C#、SQLite、System.Data.SQLiteにおけるユーザー定義関数の作成・使用: 他の方法

2024-04-06

C#、SQLite、System.Data.SQLiteを用いて、ユーザー定義関数を作成・使用する方法について解説します。

ユーザー定義関数とは

SQLiteは、C#のようなプログラミング言語から直接アクセス可能な軽量なデータベースエンジンです。データベースに組み込み可能な独自の関数を作成したい場合、ユーザー定義関数を作成できます。

作成方法

System.Data.SQLiteでは、以下の2種類のユーザー定義関数をC#で作成できます。

  • スカラー関数:単一の値を返す関数
  • 集計関数:テーブルの列の値を処理し、集計結果を返す関数

スカラー関数

[SQLiteFunction(Name = "AddOne")]
public static int AddOne(int value)
{
  return value + 1;
}

上記コードは、AddOneという名前のスカラー関数を作成します。この関数は、引数として渡された値に1を加算して返します。

集計関数

[SQLiteFunction(Name = "TotalLength", FunctionType = FunctionType.Aggregate)]
public static int TotalLength(IEnumerable<string> values)
{
  int totalLength = 0;
  foreach (string value in values)
  {
    totalLength += value.Length;
  }
  return totalLength;
}

上記コードは、TotalLengthという名前の集計関数を作成します。この関数は、文字列のリストを受け取り、その合計文字数を返します。

使用例

using (var connection = new SQLiteConnection("Data Source=MyDatabase.db"))
{
  connection.Open();

  // スカラー関数の使用
  int result = (int)connection.ExecuteScalar("SELECT AddOne(5)");
  Console.WriteLine(result); // 出力: 6

  // 集計関数の使用
  int totalLength = (int)connection.ExecuteScalar("SELECT TotalLength(Name) FROM Customers");
  Console.WriteLine(totalLength); // 出力: 123
}

上記コードは、作成したユーザー定義関数をどのように使用するかを示しています。

ユーザー定義関数に関する詳細情報は、以下のリソースを参照してください。




スカラー関数

using (var connection = new SQLiteConnection("Data Source=MyDatabase.db"))
{
  connection.Open();

  // スカラー関数の使用
  int result = (int)connection.ExecuteScalar("SELECT AddOne(5)");
  Console.WriteLine(result); // 出力: 6
}

// AddOne関数の定義
[SQLiteFunction(Name = "AddOne")]
public static int AddOne(int value)
{
  return value + 1;
}

集計関数

using (var connection = new SQLiteConnection("Data Source=MyDatabase.db"))
{
  connection.Open();

  // 集計関数の使用
  int totalLength = (int)connection.ExecuteScalar("SELECT TotalLength(Name) FROM Customers");
  Console.WriteLine(totalLength); // 出力: 123
}

// TotalLength関数の定義
[SQLiteFunction(Name = "TotalLength", FunctionType = FunctionType.Aggregate)]
public static int TotalLength(IEnumerable<string> values)
{
  int totalLength = 0;
  foreach (string value in values)
  {
    totalLength += value.Length;
  }
  return totalLength;
}

このコードは、TotalLengthという名前の集計関数を作成し、データベース接続を使用して呼び出す方法を示しています。




C#、SQLite、System.Data.SQLiteにおけるユーザー定義関数の作成・使用: 他の方法

System.Data.SQLite以外にも、C#でSQLiteユーザー定義関数を作成・使用する方法があります。

方法

  • SQLite拡張モジュール

SQLite拡張モジュールは、C言語で記述された共有ライブラリです。ユーザー定義関数をC言語で記述し、SQLiteにロードすることで使用できます。

  • LINQ to SQL

LINQ to SQLは、C#を使用してデータベースを操作するためのフレームワークです。LINQ to SQLを使用することで、C#のラムダ式を使用してユーザー定義関数を記述できます。

  • C言語で記述するため、高速な処理が可能
  • 複雑な処理を実装できる
  • C言語の知識が必要
  • System.Data.SQLiteよりも複雑な設定が必要
  • C#の知識のみで記述できる
  • 比較的簡単にユーザー定義関数を記述できる
  • 処理速度がSQLite拡張モジュールよりも遅い場合がある
  • 実装できる処理に制限がある

処理速度や複雑さを考慮し、適切な方法を選択する必要があります。

  • 高速な処理が必要で、複雑な処理を実装したい場合は、SQLite拡張モジュールを使用します。
  • 比較的簡単にユーザー定義関数を記述したい場合は、LINQ to SQLを使用します。

c# sqlite system.data.sqlite


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