SQL Server Management Studio 2005: 保存プロシージャを全てスクリプト化する方法【完全ガイド】

2024-04-06

SQL Server Management Studio 2005で保存プロシージャをすべてスクリプト化する

SQL Server Management Studio (SSMS) 2005を使用して、データベース内のすべての保存プロシージャをスクリプト化する方法はいくつかあります。

方法

オブジェクト エクスプローラーを使用する

  1. SSMS 2005を起動し、対象となるデータベースに接続します。
  2. オブジェクト エクスプローラーで、データベース > プログラム可能性 > 保存プロシージャ を展開します。
  3. スクリプト化する保存プロシージャをすべて選択します。
  4. 右クリックして、スクリプトの作成 > 選択したオブジェクトをファイルに を選択します。
  5. スクリプトの生成 ダイアログボックスで、出力オプションを選択します。
  6. OK をクリックして、スクリプトファイルを保存します。

クエリ エディターを使用する

  1. SSMS 2005で新しいクエリ エディター ウィンドウを開きます。
  2. 次のクエリを実行します。
USE <データベース名>
GO

SELECT 
    ROUTINE_NAME,
    ROUTINE_DEFINITION
FROM 
    INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES
WHERE 
    ROUTINE_TYPE = 'PROCEDURE'
ORDER BY 
    ROUTINE_NAME;
  1. クエリ結果をファイルに保存します。

T-SQL スクリプトを使用する

  1. 次の T-SQL スクリプトをファイルに保存します。
USE <データベース名>
GO

DECLARE @sql nvarchar(max)

SET @sql = N''

SELECT 
    @sql = @sql + N'GO' + CHAR(13) + CHAR(10) + 
    ROUTINE_DEFINITION
FROM 
    INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES
WHERE 
    ROUTINE_TYPE = 'PROCEDURE'
ORDER BY 
    ROUTINE_NAME;

EXEC sp_executesql @sql

GO
  1. SSMS 2005でスクリプトを実行します。

注意事項

  • 上記の方法はいずれも、データベースのスキーマのみをスクリプト化します。 データは含まれません。
  • スクリプトを実行する前に、必ずバックアップを取るようにしてください。



USE AdventureWorks2019
GO

SELECT 
    ROUTINE_NAME,
    ROUTINE_DEFINITION
FROM 
    INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES
WHERE 
    ROUTINE_TYPE = 'PROCEDURE'
ORDER BY 
    ROUTINE_NAME;
USE AdventureWorks2019
GO

DECLARE @sql nvarchar(max)

SET @sql = N''

SELECT 
    @sql = @sql + N'GO' + CHAR(13) + CHAR(10) + 
    ROUTINE_DEFINITION
FROM 
    INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES
WHERE 
    ROUTINE_TYPE = 'PROCEDURE'
ORDER BY 
    ROUTINE_NAME;

EXEC sp_executesql @sql

GO

出力例

USE AdventureWorks2019
GO

-- 以下のコードはサンプルです。実際の出力は異なる場合があります。

GO

CREATE PROCEDURE [dbo].[uspGetEmployeeByHireDate]
    @HireDate datetime
AS
BEGIN
    SELECT 
        *
    FROM 
        HumanResources.Employee
    WHERE 
        HireDate = @HireDate;
END
GO

GO

CREATE PROCEDURE [dbo].[uspUpdateEmployeeSalary]
    @EmployeeID int,
    @NewSalary money
AS
BEGIN
    UPDATE 
        HumanResources.Employee
    SET 
        Salary = @NewSalary
    WHERE 
        EmployeeID = @EmployeeID;
END
GO

...



SQL Server Management Studio 2005で保存プロシージャをすべてスクリプト化する他の方法

SQL Server Management Studio 2005 の機能を拡張するサードパーティ製ツールがいくつかあります。 これらのツールの中には、保存プロシージャをスクリプト化する機能が含まれているものがあります。

代表的なツール

  • ApexSQL Script
  • Red Gate SQL Prompt
  • dbForge Schema Compare for SQL Server

PowerShell を使用して、保存プロシージャをスクリプト化するカスタム スクリプトを作成できます。

PowerShell スクリプトの例

# PowerShell を使用して SQL Server の保存プロシージャをすべてスクリプト化するスクリプト

# 使用する SQL Server インスタンスの名前
$serverName = 'localhost'

# 接続するデータベースの名前
$databaseName = 'AdventureWorks2019'

# 保存プロシージャを格納するフォルダー
$outputFolder = 'C:\Temp\Scripts'

# SQL Server に接続
$connection = New-Object Microsoft.SqlServer.Management.Smo.Server($serverName)

# データベースに接続
$database = $connection.Databases[$databaseName]

# すべての保存プロシージャを取得
$storedProcedures = $database.StoredProcedures

# すべての保存プロシージャをスクリプト化する
foreach ($storedProcedure in $storedProcedures) {
    $script = $storedProcedure.Script()
    $scriptPath = Join-Path $outputFolder $storedProcedure.Name + '.sql'
    Set-Content $scriptPath $script
}

# 接続を閉じる
$connection.Disconnect()

Transact-SQL バッチファイルを作成して、保存プロシージャをすべてスクリプト化できます。

Transact-SQL バッチファイルの例

USE AdventureWorks2019
GO

DECLARE @sql nvarchar(max)

SET @sql = N''

SELECT 
    @sql = @sql + N'GO' + CHAR(13) + CHAR(10) + 
    ROUTINE_DEFINITION
FROM 
    INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES
WHERE 
    ROUTINE_TYPE = 'PROCEDURE'
ORDER BY 
    ROUTINE_NAME;

EXEC sp_executesql @sql

GO

SSIS パッケージの例

  1. 新しい SSIS パッケージを作成します。
  2. データ フロー タスクを追加します。
  3. データ フロー タスクで、OLE DB ソースとファイル システム デスティネーションを使用します。
  4. OLE DB ソースを構成して、INFORMATION_SCHEMA.ROUTINES ビューからデータを読み取ります。
  5. ファイル システム デスティネーションを構成して、保存プロシージャのスクリプトをファイルに書き込みます。

sql-server ssms


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