSON.stringify(canvasData), (err) => {
    if (err) {
      console.error('Error saving canvas:', err);
      res.status(500).send('Error saving canvas');
      return;
    }

    console.log('Canvas saved successfully');
    res.status(200).send('Canvas saved successfully');
  });
});

app.listen(3000, () => {
  console.log('Server started on port 3000');
});
  • ボタンがクリックされると、saveCanvas() 関数が呼び出されます。
  • この HTML コードは、Fabric.js キャンバスと "Save Canvas" ボタンを作成します。

saveCanvas() 関数

  • この関数は、以下の処理を行います。
    • カスタム属性 'customAttribute' をキャンバスデータに追加します。
    • JSON データを /save-canvas エンドポイントに POST リクエストとして送信します。
  • JSON データを 'saved-canvas.json' ファイルに保存します。
  • リクエスト本文から JSON データを取得します。
  • このスクリプトは、/save-canvas エンドポイントへの POST リクエストを処理します。
  • キャンバスデータをデータベースに保存するには、データベースに接続するコードを追加する必要があります。
  • この例では、Node.js を使用してサーバー側スクリプトを書いていますが、他のサーバーサイド言語でも同様に実装できます。



canvas.toDataURL() メソッドを使用して、キャンバスを Data URL 形式に変換できます。Data URL は、ベース64 エンコードされた画像データを含む文字列です。その後、この Data URL をサーバーに送信して保存できます。

var dataURL = canvas.toDataURL('image/png');

var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('POST', '/save-canvas');
xhr.setRequestHeader('Content-Type', 'application/x-www-form-urlencoded');
xhr.onreadystatechange = function() {
  if (xhr.readyState === 4 && xhr.status === 200) {
    console.log('Canvas saved successfully');
  } else {
    console.error('Error saving canvas:', xhr.statusText);
  }
};
xhr.send('data=' + encodeURIComponent(dataURL));

HTML5 Canvas Blob API を使用する

HTML5 Canvas Blob API を使用して、キャンバスを Blob オブジェクトに変換できます。その後、この Blob オブジェクトを FormData オブジェクトに追加して、サーバーに送信できます。

canvas.toBlob(function(blob) {
  var formData = new FormData();
  formData.append('canvas', blob);

  var xhr = new XMLHttpRequest();
  xhr.open('POST', '/save-canvas');
  xhr.onreadystatechange = function() {
    if (xhr.readyState === 4 && xhr.status === 200) {
      console.log('Canvas saved successfully');
    } else {
      console.error('Error saving canvas:', xhr.statusText);
    }
  };
  xhr.send(formData);
});

第三者ライブラリを使用する

Fabric.js を補完する、キャンバスをサーバーに保存するための機能を提供するいくつかのサードパーティライブラリがあります。以下に、その例をいくつか紹介します。

これらのライブラリは、独自の機能と利点を提供している場合がありますので、ニーズに合ったライブラリを選択することが重要です。


database json savechanges



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